南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

12月第一日曜日、国立競技場

関東大学ラグビー対抗戦早大−明大は6日、国立競技場で行われ、早大が16−14で明大に勝ち、2年ぶり21度目の優勝が決まった。引き分け以上なら優勝が決まる早大は、明大に前半終了まで11点のリードを許したものの、後半は力強い攻めで逆転に成功した。両校の通算対戦成績は早大の48勝35敗2分けとなった。

http://www.sanspo.com/rugby/news/091206/rgb0912061559004-n1.htm

明治はここまで対抗戦グループ3勝3敗で5位が確定しており、だから早稲田圧倒的有利の事前の下馬評。


しかし、早明戦


「これまでの試合があまり参考にならない」
と、NHKの放送で解説の浜本剛志氏が試合前に言っていたように、蓋を開けてみれば明治の動きが良く、好ディフェンスを連発。前半の二つのトライはどちらが優勝を狙うチームかわからなくなるほどの素晴らしいトライだった。
明治の敗因は、後半ややバテてしまったことと、早稲田に怪我人が続出した時間帯につけ込めなかったこと(このあたりが明治らしいといえば明治らしい)。
早稲田が勝負を決めたトライは、明治の一瞬の気の緩みだった。
ライン際を走る早稲田の選手。明治がタックルに行く。タックルが決まった瞬間、明治の選手は皆安心したのだろう。動きが止まったように見えた。
しかし、タックルされた早稲田の選手はうまいことボールを中に入れていた。


それにしても、つくづく、早明戦は特別な試合なのだということを改めて認識させられた試合だった。