南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

『かつて「モー娘」いま舞台』

劇場側 集客手堅く歓迎ムード


人気の女性歌手グループ「モーニング娘。」の元メンバーが、舞台に活動のウイングを広げている。安倍なつみ矢口真里藤本美貴らが軽やかにはじける活躍ぶり。評判もまずまずという。劇場側も、熱心なファンら観客動員が見込めることもあり、歓迎ムードだ。


グループ結成時、「必ず続く」と確信した人に負けないくらい、「すぐ解散する」と見た人も少なくなかったに違いない。しかし、出す曲はおおむねヒット街道を猛進。そして、複合体が単体にばらけて動きだすように、テレビドラマから舞台へ。


この2月、東京・新橋演舞場での人情劇「わらしべ夫婦双六旅」(中島淳彦作・ラサール石井演出)に、矢口が出た。矢口は、旅一座の天才少女歌手役。芝居巧者の中村勘三郎藤山直美らに交じって「ミクロ系」のきらめきを発揮した。


童顔の代名詞「なっち」(安倍)は、東京ACTシアターで27日まで上演中の祝祭音楽劇「トゥーランドット」(宮本亜門演出、久石譲音楽)に出演中だ。プッチーニのオペラでも有名な寓話劇を下敷きにして、新たに曲を作った。安倍は、かなわぬ恋心を持つ侍女役で、自己犠牲の愛の歌が、純真さを表現。戯曲季刊誌「せりふの時代」は春号で、安倍へのインタビュー記事を載せた。


商業演劇の拠点の一つ、東京・浜町の明治座で18日夜始まる舞台「HAKANA」(横内謙介作、杉田成道演出)は、藤本が主演する。墓場の死体を集め、赤子の魂を吹き込んで作られた女性儚(はかな)と、博徒恋物語。藤本は「現場は慣れていますが、気持ちをぶつけるところなどが演劇は難しい」という。


劇場側は、元メンバーの出演をどう受け止めているか。
「当初、演劇の舞台は大丈夫か心配でしたが、杞憂(きゆう)だった」と、劇場関係者はもらす。モー娘時代からのファンという手堅い観客を押さえられる点で、期待も大きい。
「コンサートばりに、男性ファンが大声で叫ぶのではと思ったけれど、行儀がよい」と、別の関係者は言う。


藤本は話す。「モー娘時代から仕事が楽しくて。今、舞台という新しい世界に入って、ますますうれしいから輝けるのだと思います」(朝日新聞

http://www.asahi.com/culture/stage/theater/TKY200804180234.html





なんか気色悪いほど褒められておるわけでして。
ていうか、この記者…、


ハロプロのこと好きだろ!


「童顔の代名詞」とか「ミクロ系のきらめき」なんて表現、好きな人じゃなきゃ書けないと思う。




朝日の記事だと、以前、キューティー★マミー早見優堀ちえみ松本伊代)のコンサートについての記事で、これと逆のことがあった。
おそらくかつて彼女たちのファンだったと思われる記者による、思い入れたっぷりの記事で、
「彼女たちのダンスに感動」
「現役のアイドル顔負け」
などとあって、それはそれで微笑ましいものであったが、最後に、
中澤裕子が彼女たちの歳になった時、彼女たちのように踊れるだろうか」
と結んでおり、さすがにこの勇み足には、ちょっと失笑してしまった(気持ちはわかるのだが)。
逆に、キューティー★マミーの皆さんが、中澤殿と同じ歳の時にどれだけ踊れたんだ?
ハロコン観てみろ。中澤殿、まだ“現役”だぞ。
(確か、ごく初期の『ハロモニ。』にゲスト出演した現・キューティー★マミーの某メンバーが『恋のダンスサイト』の振り付けを娘。たちと一緒にやって…というのがあったと思う)




というわけで、今回のこの記事も、その手の「微笑ましい記事」のひとつとして受け止めておこうと思う。




さて、そんな中、筆者はハロプロとは無関係の日生劇場に行って来たわけであるが、それはまた別の機会に。