（公演終了につき、ネタバレ防止機能緩和中。未見でDVDを楽しみにしておられる方はご注意ください）
カーテンコール後、場内暗転――。
舞台下手（向かって左側）の襖を開けて、進行役の作・演出：太田善也氏が散歩道楽Ｔシャツ姿で登場するが、暗い中登場したので、照明さん気づかず。
太田氏、手を振ったりしながら舞台上をウロウロ。
しかし、照明さん気づかず。
前列のメロンヲタ爆笑。
照明さんようやく気づき、舞台に照明が点く。
太田「脚本と演出、散歩道楽主宰の太田善也です」
客席＜拍手
太田「今日はこれからアフタートークショーというのをやりますが、必ず観なきゃいけないってものでもないんで、ウトウトしていただいても、ロビーで休んでいただいても結構です」
舞台セットの写真は宮原将護氏がUPしてくれております。
http://ameblo.jp/shogo0718/entry-10317563564.html
（舞台下手、襖の方から見た舞台。手前が笠木家の座敷。左奥が豆腐店）
すると、
「チィ〜ッス！」
と、笠木豆腐店ののれんから、演出助手兼榎役：椎名茸ノ介氏が役柄そのままに上半身裸で登場、劇中そのままに太田氏にガンをとばす(笑)
客席＜(笑)
以下台本のない寸劇（エチュード）スタート――。
やがて、舞台セット二階から笠木志乃子役：ヒルタ街殿が、
ヒルタ「何やってんの？」
と、降りて来る。
太田氏、階段を昇って、
太田「おーい、陽立（ひたち）！」
と、笠木陽立役：キムユス氏を呼びに行く。
太田「あ〜、二階は意外と狭いね*1」
客席＜爆笑
キムユス氏も降りて来て、四人、舞台下手の笠木家の座敷に集まり、ちゃぶ台を囲んで、舞台上に残っていた劇用の湯豆腐を食べ始める。
客席＜(笑)
下手奥、トイレと風呂のある設定の戸を開けて、やはり散歩道楽Ｔシャツ姿のヘルパー夏目役：川原万季殿登場、上半身裸の椎茸氏を見て、
「あんた、裸〜？」
と言って、自分の衣装の派手な花柄のシャツを着させる。
川原殿、自分の演出の『ドリームダン』の告知を始めるが、四人は無視して「もっと食べなさい」「ポン酢取って」などと言いながら、湯豆腐を食べ続ける。
川原「無視かよ!?…（太田氏に）ていうか、あんた誰!?」
客席＜爆笑
川原「人ん家で勝手にご飯食べて…泥棒？」
客席＜爆笑
太田氏、川原殿の顔を見るが、再び湯豆腐を黙々と食べ始める。
客席＜(笑)
一応、告知を終えた川原殿。
川原「おーい、これ貼っといて！」
と『笑っていいとも！』風にスタッフを呼ぶ。
演出助手の橋場かしら殿（女性。通称：ふーみん。紹介あり）登場し、笠木豆腐店の壁にフライヤーを貼る。
そんな感じで寸劇は終わり、一同整列。
太田氏よりそれぞれ紹介。
客席＜拍手
劇団員散って、マイク・座布団などアフタートークショーの準備。
太田「今のは何だ？って思われるかもしれませんが、僕らなりのサービスだと思ってください」
客席＜(笑)
準備が出来たところで本日のゲスト・乾役：柴田あゆみ、番場景子役：久保文子、新島役：宮原将護、笠木小助役：名取幸政の各氏登場。皆散歩道楽Ｔシャツ姿。
舞台下手に太田氏、その横・ちゃぶ台奥に椎茸、キムユス、川原、ヒルタ各氏、中央から上手にかけての廊下の部分に座布団を敷いて、柴田‐久保‐宮原‐名取各氏の順で着座。
まずは自己紹介。
初めは、太田氏がゲスト四人に矢継ぎ早に質問していく形。
（以下、矢継ぎ早だったので順番等かなりいい加減です）
太田「柴ちゃん、この芝居で他の役を演るとしたら？」
柴田「小助さん（名取幸政）」
太田「久保さん、この芝居で他の役を演るとしたら？」
久保「夏目（川原万季）」
太田「宮原さん、この芝居で他の役を演るとしたら？」
宮原「ホセ（松本貴史）」
太田「名取さん、自分の役で気をつけていることは？」
名取「ありません」
太田「久保さん、自分の役で気をつけていることは？」
久保「おばさんぽくやる(笑)」
太田「柴ちゃん、本番直前に必ずやることは？」
柴田「台本確認」
太田「宮原さん、本番直前に必ずやることは？」
宮原「え〜？何するかな…？」
太田「名取さん、本番直後にまず何をする？」
名取「ビールをいただく」
太田「名取さん、本番直前に必ずやることは？」
名取「ビールが冷蔵庫にあるか確認します」
客席＜(笑)
太田「柴ちゃん、楽屋で何を食べてる？」
柴田「砂肝〜♪」
太田「久保さん、プライベートでビッグニュースは？」
久保「婚約しました」
客席＜おめでと〜！
太田「名取さん、稽古の思い出は？」
名取「すべてが思い出です」
客席＜拍手
太田「宮原さん、自分が役者に向いてるなあ、と思うところは？」
宮原「いやぁ、ないですねぇ…」
太田「柴ちゃん、共演者の中で、この人は見習いたい、って人は？」
柴田「名取さん」
太田「名取さん、奥さんの好きなところは？」
名取「嫌いなところはありません」
客席＜拍手
太田「宮原さん、その後、新島はどうなった？」
宮原「家族会議を開いたと思うんです。新島を含めて。そこでもひと悶着あって…。あとは…皆さんのご想像にお任せします」
太田「これは、松本貴史さんからの質問。名取さん、彼女のお父さんに気に入られるにはどうしたらいいですか？」
名取「お酒を呑まないことね(笑)」
といった感じでこのあと、太田氏＆散歩道楽勢が気になったところを拾って再質問。
「柴ちゃん、『この人は見習いたい』が名取さんということですが、具体的にどういうところ？」
柴田「通路にすごく細いベンチがあるんですね。そこで寝てる(笑)」
太田「まるでファラオのようにね(笑)」
客席＜爆笑
太田「あんな細いところ、僕なんかとても無理です(笑)」
太田「柴ちゃん、逆にこの人は見習いたくない、って人は？」
柴田殿、周囲をキョロキョロ。
柴田「椎茸さん。そのシャツは…」
椎名「今、俺が目に入っただけでしょ？(笑)」
柴田「(笑)」
川原「意外と似合ってるよ、これ(笑)」
柴田「(笑)」
「名取さん、『自分の役で気をつけていることは？』に『ありません』ってことだったんですが…」
名取「（認知症の老人役）私もボケておりますから」
一同「イヤイヤイヤ…！」
「久保さん、婚約中ですがうまくいってますか？」
久保「ええまぁ…(笑)。こないだ喧嘩しましたけど…」
太田「それはどんなことで？」
久保「元カノとのメール(笑)」
太田「あっ、結構重い内容だったな…。まずいこと訊いちゃった…」
客席＜(笑)
太田「でもこういうところでしゃべれるってことは、うまくいってるんですよ」
と、閉店案内のBGMが流れる。
太田「じゃ、最後に。柴ちゃん、乾（役名）は過去に何があったんだと思う？」
柴田「信じてた人に裏切られた…たぶん、恋愛だと思うんですけど…ひどい裏切られ方をされたんだと思います。それで人間不信になっちゃってるんだと思います」
最後にゲスト四人からご挨拶。
柴田「平日だというのに、観に来ていただいてありがとうございます。人とのつながりということがテーマのお芝居。日曜までやっておりますので、良かったらまた観に来てください」
久保「こんなにたくさんの人に観てもらえて嬉しいです」
宮原「今回の役者さんたちは素晴らしい人たちばかりで。ヒルタ街さんが暗転の時に…」
ヒルタ「ちょっと、やめてよ！」
宮原「それでその…（以下グダグダ）」
太田「簡単に言うと、暗転の時にヒルタ街に助けてもらった、ってことね(笑)」
客席＜(笑)
↓ヒルタ街殿による補足解説。
http://www.gekidan-online.com/blog/sanpo2009summer/?p=64
名取「私の好きな言葉に『みんな違ってみんな良い』という言葉があります。今回の役者の皆さんもそういう人ばかりです」
客席＜拍手
太田「最後、宮原さんじゃなくて良かった(笑)」
*1:セットの二階は階段の部分とあとちょっとしかない。
