南アルプス天然少年団

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通りすがりの傍観者の足跡。

X-QUEST 2017 AUTUMN PERFORMANCE『愛だ』(2017/10/18-22)雑記

X-QUEST 2017 AUTUMN PERFORMANCE『愛だ』
【原作】
ヴェルディ：歌劇『アイーダ』
【作・演出】
トクナガヒデカツ
【出演】
清水宗史 / 塩崎こうせい / 高田淳 / 大野清志 / トクナガヒデカツ / 市川雅之 / 佐藤仁美 / 荻窪えき（以上X-QUEST）
古川小夏（アップアップガールズ(仮)） / 小玉百夏 / 遠藤沙季 / 門野翔（@emotion） / 渡辺隼斗 / 豊田茂（劇団青年座） / 野地春秋 / 赤間直哉（天才劇団バカバッカ）
【スタッフ】
音楽：三善雅己　音響：山下菜美子(mintAvenue inc.)　照明：阿部将之(LICHT-ER)　舞台監督：横尾友広　殺陣：x-BLADE
振付：野地春秋/塩崎こうせい　小道具：x-ART　衣裳デザイン：若原幸　衣装：若原工房/田口裕美/創木希美/津田美穂/那須智美/柴田梨絵　スチール写真：ノザワトシアキ　舞台写真：石澤知絵子　宣伝美術：hs　WEB：O-nishi/hs　演出助手：高野麻里恵　制作：登紀子(アイビス・プラネット)
【劇場】
新宿村LIVE
【日程】
2017年10月18日(水)〜10月22日(日)

http://www.x-quest.jp/stage/ai_da/

雑記

アップフロントとは古くからおつきあいのあるX-QUEST。
アップフロントとX-QUEST関連作品
旧・劇団プロジェクト（現・演劇プロジェクト）の二本立て作品『ゆめとうつつとまぼろしと』のうち、「百円野菜」(2006年7月31日〜8月6日。能登有沙・大瀬楓出演。＠シアターグリーン メインホール)に、塩崎こうせい氏が出演したのが最初だと思われる。
その後、劇団本公演の『剣狼』（2006年10月5日〜9日＠東京芸術劇場小ホール1）に稲葉貴子とハロプロエッグ勢（武藤水華・橋田三令・古川小夏・後藤夕貴）が出演。
筆者が初めて観たのはメロン記念日と稲葉貴子が出演した、劇団プロジェクト作品『私を土星に連れてって！〜RPG Fly Me To The Saturn〜』（2007年5月11日〜20日＠シアターグリーン・BIG TREE）であった。
その後しばらく間があって、メロン記念日解散後の大谷雅恵が劇団本公演の『金と銀の鬼2011』（2011年3月2日〜6日＠シアター千住 THEATRE1010 ミニシアター）に出演。
この出演は大谷雅恵トークライブ（2010年10月25日＠阿佐ヶ谷LOFT A）にトクナガヒデカツ・塩崎こうせい両氏がゲスト出演して発表されたものであった。



というわけで、実に6年ぶりのX-QUEST観劇だったわけだが、X-QUESTの皆さん、びっくりするほど歳とらない…。
古川小夏殿、11年ぶりのX-QUEST出演とか。かなりの頻度で観劇にも行っていたので、いつかまた出演してくれるものだと思っていた。
アクションやダンスの多い劇団だけに、アプガ勢には向いている。
相手役はX-QUEST作品以外（ASSH作品）でもアップフロント勢（OG含む）と共演の多い清水宗史氏。
そういえば筆者、『降臨FIGHT』（大谷雅恵出演。ヒロイン役はいまや“宿敵”の酒井瞳）の千穐楽で“清水宗史賞”（「信長の野望」のゲームソフト）が当選したなぁ、などと。
愛、権力、栄達、信頼、利用、嫉妬、裏切り、虚言、戦争、偽りの裁き…。
奇しくも公演期間は選挙期間中。実際の政治やそれに絡む諸問題とも重なったことで、作品のメッセージ性をより強く感じさせられた。
それは単なる偶然ではなく、それが“神託”であったのかと思えるくらい。
ちょうど公演終演後に、BSプレミアムにて『歌劇 アイーダ』をやっていたので、「ああ、これがこうなってああなったわけか…」などと二度美味しくいただけた。

（BSプレミアム20171113放送『歌劇 アイーダ』より）



個人的MVPはファラオ役の豊田茂氏。


結婚式のスピーチの練習の場面、観客の意表をついたところからカンペを取り出したり。踊りまくる場面なども。
千穐楽では「美女とインスタ映え！」のセリフを、
「アップアップガールズ・インスタ映え！」





終演後は役者が入り口階段に出て、パンフレットなどのサインをしてくれる。
階段のこのあたりにこの役者が来ますとい掲示があってわかりやすい。

ちなみに千穐楽では古川小夏列が階下の遠藤沙季殿（王女アムネリス役）の場所まで達していて、少し遅れて出てきた遠藤殿が自分の場所を探していると、アプガヲタが、
「王女様、こちらです」
と、列をちょいと移動して遠藤さんのファンの方に場所を譲ったりしておりました。


千穐楽の開演前、スタッフが帽子をかぶっている客に帽子をとるように促していた。あれなどライブハウスでもやってほしい。キャップくらいならいいけど、バカでかい帽子かぶってるのはホントに邪魔だし。
その他もX-QUESTの場内整理だったりサイン列だったりの仕切りは実にお見事でした。
全アイドル事務所・運営、全アイドルフェス運営、各ホール・ライブハウススタッフ見習えレベルであった。






――X-QUEST 2017 AUTUMN PERFORMANCE『愛だ』、了――