南アルプス天然少年団

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通りすがりの傍観者の足跡。

「あややが人生の転機」と語るマーティ・フリードマン

【この3枚】マーティ・フリードマン 「T・W・O」あややが人生の転機


1990年代に活躍し、全世界でのアルバム売上累計が約2000万枚に上る米ヘヴィメタルバンド、メガデスの元ギター奏者で、バンド脱退後、J−POPに魅せられ活動の拠点を東京に移し、日本でミュージシャン兼プロデューサーとして活躍しているマーティ・フリードマン。大のJ−POP通で知られる彼が選んだ3枚は−。


まず1枚目はロック史に残る名ライブ盤で知られるキッスの「キッス・アライヴ!〜地獄の狂獣」(75年)。「キッスのライブを見て翌日、エレキギターを買いました。最初に作ったバンドの名前は“デュース”でこの作品の冒頭に入っています」
そして2作目は米の伝説的なパンクロックバンド、ラモーンズの2作目「リーヴ・ホーム」(77年)。基本的に3コード(和音)・8ビートというパンクの代表的な演奏形態を二十数年間貫き通したバンドだが「コードが単純なんですぐ弾けちゃう。ギターを始めたばかりのころって“完コピ(完全コピー)できたー”っていう達成感が大事なんだよね!」。


そして彼が愛するJ−POPの中でも「最高傑作」と大絶賛するのが松浦亜弥の2作目「T・W・O」(2003年)だ。シングルヒットした「Yeah! めっちゃホリディ」など名曲満載。「ホントに凄いアルバム。欧米のロックやポップスとは違うJ−POPの可能性がぎっしり詰まってる。僕の人生の転機になった作品ですよ!」

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/music/081221/msc0812210858001-n1.htm


「音楽に詳しい人」って、多いようで実は少ない。
音楽にウルさい人って、例えば、
「俺はロックしか聴かない!」
とか、
「私はクラシックしか聴かない!」
なんて人が多くて、自分の好きなジャンル以外の音楽についてはまったく疎かったりする。
(たまに好きなジャンル以外の音楽を馬鹿にしている人がいるが、あれは問題外だと思う)
かつてのNHK-FM『気ままにクラシック』の鈴木大介氏(クラシックギタリスト)のように、クラシックとモーニング娘。の曲を同列に語れる人ってなかなかいない。


このあたり、例えば「映画ファン」を名乗る人なら、恋愛モノもSFも西部劇も時代劇も、さらにアイドル映画も、みんな詳しかったりするのと違う。
「音楽が好き」という人に限って、音楽全般について詳しい人ではなかったりする。


もちろん、ひとつのジャンルを極める人もすごいとは思うが、やっぱりいろいろな音楽に詳しい人には素直に感動してしまうのだ。