南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

本日の簡単なまとめ


(公演中につき、ネタバレ制御機能作動中)



ロビーにつんく♂Pより「出演者ご一同様」宛と「飯田圭織様」宛の二つのお花(お子さん誕生おめでとうございます)。


冒頭、脚本・演出の水木英昭氏がステージに登場。
「このような時期に足を運んでいただき…」と観客にお礼。
会場の安全を確認し、今回の公演を開催することを決断した経緯を語り、改めて今回の震災の被災者・犠牲者にお見舞い・ご冥福の意を表す。
「出来る限りの誠意を持ち、舞台を努めたいと思っております」
上演中、普段なら消す非常灯を点けたままにすること、この為「暗転の際にも役者の動線が見えるなどお見苦しい点があるかと思われますが、避難口確保の為お赦し願いたい」とのこと。
また、上演中に何か起こった場合は、舞台監督:荒智司氏(ステージに登場)の判断で中止すること、その際は彼の誘導に従っていただきたいこと。
以上を説明してから開演。


内容はサブタイトルに「房州幕末編」とある通り、幕末の安房(千葉県南部)のとある村の剣と太鼓に情熱を傾ける若者たちのお話。
セリフの中に幕末の有名人たちの話が出て来たり、現代の事象や事件、芸能人に似た名前や歌も出て来て笑わせる。
殺陣もあって、殺陣で笑わせる場面なども。
全般的には悲劇なのだが、深刻になりそうな場面でカラッと笑わせるなど、現在の状況には向いている芝居かもしれない。
舞台が安房ということで、里見八犬伝もストーリーに絡んでくる。


飯田圭織殿は主人公の仲間の一人で寺子屋師匠の恋女房、村一番の美女役。
歌を唄う場面は随所に。
亀井さん家の妹・亀井理那殿は、河原者八人組の一人。
いいところでセリフのある、ちょいと目立つ役。
お姉さんより体が一回り大きい。
なお、飯田・亀井妹の共演場面はあんまりない。


カーテンコールはものものしかったオープニングと違い、和やかな雰囲気。
水木氏がアフタートークショーの出演者を間違えた(飯田圭織殿・津田英佑氏を忘れた)為に出演者にツッコまれたことから、トークと笑いが広がり、
「真面目にやろうと思ったのに…(苦笑)」


アフタートークショーは、予定の出演者に加えて、殺陣指導兼河原者役の島口哲朗氏(剱伎衆かむゐ)も出演。
進行役は川本成氏(あさりど)。
開始早々、飯田殿が一時交信状態に。
飯田「すいません、宇宙に行ってました…」
に、ヲタ中心に客席爆笑。
今回は出演者に男性が多く、
飯田「私、女性ばかりのところで“育った”ので、水木さんに用事があって男の人たちの楽屋に行くと…」
川本「刑務所みたいだったでしょ?」
飯田「はい」
男性陣苦笑、客席爆笑。
なお、この人も「私も殺陣やりたい」と言い出した…。


客の入りはさすがに満席とはいかず、前方でも空席が。
残り公演6回、まだ空席ある由。
DVD予約販売あり、5600円。
パンフレット1000円、ポスター500円。
収益の一部は震災被災者に寄付されるとのこと。
会場での募金もあり。
終演後、ロビーにてトークショー出演以外の出演者によるお見送り。




以上、取り急ぎ――。