開演前、二階関係者席、とくに散歩道楽&『かば』関係者が、なんだかソワソワしていて落ち着かない様子だった。
たいして気にはしていなかったのが、開演してみると…(笑)
ゲストは、
スペシャルゲスト(卒業生含むハロプロ勢)、
ゲスト(ハロプロ新興勢力&アップフロント)、
の他に、「メロン記念日希望枠」(ワイルドカード?)とでもいうべきものが出来つつある感。
一月の太陽とシスコムーン、
二月のみちよ殿、
そして、今回のSRH…。
さて、次はいったい誰が…?
個人的には是非、Scene of Heavenをお願いしたい。
Nao殿のヴォーカルは是非一度生で聴きたい。
ところでこの日は、CD一枚出すことの意義とはなんだろう?…ということを考えさせられた。
モーニング娘。卒業後、CDを出せなかった矢口真里殿。
久しぶりのCD、初のソロシングルは、ハロプロという枠ではなく、バラエティ番組発、つまり企画モノという形。
その方法じたいは否定しない。
例えば我々は、そのチャンスをより大きなものへ昇華させた、「里田まい」という人物を知っている。
「企画モノ」という点では、アニメのテーマ曲を歌うという形で結成された、しゅごキャラエッグもまた同じである。
ただ、それだけで消えてしまうことの多い、幾多の企画モノと違う点は、「ハロプロエッグ」という研修生である彼女たちの場合、彼女たちがそれを次へのステップへの足掛かりに出来るということだ。
一方で、「CD化を狙う」と宣言しているSRHがいる。
CD化希望の声が大きいという、『かば』サウンドトラック、その代表曲ともいえる『手をつないだ、春の夜』。
さらにつつみかよこ殿。
今年最初のMELON GREETINGにて、
「今年はメジャーデビューしたい」
と、抱負を語った、彼女の思い。
そしてメロン記念日だって、六月に出す予定だという新曲。
約一年ぶりのシングルだ。
意気込みは相当あるだろう。
本人の意志だったり、
ファンの願いだったり。
まだ寒かった三月、舞台公演のあと、シアターグリーンの外で、アンケート用紙に「あの曲、CDにしてください」と書きこんだ人たちの思いは嘘ではないだろう。
考えてみれば、これはハロプロ界隈のことだけではなく、そこら中に転がっている話なのかもしれない。
しかし、12年前の夏に、あの五人が、五万枚の奇跡を起こしたことから、ハロプロは始まったわけで。
何が起こるかなんてわからない。
絶対ムリ、ということはない。
CD一枚、
その重み。
たった一枚に込められた様々な思い。
そういうことを改めて痛感させられた夜でもあった。