南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

本日の簡単なまとめ

というわけで、
メロン記念日物語』の並木秀介氏をはじめ、
池田稔氏(『ネムレナイト2008』)、
宮原将護氏(『すこし離れて、そこに居て』)、
斉藤佑介氏(『レモンスター』)、
深寅芥氏(『UNO:R』演出)と、
「お久しぶり」の方々に再会して参りました。



以下、公演中につき、極力ネタバレ防止中。


客入れBGMがHANGRY & ANGRY


石川梨華殿の役名があゆみ(鮎美)。
三姉妹の末娘役。
三姉妹の両親は亡くなっていて、父親は甲斐性のない人だった…。
末娘は幼少時に苛めにあったのがトラウマになっていて…。
ちょっと残念な彼氏が居て…。
そこに探偵がやって来て…。
父と娘の情の話があって…。


…って、文字で書くと『かば』みたいだけど、もちろんまったく違うお話。
ただ、『かば』が動物のカバが物語の主題を象徴していたように、この『タイガーブリージング』ではトラがその役割を果たしている。


(おそらく主役級を演じるはずだった)中神一保氏の病気による突然の降板を受け、代役を立てず、台本の書き直しで臨んだ舞台。
よくぞまとめた、といった感じ。


石川梨華殿、好演。
個人的には彼女のベスト舞台。


仙石みなみ殿は父親との電話の場面が絶品。


吉川友殿はちょっと足りない役。こういうのもハマるんだな、と。


宮原将護・斉藤佑介両氏には、本日もいっぱい笑わせていただきました。


塩田演出は、氏が映像畑の出身だけに、視覚効果的に綺麗。
照明は『ネムレナイト2008』(柴田あゆみ出演)で照明協会奨励賞を受賞したコンノエミコ氏。
今回もたいへん美しい照明でした。


劇中の仙石みなみ吉川友殿らによるダンスの振り付けは、やはり『ネムレナイト2008』に出演していた森実友紀殿。


カーテンコール挨拶。
池田稔座長「本日はご来場ありがとうございました。いよいよ明日一日を残すのみとなりました。昼の部でしたら若干ご用意出来ますので、よろしければお帰りの際にロビーでどうぞ」
並木秀介「(池田座長と)僕らもう四十代で、ずっと芝居やってきた仲間です。また、毎回こうして客演の方々に刺激をいただいてます。…なんてな(笑)」
石川梨華大人の麦茶に初めて出させていただいて、こんなにアットホームに稽古から本番までやらせてもらったのは初めてです。あと二回で終わりっていうのがホントに寂しいんですけど、最後まで頑張ります」


オトムギ初のアフタートークは、降板した中神氏が進行役を務め、本日の出演は石川梨華、大澤桂子(長女役)、橋本美和(次女役)、斉藤佑介(鮎美を好きな横浜役)の各氏。


ロビーに坪田文殿。
宮原氏に声をかけていた(宮原氏は空間ゼリー作品にも出演経験あり)



以上、取り急ぎ――。