南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

2020年7月 酒と自粛の日日(7/26)

舞花卒業記念特大ポスター


なお、卒業の期日はまだ発表されていない(コロナの影響で絶賛延期中)。


市井紗耶香タレントアイドルグループ オーディション」最終審査


🍭 モー娘。OG 市井紗耶香プロデュース「タレントアイドルグループオーディション」最終メンバー16名が決定! - Pop'n'Roll(ポップンロール)
「市井紗耶香タレントアイドルグループ オーディション」最終審査で16人の合格者決定!応募者たちの姿に「すごい勇気をもらいました」


IDOL AND READ 023取材レポその9(高萩千夏/アップアップガールズ(2)) | 『IDOL AND READ』のブログ

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細かすぎて伝わらないメジャーリーガーの物真似

熱烈な牧野真莉愛ヲタとして知られる、東京女子プロレス甲田代表。




NHK『「麒麟がくる」までお待ちください~キャスト・スタッフが明かす大河ドラマの舞台裏 大河ドラマの舞台裏を大公開!』


平清盛』(2012年)で加藤浩次の出血シーンはホントに出血していた…というのが驚いた。


■2010~2020年の大河ドラマ

題名 時代 主人公 主演 脚本家
2010 龍馬伝 幕末 坂本龍馬 福山雅治 福田靖
2011 江~姫たちの戦国 戦国~江戸 上野樹里 田渕久美子
2012 平清盛 平安末期 平清盛 松山ケンイチ 藤本有紀
2013 八重の桜 幕末~明治 山本(新島)八重 綾瀬はるか 山本むつみ*1
2014 軍師官兵衛 戦国~安土桃山 黒田官兵衛 岡田准一 前川洋一
2015 花燃ゆ 幕末~明治 杉文(楫取美和子) 井上真央 大島里美*2
2016 真田丸 戦国~江戸 真田信繁 堺雅人 三谷幸喜
2017 おんな城主 直虎 戦国~安土桃山 井伊直虎 柴咲コウ 森下佳子
2018 西郷どん 幕末~明治 西郷隆盛 鈴木亮平 中園ミホ
2019 いだてん ~東京オリムピック噺~ 明治~昭和 金栗四三/田畑政治 中村勘九郎/阿部サダヲ 宮藤官九郎
2020 麒麟がくる 戦国~安土桃山 明智光秀 長谷川博己 池端俊策*3


しかしこうしてみると、ここ10年の間に問題点が噴出している感もある。

  • 一年通して書ける脚本家が少ない。
  • 歴史を正しく理解している脚本家が少ない。
  • 時代考証を上手く利用できていない場合が多い。
  • 女性主人公の時、女性目線にこだわりすぎて失敗しがち。

真田丸』や『直虎』のような傑作もあるのだが、個人的には歴代ワースト4(『江』『軍師官兵衛』『花燃ゆ』『西郷どん』)がこの10年間に揃っている。
真田丸』は旧説・新説を上手く脚本に取り入れていた。新説に明るく、フットワークの軽い若手の学者を時代考証に起用したことも大きく、脚本家と時代考証陣のタッグが上手くいって作品を成功に導いた。
『直虎』は、実在が不明な人物だけにほぼオリジナルストーリーといってよく、しかしあちこちに歴史の小ネタを入れて成功した。
軍師官兵衛』は一話完結方式の脚本で、ぶつ切りでちっとも“大河”になっておらず、せっかくの鉄板の企画を台無しにした感。
「戦のない世を作る」と言っていた官兵衛が、自分のために戦を起こすなど、キャラ設定にもおかしなところがあった。登場人物のバランスもいびつで、黒田家より主君である豊臣家の方が家臣が少ないとかもあった。それになにより、本能寺の変の朝廷陰謀説(現在では完全に否定されている)は作り手側が歴史を理解していないのではないかと思えるほど。
西郷どん』は歴史解釈がとても雑だった(幕末の薩摩藩関連は複雑なので相応の説明が必要)。それに、なんでもかんでも西郷の手柄にする展開が酷かった。
『江』や『花燃ゆ』のように、女性視聴者・女性目線にこだわると、合戦シーンや剣戟シーンが少なくなる傾向がある。しかし、大河ドラマを観ようとする女性は、『八重の桜』の会津軍・山本八重の戦闘シーンが好評だったように、そういうシーンは観たいわけで…。結果、新規客を取り込もうとしたが思うようにいかず、かえって古参客が去っていくというダメなアイドル運営のようなことになった。
『江』は放送中に東日本大震災があって、徳川秀忠の子の中で唯一彼女が産んだ子ではない保科正之(明暦の大火の時に庶民の救済や江戸の復興に尽力)が注目されたことも不幸だった。「それに比べて江の産んだ息子たちときたら…」「母親としては失敗者では?」となったわけである。
『花燃ゆ』も同様に、吉田松陰ら登場人物たちの思想が老中暗殺計画など過激になっていく過程で、ISILによるテロやオウム裁判があり、印象が悪くなったということもあった。
また、視聴率低下のテコ入れからか、脚本家を次々に入れ替えたために前の脚本家が書いた伏線らしきものをまったく回収できず、つぎはぎだらけのストーリー展開に。前半で意味ありげに登場した坂本龍馬が、脚本家が変わるとその後まったく登場しなくなるなど*4
だいたい、女性主人公ならば誰でもいい、というわけではなくて、『篤姫』(2008年)の篤姫や山本八重のように歴史上でなにごとかをやり遂げた人物でなければ成立しないものである。*5


さて、『麒麟がくる』はクライマックスの本能寺の変をどう描くのか。
心配なのは『軍師官兵衛』の脚本家が加わっているので、悪名高き朝廷陰謀説を繰り返すのではないかと不安になる。


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「テレワーク7割の推進を」西村大臣が経済界に再要請

「でも休日はGO TO 使って旅行しろよ」と。
 
 

*1:山本むつみ、吉澤智子、三浦有為子

*2:大島里美宮村優子金子ありさ小松江里子

*3:池端俊策前川洋一、岩本真耶、河本瑞貴

*4:プロデューサーは「脚本家の継投ははじめからの予定」といまだに言っているらしい。だとしたら大失敗だったことになる。

*5:『花燃ゆ』の杉文に関しては、『八重の桜』で長州が敵役にされたことに憤った山口県出身の某総理が「今度は長州の女が主人公なのをやれ」とNHKにゴリ押しした…という説があったりするが、真偽の程はわからない。