メンバー内の対立構図がだんだん明らかに(笑)
内輪揉めと暴露し合い、カミングアウトもあり…。
“かつてのモーニング娘。”を思い出した。
不協和音、と言ってもいいくらいのかしましさ。
歌で目立てなければトークで目立ってやろう、ここで自分をアピールしてやろう、という一種の野望感。
それでいて、歌の時にバシッとまとまるからカッコよく、しかも面白かったのだ。
道重さゆみ殿。
もともとこの人は、現メンバーの中ではきちんと計算して、こういうトークにハマる人だった。
いわば、トークのエース。
それと最近思うのだが、この人は「歌とダンスが一番ヘタ」というのを売りにして「これだけは他人に譲らない!」くらいの気持ちでやっているように思う。
ホントはわりとうまくなってる気がするのだが。
光井愛佳殿。
意図してヒール役を狙ってるのか?…といった感じでかき回している。
どんどんかき回してほしい。
亀井絵里殿。
テキトーキャラにますます研きがかかってきた感。全体のひとつのアクセントになればしめたものだ。
リーダーやりたい、と言い放った田中れいな殿。
どうせなら、鈴々舎馬風師匠の十八番、『会長への道』(注)みたくネタにすればいい。
馬風師匠はホントに会長になっちゃったものな…。
(注)『会長への道』
「今の会長の〇〇が死ねば、次の会長は△△。だけどあいつは胃が弱い…(笑)」などと言いながら落語協会会長への野望を語る創作落語。馬風師匠がホントに会長に就任してしまった現在ではもちろん封印されている。
みんながみんなしゃべるようになると、口ベタなリーダーというのがかえって目立つ。
それでいいのだ。
リーダーはみんなをまとめる時に大切なことを語ってくれればいい。
口ベタな人間だからこそ、訥々と話す姿がみんなの心をうつ。
“かつてのモーニング娘。”には、人一倍口の達者なリーダーがいた。
口のたつ集団のリーダーは、人一倍口の達者な人間か、人一倍口ベタな人間が適任なのだ。