南アルプス天然少年団

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通りすがりの傍観者の足跡。

『DJ DINNER SHOW -聞きながら呑むの会-』(6/11)・80年代洋楽vs邦楽の巻

『DJ DINNER SHOW -聞きながら呑むの会-』@阿佐ヶ谷LOFT A
【出演】DJ ARAKI(MUG-ROCK)
スペシャルゲスト】大谷雅恵(MUG-ROCK)、ケイタイモ(WUJA BIN BIN ex.BEAT CRUSADERS)、岩見継吾(Oncenth trio ex.ミドリ) 椎名宗之(『Rooftop』編集局長)


一旦会場を出てから再入場。
トークがおしたので、『引越し祝い』が23:30終了。それから精算をして外に出たので、まもなく開場時間の24:00となる。
同行していたid:k1179氏に、
「待ち時間が短くて助かりましたね」
と、言われた。
まさにその通りでございます(笑)



再入場すると、場内下手にDJブースが出来ていて、DJ ARAKI氏がプレイ中。
やがてステージに出演者が登場。
下手より大谷雅恵岩見継吾ケイタイモ、椎名編集局長の各氏。
椎名「え〜、2010年に解散したグループの皆さんです」
客席<爆笑
大谷「ホントだ…! しかも全員メガネ(笑)」
大谷殿は、ピンクのパジャマ姿のまま。


ご挨拶。
椎名「元BEAT CRUSADERSのキーボード、現在はWUJA BIN BINでベースを担当されているケイタイモさんです」
客席<拍手
ケイタイモ「僕はビークルではキーボードだったんですけど、元々はMONGHANG(モンハン)というバンドでベースをやってまして」
岩見「いいバンドですよ♪」
ケイタイモ「これ、(カトウ)タロウが出た時はどうだったんですか?」
大谷「下ネタばっかりでした」
客席<爆笑
大谷「私、『乾杯』も言えないの(笑)」
客席<爆笑
ケイタイモ「ご迷惑をおかけしました」
と、頭を下げる。
客席<(笑)
大谷「今日、タロウさんもお呼びしようかと思ったんですけど、別のお仕事が入ってて…」
椎名「N島M嘉さんのライブ…?」
大谷「はい…(笑)」
ケイタイモ「あー、下ネタ言えないところだ(笑)」
客席<(笑)


続いて岩見氏。
椎名「元ミドリ*1、現在はOncenth trio岩見継吾さんです」
客席<拍手
椎名「まぁしぃは、“ミドリの癒し系”って言ってましたよね?(笑)」
大谷「はい(笑)」
岩見「僕、結婚しまして」
客席<拍手
椎名「ARAKIさんは結婚式出たんですよね?」
ARAKI「『ジャジーな』の前に『フリーな』がつく結婚式でしたね(笑)」
椎名「奧さんは看護士さんだそうですね」
岩見「はい」
客席<おおお…!(笑)
椎名「どういったきっかけで知り合ったんですか?」
岩見「某ライブに行ったら、来てまして。一目惚れしまして、声をかけました」
大谷「ええっ!?…ナンパ…!?」
岩見「ナンパしました(笑)」
大谷「わー、キャラにない…!(笑)」
ARAKI氏より、結婚式の時の写真を披露。



さて、このイベントは通常のDJイベントとは違い、曲をかけながらその曲やアーティストに関する思い入れやらウンチクやらを語り合うスタイル。
ARAKI「DJイベントっていうと、みんな踊ってるんじゃないか?とか、ちょっと敷居が高いと思われがちなんで、今回、こういう形のイベントを考えました。だから皆さん、呑みながら食べながら、気楽にやってください」



まず最初のDJはケイタイモ氏。
80年代洋楽を中心にプレイ。
サビでは唄う。
客席<拍手(笑)
ARAKI「唄いたかったのか…!(笑)」
また、洋楽に矢野顕子殿が参加しているものも。
ケイタイモ氏は、矢野顕子殿をリスペクトしているそうで、
ケイタイモ「一度お会いしたことがありまして、僕がいかに矢野さんに影響を受けたかについて熱く語ったつもりなんですが、僕、頭がこうなってる(弁髪)もんで、『そんなことより、あなた、その頭どうなってるの?』って言われました(笑)」
客席<爆笑



だいたい一人40分ほどの持ち時間で、準備時間をはさんで交代。



続いては椎名編集局長。
椎名「僕は歌詞の意味わかんないとダメなんで、邦楽しかかけません(笑)」
アナーキーなど、LOFTとの縁が濃いバンドの曲が中心。
ちなみに椎名氏のTシャツは、アナーキー風にロゴが“アニキ”になっている、怒髪天のTシャツ(仲野茂氏公認らしい)。
椎名「当時はBOØWYが大っ嫌いだったんですよ。のちにライナー書くことになったんですけどね(笑)*2
ザ・ルースターズザ・ロッカーズといった博多のバンド、いわゆる“めんたいロック”。
最近再結成し、新宿LOFTでライブを行ったTHE ROOSTERZ
椎名「“Z”が付いているのは、最終形という意味でして」


THE ROOSTERZ THE CROSS ROAD MEETING at SHINJUKU LOFT | Rooftop


さらに、両者が混成した「バトル・ロッカーズ」という形で出演した映画『爆裂都市 BURST CITY』(1982年)の音楽も。

俳優:陣内孝則のデビュー作。
出演者は他に、大江慎也ザ・ルースターズ)、伊勢田勇人、鶴川仁美(ザ・ロッカーズ)、池畑潤二ザ・ルースターズ)、戸井十月町田町蔵スターリン上田馬之助麿赤児泉谷しげる…。
企画:戸井十月泉谷しげる石井聰亙
監督:石井聰亙(『五条霊戦記』)。
他にもスタッフ・キャストには当時自主映画で頑張っていた山川直人(『ビリィ★ザ★キッドの新しい夜明け』)、手塚真(『星くず兄弟の伝説』)、阪本順治(『どついたるねん』)、松岡錠司(『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』)、緒方明(『死刑台のエレベーター』)、飯田譲治(『らせん』)…といった、のちに監督となった人たちが名を連ねている。

映画公開当時、主役のバトル・ロッカーズに対抗する悪役バンドにザ・スターリンが抜擢された事に関して、パンク・ロックバンドのアナーキーのボーカル仲野茂が「何故自分たちを起用しなかったのか」と不服を立てに映画の打ち上げに殴りこみをかけるなどの騒ぎを起こした。後に泉谷しげるの仲裁により、両バンドは和解している。(Wikipediaより)

そういえば、かつてメロンヲタとコレクターズとの関係を、『Rooftop』の加藤梅造氏がスターリンアナーキーに例えていたことがありましたな(笑)*3


筆者、この映画は某大学の学祭で上映しているのを観た。
冒頭近くで陣内氏演じる主人公とチキンレースを競うのが、渡辺正行氏。
子分役はラサール石井(当時・石井章雄)&小宮孝泰両氏で、渡辺氏の彼女役が世間的にはまだ無名であったが、自主映画ではスター的存在であった室井滋殿。*4


博多のロックのあとは、
椎名「博多から北海道に移って…」
と、怒髪天の曲。




――つづけ――
 
 

*1:ミドリに新ベーシスト"岩見のとっつぁん"が正式加入 - 音楽ナタリー

*2:http://oops-music.com/info/view_news.html?nid=37641 “作品情報だけでなく、BOφWYの全作品について詳細な解説・作品を取り巻くストーリを、『Rooftop』編集長・椎名宗之氏による文・構成で記載された、読み物としても充実の小冊子です。”

*3:『ROOFTOP PROOF 09』にて。http://d.hatena.ne.jp/captain-tanzawa/20091205#1260023455

*4:ラサール氏と室井殿は同時期に早稲田大学に在籍しており、ともに演劇をしていたが、室井殿はアングラ演劇、ラサール氏はミュージカル研究会だった為に、お互い「なんだあいつは?」と思っていたらしい。