南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

『FAMILY OF THE DEAD』11/20アフタートークショー

『FAMILY OF THE DEAD』本日千秋楽につき、ネタバレ制御機能緩和中。
会話中、芝居のラストについても触れているので、未見でDVDを楽しみにされている方は気をつけてお読み下さい。



段取り

カーテンコールの後、役者一同ハケて、入れ替わりに、進行役の演出・中村純壱郎氏が登場。
ゾンビ役の皆さん(カトリ ゴ・ゴッ・ゴー!ほか)が椅子・マイクをセッティング。
ベン役(サラの婚約者)武井シュウイチ氏、これをフォロー。
ゾンビ役の皆さん、動きもゾンビのままなのでノロく、中村氏適当にイジりながら。
最後に舞台床に這いつくばりながらマイクコードのセッティングを終えたお母さん役(関口純子)が正座して客席に丁寧に一礼して退場。客席のヲタも一礼(笑)
で、メロン記念日勢登場となるわけだが、どこから出て来るのか中村氏も一瞬わからず、意表をついて階段から登場。
メロン記念日のテーマ。
舞台下手より中村氏、斉藤瞳村田めぐみ大谷雅恵の順で着席。



今回またトノチョ’に出演すると聞いて、まず始めに思ったことは?

斉藤「素直に『嬉しい』ですよ。いつも人見知りするのに、ここはゲームとかのワークショップが楽しくて、打ち解けやすかったんですよ」


村田「昨年、私はある大失敗をしてしまいまして…(机を舞台から落としてしまった)。ちょっと勢いが良すぎまして…。そのリベンジをと」
中村「じゃ、今回はもっと大きな机を…」
と、舞台上の大きなテーブルを指差す。
村田「いやいや、落とさないです(笑)」


大谷「昨年と同じ時期に…(中村氏が汗を気にしてばかりいるので大声で)素晴らしい!舞台に!し・た・い・な・と!!」
中村「いやいや、聞いてますから…。ここライトがやけに当たって…なんでしたっけ?」
大谷「聞いてないじゃん(笑)」



自分の役柄について

斉藤(タレント・ケイト役)「自分に近い役…」
客席「(笑)」←芝居を観るとわかる
斉藤「笑うなっ!…ま、私の場合は街中で見てもわからないと思うけど…がんばります(笑)…あと、ここのところ(『かば』も含めて)妹役が続いてまして。一応メロンではリーダーだったり、家では長女だったりするので新鮮で、甘えさせてもらってます(笑)」


村田(家族がゾンビになってしまうサラ役)「私はゾンビに親近感湧いてしまいました。ニーナ(仁衣奈。妹役。五十嵐なつみ)とポーカーやったら、実際ホントに強くて負けてるし(優秀な妹にコンプレックスを抱いている役で、ゾンビになった妹にもポーカーで負ける場面がある)。あー、こんな感じかと(笑)」


大谷(テロリスト・ジョー役)「私も役柄は近いですよ」
中村「テロリストが?」
客席「おおおお…!」
大谷「ええまあ…、いやいや(笑)、辛い時、回りの楽しいことまで腹たったりするでしょ?(こんな世の中なくなってしまえ!と思ってテロリストになった設定)…そういうことありましたから」



稽古場でのエピソード

中村「約一ヶ月の稽古期間だったわけですが」
斉藤「やっぱり“噛み様”かなあ…?(笑)」
一同(笑)
斉藤「もう、そんなとこで噛むのか?っていうね…(笑)」
中村「いるんですよ、噛み様が…。“神様”じゃなくて“噛み”様ね。今日も噛むし、あと間違えるし…」
客席「(笑)」←はっきりわかるセリフの間違え方をした。
中村「出てくるかな?(後ろの様子を窺う)」
客席拍手。
やがて、“噛み様”こと岩崎亮氏(ケイトの兄でマネージャーの友野役)、恥ずかしそうに登場。
岩崎「すいませんでした!」
と、客席に向かって深々と一礼。
中村「謝っちゃったよ(笑)…でも、そのあと芝居でちゃんと返してたから」
と、フォロー。
岩崎氏申し訳なさそうに舞台隅後方に立ち、廊下に立たされている生徒の感じ。
斉藤「いやもう、だから、ムードメーカーというかね…」
村田「みんなのアイドルですからね」
大谷「アイドルだ♪アイドルだ♪」
斉藤「私は一緒の芝居が多いので、よく合わせてもらいました。ありがとうございました」
岩崎氏一礼して去る。
客席拍手。


村田「私は魚肉ソーセージとクッキーを皿に盛り付けて出てくるところ…。あのソーセージ、稽古の時から使ってるんですけど、いいのかな?って…」
中村「あれ、僕が家で切ってくるんですけど、めんどくさいんですよね。…もうヤバい?」
村田「もうソーセージがこんな(反っている状態)になっちゃって…」
中村「じゃ、明日の朝切ってきます。今日あと一公演だけもたせましょう」


大谷「今回、ゲームが少なかった…。あと、台本の仕上がりがひとみんの誕生日だったし」
斉藤「そう、私の誕生日仕上がり」
中村「そう、誕生日に合わせてね。あれいつでしたっけ?…10月31日ね…。どうもすいませんでした(笑)」



中村氏への質問

大谷「たまにはこっちから質問―」←劇中同じセリフがある。


ということで、メロン記念日勢から中村氏への質問コーナー。


―なぜゾンビのお芝居を?
中村「昔からゾンビ映画が好きで。ほとんど観てるんじゃないかと思うんですが、一度舞台でやってみたくて」


―ゾンビになったサラ(村田)の家族はあのあとどうなった?
中村「ご想像にお任せします…。でもまあ、助かるでしょ。いや、皮膚があれ、腐ってるからな…。でもまあ、ワクチン手に入ったんだから助けますよね。だから最低でも自我は取り戻してると思う。ホントは最後、家族も出したかったんですけどね。メイク落としが間に合わないっていう…。そういうことが大きいんで(笑)」


―途中で神内について家を出て行った槙原(半田直)はどうなった?
中村「これもまあ、皆さんのご想像にお任せします。…でもまあ、神内(園山ことえ)に託して(未払分の)家賃を届けてもらったりしてるんで(槙原はサラの家の二階の賃貸に住んでいた設定)、のっぴきならない状態ではないんでしょう。まあ、出て行った途端にゾンビに咬まれてゾンビになっちゃってたり、死んじゃってたりしてもそれはそれでいいわけで…。まあ、ご想像にお任せします(笑)」