SHIBUYA-AXが5月31日を以って閉館した。
(2010年2月19日、筆者撮影)
http://www.shibuya-ax.com/
SHIBUYA-AX - Wikipedia
SHIBUYA-AXはハロプロ・アップフロント関連ではどういうわけか“節目”となるライブが多かった。
- 市井紗耶香with中澤裕子 FALK DAYS(2001年)
- 中澤裕子ライブ&トークツアー「紳士はミニがお好き!」(2002年)
- 初のソロツアー。
- 平家みちよ「卒業メモリアルライブ」(2002年)
- ハロプロ卒業ライブ。
- メロン記念日ファーストコンサート「これが記念日」(2002年)
- 初の単独ライブの追加公演。
- カントリー娘。LIVE2006〜Shibuya des Date〜(2006年)
- メロン記念日10th ANNIVERSARY LIVE 『生誕3654日感謝祭』(2010年)
- メロン記念日10周年記念ライブ。このライブ中に解散発表。
個人としては、安倍なつみ殿の単独ライブがいちばん多かったよう。
そして記憶に新しいのが昨年夏、アップアップガールズ(仮)が出演した「ジモドルフェスタ」。
このイベント中にメンバーが自らチケットを手売りして横浜BLITZ公演を完売させた。
ありがとうございます! #uugirl #アプガ http://t.co/1b05j8m7Rp
— UFCでスタッフ (@ufc_de_staff) 2013, 8月 25
ちょうど31日の朝日新聞夕刊の一面がこのニュースであった。
http://www.asahi.com/articles/DA3S11166328.html
筆者初めて知ったけど、この建物って“仮設”だったんですな。
もともとSHIBUYA-AXの場所は代々木競技場の駐車場で、日本テレビと電通が代々木競技場を管理する日本スポーツ振興センターに賃貸を申し入れた、というのがきっかけだったという。
しかし、第二種中高層住居専用地域のため、建築基準法の規制で興行施設が建てられないので規制対象外となる「仮設物」として造り、1年ごとに渋谷区の許可を得ていた、と。
で、閉館の理由が笑っちゃうほど大人の事情いっぱい。
「仮設で長期に営業したので、そろそろ区切りをつけるよう伝えた」(渋谷区)
「当初は10年で一区切りと考えていたが好評で延長した」(日本テレビ)
「開館当時はJリーグ人気の低下などで国立競技場の収益が落ち込んでいたが、スポーツ振興くじの売り上げが伸びたので重要性が薄れた」(日本スポーツ振興センター)
また、「スポーツ振興との関わりがなく、本来の業務外」(渋谷都税事務所)とされ、スポーツ振興関連なら免除になる固定資産税が2002年から課されるようになったこともあるという。
2020年東京五輪開催とは直接関係はない。
東京五輪ではハンドボール会場となる代々木競技場の駐車場になる予定。
じゃ、国立競技場や代々木体育館でライブやるのも「本来の業務外」なんじゃないか?
本来、スポーツと音楽は切っても切り離せない関係のはずで、かつてオリンピックには芸術部門(絵画、彫刻、詩、音楽など)があり、日本人ではベルリン五輪(1936年)で藤田隆治画伯が絵画部門で、デッサン・素描部門で鈴木朱雀画伯が銅メダルを獲得している。
現在でも、オリンピック開催に際して芸術展示を行うことはオリンピック憲章に定められている。
ところで、アップフロント関連でSHIBUYA-AXのラストを飾ったのは誰になるんだろう?と思ったら、最も意外な人であった…。
ブログを更新しました。
「最後のAXの巻」→http://t.co/fgne4M8hwv
— さわやか五郎 (@sawayakagoro) 2014, 5月 29