南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

『かば3』アフタートークショー(3/18)

公演終了につき、ネタバレ防止機能かなり緩和中。
未見でDVDを楽しみにされている方はご注意ください。



オープニングアクト

カーテンコール後、出演者退場し、窓から作・演出の太田善也氏登場。
今日は身を屈めて入って来る盗賊団のボス風演技。
仲間に合図して、散歩道楽男優陣(キムユス、谷中田善規、椎名茸ノ介、植木まなぶ…)、次々に同じように入って来て、ソファー等のセッティングを始める。
太田「台本と演出をやりました太田です」
客席<拍手
さらに男優陣と対立の構図、睨み合う。
太田「なんだ…?」
男優陣「お前に言いたいことがある!」
と言って、椎名茸ノ介氏(元春役)のリードで全員でのラップが始まる。
見事に決まってから、メロン記念日登場。


メロン記念日のテーマ
しかし、今日は若干戸惑いながら登場。
村田「いったい何が始まったのかと…」
太田「昨日のアフタートークショーの最初で僕のテンションが落ちたんでやってみました」
http://ohtaz.exblog.jp/9858585/
メロン「上がりましたか?」
太田「上がりました(笑)」



自己紹介

今回も舞台上手のソファーに右から、村田、大谷、斉藤、柴田の順、下手側キーボードの椅子に太田氏着席。
太田「まぁ、今さらって感じなんですが、(客席に)僕の友達も今日何人か来てますんで」
斉藤「是非やらせてください♪」
と、
村田「菅原家長女悦子役:村田めぐみです!」
大谷「菅原家次女玲子役:大谷雅恵です!」
斉藤「菅原家三女弥生役:斉藤瞳です!」
柴田「菅原家四女若菜役:柴田あゆみです!」
と、自己紹介。



稽古中のエピソード

太田「誰か何かある?」
と、今回は指名なし。
大谷「これは…、手を挙げなきゃいけないかな…?」
と、挙手。
太田「じゃ、大谷さん」
大谷「今回、稽古期間が二週間しかなくて、途中で大丈夫、間に合う、とは思ったんですけど…。顔合わせの時にもう初日まで一ヶ月切ってましたからね。太田さんの(自分の腕を叩きながら)腕がいいから♪」
太田「(照)」


斉藤「関係ないんだけど、いや、そんなに関係ない話じゃないんだけど…。ワークショップっていうゲーム形式の稽古の時に、忘れられない…、たぶん太田さんも忘れられない出来事があって…」




例えば、

太田<ウルトラマン
というと、役者全員、「ウルトラマン」で連想するポーズをとる。
全員が同じポーズをとっていると良い。

…というゲーム。


斉藤「初め、太田さんが…」
太田「いや、あの時は(あいざわ)元気さんだったんだ」
斉藤「あ、そうでしたっけ?」

元気<太田善也




岡井明日菜<誰、それ…?


客席<爆笑
太田「どうもフルネームがわからなかったみたいで…」
斉藤「ショックじゃありませんでした?」
太田「いや、『よしなり』を知らなかっただけで…。『太田って誰?』だったら凹むけどね…」


柴田「アッスーのチクリみたいになっちゃってヤなんだけど…、まなぶさん、正美ちゃん役の(星野正美役:植木まなぶ氏)名前をメールで「はなぶさん」って書いてて…。なんか人づてに聴いたのが伝言ゲームみたいになっちゃったみたいで…(笑) 本人『間違えました』って言ってたけど…、まぁ、そういうことにしておきましょう(笑)」


太田「でも、アッスーはホントにいいコでね。今回出演してない、英ちゃん役の中野順一朗が、声だけ録りに来てくれたんですが、その時も自分から挨拶に行ってました」
と、フォロー。


村田「私は稽古中に誕生日がありまして。サプライズがあったんですが、稽古の最後に、『追加の台本だ』って渡されて読まされたんです…。悦子と金田の会話なんですが、これがありえない…!(笑)」
太田「ト書きに『宙を舞う』とか書いたもんね(笑)」
客席<爆笑
村田「悦子のセリフが『〜だっちゃ♪』とかラムちゃんみたいで」
太田「そうそう…(笑)」
村田「でも、そういうことまでプロデュースしてくれるんだなぁ〜って、感激しました」


当日の鉄炮塚雅よ殿(恵理ちゃん役)のブログ。
http://zattu30.jugem.jp/?eid=41



散歩道楽Tシャツ

太田「このアフタートークショーでは、毎回ゲストを呼んでるんですが、今日は“みーよ”こと三好絵梨香ちゃんです」
客席<拍手
太田「みーよ!」
と呼ぶが、
三好「はーい!」
と答える声がやけに遠い(笑)
一同「???」
柴田「みーよ?」
三好「はーい!」(←遠い)
大谷「どこにいんの?」
三好「はーい」「はーい」「はーい」
と、だんだん声が近づいて来て、森しとね役:三好絵梨香殿登場。
太田氏とメロンの間に椅子(謙太郎の書斎の椅子)を出してもらって着席。
散歩道楽の黄色Tシャツ姿。
柴田「あっ、いつの間に…?」
三好「これ、いただきました♪」
柴田「これ、私の選んだ色…。『レモンスター』のレモン色♪」
三好「あっ、そうだったんですか? すいません…」
柴田「いやいや、有難いんですけど」


散歩道楽本公演『レモンスター』(2008年12月、保田圭柴田あゆみ出演)時に作られた散歩道楽Tシャツ
http://ohtaz.exblog.jp/8926227/


ちなみに、黄色が「柴田あゆみモデル」、青が「保田圭モデル」。



そして今夜も、みーよが笑う

太田「みーよは初舞台が『かば2』で、今回二回目の出演。…あ、その間、他の舞台には出てるんですが…、『かば』シリーズ二回目ということで、どうでしたか?」
三好「『かば』で初舞台で、今回また出れて嬉しいです」


本当は、『リボンの騎士 ザ・ミュージカル』(2006年)が初舞台のはずだが、本人にあまりそういう意識はないようである。


太田「稽古中なんかはどうでした?」
三好「稽古中だから真剣にやらなきゃいけないじゃないですか? でも、笑っちゃって…」
しとね(三好)が金田(キムユス)を占うところで変な声を発するくだり。
三好「稽古では他にもいろいろな声を出してて、自分で笑っちゃって…ククク…、ヒャッヒャッヒャッ…(笑)」
ツボに入ってしまい、しばらく一人で笑っている。
客席<(笑)
太田「金田が怒り出すところでも、ずっと笑ってたもんね…。でも、みーよはセリフ覚えいいよね」
客席<へぇ〜(「意外」の声)
太田「朝渡した台本が、夕方にはもう入ってた。メロンもいいと思うけど」
メロン「う〜ん…(自信なさげ)」
大谷「でも、みーよはいいと思う」
三好「太田さんの台本は一番覚えやすいです。…いや、“一番”かどうかはわからないけど…」
客席<(笑)
三好「太田さんの台本は語尾が言いやすいので、覚えやすいです」


他の役をやるとしたら…?

太田「『かば』で他の役をやるとしたらどの役やりたい?…今回出てなくても、『かば』シリーズの出演者で」


三好絵梨香→悦子(村田めぐみ
三好「今日階段かけあがるところで…、クックックッ…、ヒャッヒャッヒャッ…(笑)」
またツボに入ってしまい、一人で笑い出す。
取り乱した悦子が、壁にあちこちぶち当たりながら階段を駆け上がるくだり。
三好「私、下でモニター*1観てて笑っちゃって…(笑)」
村田「『かば』はね、アザが絶えないのよ」
三好「でも、悦子は村田さんしか出来ないと思うんで(笑)」


柴田あゆみ→寺岡(Nao)
謙太郎の友人で、なにかと活躍する元自衛官のニューハーフ。
柴田「やってて楽しそうだし…。男っぽい芝居も出来るし…」
太田「女性らしい芝居も出来るしね」
柴田「和服っていうのが、また、そそられますね」


斉藤瞳→練馬京子さん(鈴木佐和。『かば』『かば2』に登場)
姉妹の親戚で、なにかと口うるさい役。とくに弥生(斉藤)の天敵。
大谷「敵じゃん!」
斉藤「ガミガミ言うじゃないですか? あれ、やってて気持ち良さそう♪」
太田「でもなんか、やってるの想像出来るね(笑)」
斉藤「そういう役もお願いします♪」
と、一礼。


もしも『かば』シリーズが延々と続いたら、いちばん最初に落ち着いた(?)弥生が、意外と口うるさい存在になっていて、しとね(三好)あたりに「いいかげんなことばっかりしてるんじゃないの!」とか説教していたりするのかもしれない…、と軽く妄想した。


大谷雅恵→「アッスー♪」(リオナ役)
大谷「いやー、あれはいいでしょう♪ 言いたい放題言えて。年齢的には無理なんだけど」
太田「まぁ…、ギリギリだね…」
大谷「あっ! ギリギリなんだ…!?」
客席<爆笑


村田めぐみ→元春(椎名茸ノ介)
村田「『かば』の時は寺岡を、『かば2』の時はしとねちゃん(三好)を狙ってたんですが…」
三好「狙ってた…?(笑)」
村田「今回は元春!」
スーパー・レイコ・ヘンドリックスでの玲子(大谷)の相棒。
村田「あの曲(『ヒポポタマスに花束を』)、まぁしぃと二人でやりたいんですよ。なんなら私たちの曲に…」
客席<爆笑
太田「(客席に)あの曲、作曲はまぁしぃですからね」
客席<へぇ〜
大谷「作詞は太田さんですよ。“オータオータニ”コンビで」
斉藤「コンビ組んじゃったの?(笑)」


実際、ハロメンで作詞の経験のある人は何人かいる(中澤裕子『恋の記憶』、飯田圭織『歩いて行こう、未来へ』等…)けれど、作曲というのは、ちょっと記憶がない。
そういう意味でも貴重な曲とはいえる。


大谷「(村田に)でもあれ、外山さん(竹原千恵)とシータケさんとでCD化して、印税三人で分けようって話になってるんだ」
太田「外山さん(マネージャー役)、後ろで手叩いてるだけだけど、いいの?(笑)」
大谷「いいです」
三好「私は…? (歌う場面で)私も手叩いてますよ」
大谷「あんたは客(の設定)だから!」
斉藤「太田さんは入ってないの? 作詞だよ?」
大谷「あっ…!(←忘れてた?)…じゃあ四人で」
客席<(笑)
太田「あの曲、ちょっと長いかな?っていうのもあって、短いバージョンも作ってみたんですが、みんな、短いとつまんないって言うんですよ。みーよもね?」
三好「長い方がいいですよ」
太田「それで、長い方に戻したんですよ」



『かば』サウンドトラック実現?

太田「アンケートで『サウンドトラック作ってほしい』っていう意見もあったんですが…」
大谷「“そと”に話しを持ってってください!」
客席<爆笑
斉藤「『寺岡のテーマ』とかね、いい曲いっぱいあるし」
太田「あれ(『ヒポポタマスに花束を』)も入れる?」
大谷「あ、そこに入れちゃいますか…?」
と、やや不満そう。
大谷「まぁいいか…。そこからシングルカットで紅白行きますか!」
太田「え? 紅白…?」
大谷「紅白まで頑張ろうって、約束したじゃないですか!」
太田「よ、よし…、頑張ろう!」



最後のあいさつ

柴田「毎公演、新鮮な気持ちで、残り公演やっていきたいと思います。22日までやっておりますので、是非観に来てください」
斉藤「『かば』を観て、幸せを持って帰ってほしいと思います。22日までやっておりますので、是非観に来てください」
大谷「だんだん言うことなくなってきた。みんないいこと言うから…! 22日までやっておりますので、是非観に来てください」
村田「『かば』は目で観て記憶に残る場面もあれば、耳に残る場面もあると思うんですね。いいセリフがいっぱいありますんで。22日までやっておりますので、是非観に来てください」


太田「22日までやっておりますので…(笑) もちろん、今日しか来れないって方もいらっしゃると思いますんで、本当にありがとうございました!」
 
 

*1:舞台セットの階段下あたりにモニターがあって出番待ちの出演者が待機しているらしい。