有明点描、ラスト。
◆決勝戦
Gatas Brilhantes H.P.(Hello!Project) × BUONE CONDIZIONI(スポーツトレーナー)
・前半
(先発)GK紺野、FP柴田藤本是永永井
初めて永井選手を先発で起用。
これは得点力UPを狙ったものと考えていいのだろうか。
開始早々、
BUONE#4ムライ選手G【0‐1】
永井→里田
このあたり、コーチ陣の方が浮き足立っている感じ。
BUONE CONDIZIONIはハーフライン付近から、どんどんロングシュートを蹴り込んでくる。
技術的にガッタスの方が優れているような気のする面もあるのだが、とにかくこれだけの露骨な運動神経、体格、パワーの差があると、勝てる気など起こらない。
実際に戦っている選手たちには、観ている我々の想像以上の圧迫感があるであろう。
最も技術的に優れる是永選手のみは健闘していたが、彼女も相手選手と接触し、転倒した。
観客席後方より、
「トレーナーに怪我させられちゃ、洒落にならねぇぞ…!」
という声が聞こえた。
そりゃそうだ。
しかし是永選手は、すぐ立ち上がった。
そして何かに向けて怒りをぶつけた。
やがて、彼女が鬱憤をはらす場面が訪れた。
是永選手G【1‐1】
歓喜の雄叫びが爆発する場内。
・後半
(先発)GK紺野、FP柴田是永石川里田
BUONE CONDIZIONIの猛攻は立ち上がりから続く。
BUONEムライ選手のシュートを巧みにかわした風に見えた直後、
BUONE#5タナカ選手G【1‐2】
柴田→藤本
たたみかけるBUONEはさらに、
#3アサクラ選手G【1‐3】
このあたり、いずれもこぼれ球を拾われているのだが、懸命にディフェンスして、ディフェンスして、最後に力尽きている感。
やはり体力の差は厳然としてある。
まぁ、ハロプロメンバーも年間何本ものライブをこなしているので、通常の女性よりは体力はあるはずだが、それでも彼女らに体力で負けるようなスポーツトレーナーなぞ居てもらっても困るわけなのだが…。
石川→菅原
しかしガッタスも諦めない。
藤本選手からのきれいなパスが通って、
菅原選手G【2‐3】
里田→柴田
またもやこぼれ球を拾われ、
BUONE#4ムライ選手G【2‐4】
このまま試合終了。
終始勝てる気がしない試合であった。
むしろこのチームから二つ取ったこと。それもガッタスらしい、実に美しい形で。そのことの方が遥かに大きい。
ガッタスの方向性は間違ってはいない。
それを証明した試合でもあった。
選手もさほど悔しそうではなく、むしろ晴れやかであった。
むろん、内心は悔しさもあるのだろうが、Carezzaに優勝をさらわれて涙をこぼしていたガッタスとは明らかに違う。
やれるだけのことはやった。
そういう満足感であったろう。