南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

水の使者

脱アイドルへ一歩…石川梨華が見せた世界の“裏側”
過酷なアジア貧困ロケ



モーニング娘。」の元メンバーで、今年6月、リーダーを務めたユニット「美勇伝」の活動を終了した石川梨華(23)。ソロ転向後、最初に挑んだ大仕事は、アジアの貧困地域を訪ねる過酷なロケだった。美少女のイメージを打ち破り、何を見たか。
「もともとドキュメンタリーには興味があって、行ったことのない所を見に行きたいと思っていました。それも観光地とかではなく、“裏側”の世界に興味があったんです」
テレビ東京系の特別番組「100円玉に愛をこめて〜世界の子供たちのために〜」(27日午後9時)のリポーターとして、7月下旬、ネパールの農村・アマ村に約1週間滞在した。
目にしたのは、不衛生のために子供たちが病や死の危険にさらされる悲惨な生活環境だった。ちょうど雨期で、雨水と動物の糞尿が混じって井戸に流れ込み、悪臭が漂っていた。
呆然とする石川が村で出会ったのが、15歳の少女・サクントラ。皮膚病やポリオに苦しむ弟たちの世話をするけなげな姿に胸を打たれる。
「かわいくて、中身がとてもきれいな女の子」というサクントラとは、5歳の弟を交代でだっこしながら、ぬかるんだ道を1時間半かけて歩き、簡易保健所に連れて行った。
「足元がおぼつかなくて、歩くだけでも大変。それなのに、サクントラは全然平気なんです」
モー娘。時代から、後輩の道重さゆみ(19)と地球温暖化防止を呼びかけるユニット「エコモニ。」としても活動してきたが、環境問題を改めて考えるきっかけにもなったという。
「ネパールは蒸し暑かったけど、自然な暑さ。ヒートアイランド現象が起きている日本の暑さは自然じゃない。普段から節電は最低限やってきたつもりだけど、もっと細かくやらなきゃと思いました」
モー娘。に加入したのは、サクントラと同じ15歳のころ。一躍人気メンバーとなったが、年齢とともに考え方も変わってきた。
「最初は右も左もわからなくて毎日覚えることがたくさんあった。でも、20歳を過ぎたころから視野が広くなってきた気がします」
“脱アイドル”へ一歩、踏み出した。
「今回のロケでは、言葉が通じないのがもどかしかった。いつか、語学もしっかり勉強したいですね」

http://www.zakzak.co.jp/gei/200808/g2008082601_all.html


ひ弱なようでいて、意外とたくましい人。
こういう仕事には結構向いているのかもしれない。
今回の番組のリポーター陣の中でも、一番冷静に、いい意味で感情に押し流されず、状況を把握・分析していたような気がするし。
(ま、募金で何買うかはあらかじめ決まってたように思うが)




しかし、水。
水なんだよなぁ。


山に行くと水がいかに大事かが身に染みてわかりますです、はい。
山によっては、湧水でも一度煮沸しなきゃ飲めないのとかあるし。
先だっての山行の時も、筆者、水のない場所で水筒からカップに入れて飲んでいたら、カップに虫が入ってしまったが、指で虫だけ取り出してあとの水は飲んでたりしましたから…。
水が豊富だったり、美味しかったりする山は…、いや、あえて土地と言おう。ホント、幸せだ。




しかし石川殿、今回のロケに触発されて、あっちこっち行っちゃわないかな?…とちょっと心配になる。
いや、素晴らしいことなんだけど、そういうことしてほしいようなしてほしくないような…(笑)


和泉雅子(日活映画青春スターから冒険家に転身)という方が、冒険家になったきっかけも番組のロケだったというし…(体力つけ過ぎて体型が変わり、女優に戻れなくなってしまったという…)。
“お嫁さんにしたい女優No.1”から芸能界きっての登山家になってしまった市毛良枝なんて方もいるし…。




まさか、とは思うけど…。




それから冒頭の記事。
『“脱アイドル”へ一歩、踏み出した。』


馬鹿にするな。
アイドルだって世の為人の為、やれることはちゃんとやれる。
むしろ今回の番組は、それを証明したじゃないか。