南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

フィクションとノンフィクションの狭間で

『ヒットメーカー・阿久悠物語』、ラストのテロップ。




『この物語は実話をベースにしていますが一部フィクションも交えて構成しています』




まあ、そりゃそうだろうな。
歌収録を終えた桜田淳子鈴木愛理)が、阿久悠田辺誠一)に、本当にああ言ったのかどうかなんてわからないし、でも似たようなことはあったのだろう。
…というフィクションである。




最もフィクションであったのは、スタッフサイドの登場人物たちのことであろうか。
及川光博氏演ずる池田文雄プロデューサー以外のスタッフ役は、実在の人物ではない。
実際の『スター誕生!』のスタッフだった方々は、エンドロールでは、「特別協力」というところに名前を列ねられていた。


なんでそんなことしたんだろ?…とか思ったのだが、
「俺たちをあんまりヒーロー視しないでくれ」
とか言われたのかな?…とも思う。
まあ、そうだろう。
もしも自分がその方々の立場だったら、ちょっとくすぐったい。
「死んでからにしてよ」
…ってな感じなのかな?
池田氏のみが故人であることも、それをうかがわせる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E7%94%B0%E6%96%87%E9%9B%84
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E8%AA%95%E7%94%9F%21




でもまあ、ドラマの中であった会話のようなことが実際にあったのだろう、とは理解出来る。