南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

『下北箱庭HEARTs』千秋楽(9/11)


(公演終了につき、ネタバレ制御機能緩和中。未見でDVDを楽しみにされている方はご注意ください)


公演抜粋

千秋楽のカーテンコールは、この公演のアドリブ及びハプニング部分が話題となったので、おさらい。


1)進(山冲勇輝)が「♪幸せなら手を叩こう」と唄いながら観客を促し、一緒に手を叩くくだり。
「ほら、みんなで手を叩こう♪」と唄いながらいつもより多く激しく叩き、最後に座っているゆり子(飯田圭織)の肩に手を置くが、勢いあり過ぎたのか飯田殿倒れてしまい、
飯田「いてっ」
客席<爆笑
そのあと進が去ったあとのセリフ、
「世代のギャップというより、人間としてのギャップかな…?」のあと、
飯田「ま、みんなが幸せならいいか♪」
客席<爆笑+拍手


2)いさむ(高杉瑞穂)がたつや(杉山文雄)と進(山冲)と携帯で写メを撮るくだり。
高杉氏、今日は携帯を二個持参していて、両手で撮りまくる。
客席<爆笑
そのあと、
高杉「あぁ…。両方ともメモリーいっぱいだ…(凹)」
客席<爆笑


3)いさむ(高杉)とたつや(杉山)が『快獣ブースカ』の話題でブースカ語「バラサバラサ♪」などで盛り上がるのを尻目に、ゆり子とすみれ(仙石みなみ)が怒ってそっぽを向いているくだり。
高杉氏、高速で「バラサバラサ」→「プリプリノキリリンコ、カッカッカ」→「シオシオノパー」。
それに杉山氏も乗っかり、山冲氏も含めて男三人で馬鹿騒ぎになる。
客席<爆笑
舞台奥で後ろ向きの仙石殿は完全に肩が震えており、手前の飯田殿は怒った表情のまましばしは堪えていたものの、たまらず吹き出してしまう。
客席<爆笑+拍手
飯田殿顔を背けるが、しばらくして舞台セット奥の仙石殿のそばにあるティッシュ箱に手を伸ばす…。
客席<爆笑+拍手
杉山「大丈夫か!?」
飯田「無理…!」
客席<爆笑


4)たつやがいさむと進に、ブータンでの車と牛のエピソード「車で山道を走っていたら、道をふさぐ形で牛が寝ていた。さて、どうしたか?」を話すくだり。
高杉氏、「クラクションを鳴らした?」の「クラクション」が出て来ず、「リアクション…」と言ってしまい、慌てて「クラクション」と言い直すが、うつ向いて笑ってしまう。
杉山「真面目に聞きなさい!」
客席<爆笑


5)公演中に地震があり客席も揺れるが、築40年の設定の浅倉家も揺れる。
高杉「ボロ屋だなぁ」
客席<爆笑
杉山「しょうがないですよ。ま、いざとなったらね」
高杉「いざとなったらね」
すぐに地震がおさまり、
杉山「話を戻していいですか?」
と、芝居を続ける。



カーテンコール

これまでのように、一度礼をして一旦退場、再び登場してご挨拶。
飯田「8月31日から始まって本日9月11日、全16公演、無事に終えることが出来ました」
客席<拍手
飯田「途中、本番中に地震もあったりしましたが…」
高杉「びびった〜」
客席<爆笑
飯田「怪我なく無事に16公演終えることが出来て良かったです」
客席<拍手


役者一人ずつご挨拶。
西野進役:山冲勇輝氏。
山冲「役者にとっては映像と舞台というのがあります。舞台の方はナマモノで、今日も地震があったりしましたが、そんな時に役者がどうやるか?なんて見ることも出来るわけで、そのナマモノの舞台で皆さんが何かを感じていただけたら幸せです」
客席<拍手


西野(旧姓浅倉)すみれ役:仙石みなみ殿。
仙石「地震もびっくりしたんですけど、今日は男性三人の場面で…(笑)」
客席<(笑)
仙石「私は怒っている場面だったので一生懸命こらえてたんですけど、ゆり子姉さんの手が伸びてきて…、ティッシュに…(笑)」
客席<爆笑
飯田、口に人差し指を充てて「シーッ!」
仙石「あれでこらえきれなくなって…、鼻水出ちゃいました…(笑)」
客席<爆笑


浅倉たつや役:杉山文雄氏。
杉山「今日はどうなるかと思いました…」
客席<爆笑
杉山「芝居では“楽日スペシャル”っていいまして、どっちかというと悪い意味なんですが、この千秋楽はいい意味で…、まぁ地震は良くないですけど…、イレギュラーな公演になったんじゃないかと思います。僕はあまりこういう(台本通りじゃない)芝居に出ることはないんですけど…、いや、この芝居もそうだったはずなんですが…(笑)」
客席<爆笑
杉山「この千秋楽の公演は、いろんな意味で僕の宝物にしたいと思います」
客席<拍手
杉山「(照れて)…なんてね(笑)」
高杉「せっかくいいこと言ってたのに!(笑)」


倉田いさむ役:高杉瑞穂氏。
高杉「(飯田に)見た?」
飯田「…!」
客席<爆笑+拍手
出演者+客席全員のリクエストでもう一回、高速「バラサバラサ」「プリプリノキリリンコ、カッカッカ」「シオシオノパー」をやる。
客席<拍手
高杉「なんか、浅倉家に悪ふざけしに来た人みたいになっちゃった…(笑)」
飯田「楽屋で何か企んでるのはわかってたんだけど…(笑)」
山冲「企んでるんですよ〜。僕に『フィギュア見せようか?』ってとこあるじゃないですか? ウエストバックの中覗いたら、自分の携帯も入ってて、なんかやる気だぞって…(笑)」
高杉「今日は二刀流でね!」
客席<爆笑


最後に、浅倉ゆり子役:飯田圭織殿。
飯田「このお芝居のお稽古は8月9日に始まりました。私はその前日、8月8日がお誕生日で…」
客席<拍手
飯田「ありがとうございます。30歳になったんですね。ですから、このお芝居が30歳としての最初のお仕事で。人としての深みとか30歳の目線でやることが出来ました。自分で言うのもなんなんですが、30歳最初のお仕事がこんな素晴らしいものになったことを感動的に思っています」
客席<拍手



三回目

この日はさらにもう一回登場。
飯田「私とみーこはいつもは歌の世界でやってるんですけど、こういうみんなで作り上げていくというのを初めて…。いや、初めてでもないか…(笑)」
客席<爆笑
飯田「ホントに家族みたいでしたよねぇ♪」
と、隣の杉山氏に。
杉山氏、とりあえず同意(笑)
飯田「明日から会えなくて寂しいよ〜!」


飯田「その家族の中にお父さん役の“監督”(演出:皆川智之氏)が居て…。みーこはどうだった? いっぱい怒られたしね」
仙石「監督、ありがとうございました!」
と、舞台に照明が当たっている為、逆光のなか、皆川氏の姿を探してキョロキョロ。
客席にも照明がつく。
最後方の席に居た皆川氏が立ち上がって礼。
客席<拍手
客席にも照明が点いたので、
高杉「あっ、初めて後ろのお客さんの顔も見えた♪」
山冲「ホントだ♪」
役者一同、後方客席に向かって盛んに手を振る。


高杉「ホントに回ごとに洗練されてきて、これで終わるのがもったいないって感じで…」
役者一同、うなずく。
高杉「じゃ、30分後に17回目やりましょう!」
客席<爆笑+拍手
高杉「俺は打ち上げ会場行ってるからね」
飯田「じゃ、ダメじゃないですか」
高杉「いいよ、(客席を見渡しながら)いさむ役いっぱいいるじゃん♪」
客席<爆笑+拍手
ヲタ何人かは挙手。
飯田「(手を挙げたヲタに向かって)『バラサ、バラサ〜』とかやらなきゃならないんだよ!」


飯田「役者5人という少ない人数でやると、一人一人の個性がね…。(高杉に)個性強すぎ!(笑)」
客席<(笑)
山冲「ホントに、役者5人、スタッフさんも含めて11人という少人数でやったのはいい経験になりました…。あ〜、ちっとも面白いこと言えね〜!」
客席<(笑)
高杉「いやぁ、カッコいいよ〜!」
飯田「若いのにいいこと言うよ〜」
山沖「ありがとうございます、姉さん」
飯田「やめて、ゆり子なの!」
客席<爆笑
山冲「監督、ありがとうございました!」


すると…。


皆川<じゃ、公開ダメ出しやろうか!
役者一同<工工エエェェ(´Д`)ェェエエ工工
客席<拍手
飯田「杉山さん、どうですか?」
杉山「公開ダメ出しはやめましょう!」
客席<(笑)


仙石「私は今回、飯田さんと姉妹の役で、セーラー服の飯田さんと一緒に写真を撮れたのがすごくいい思い出になりました」
飯田殿、再び口に指を充てて、「シーッ!」
客席<爆笑
仙石「(小道具の)昔の写真、あれ、私がお母さんの格好してて、私が冒頭で着てたセーラー服を飯田さんが着てるんですよ」
客席<おおお…!
しかし、すでに舞台上にその写真はなく、
仙石「写真なくなっちゃったな…」
飯田「あなたは可愛いからいいわよ! 私は『痛い』って言われるのよ!」
客席<爆笑
仙石「写真、どこいっちゃったのかな?(笑)」
客席<ブログに載せて!(笑)
飯田「万が一ですよ、ブログに写真載せることがあったとしますよ。そしたらウソでも『可愛い』ってコメントしてくださいね!」
ヲタ<“女盛り*1”っ!
客席<爆笑



■セーラー服参考資料
その1
その2
その3

 
 

*1:セリフに「29歳の女盛り」というのがある。