南アルプス天然少年団

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通りすがりの傍観者の足跡。

プチ霊能者の話

さて、この『ネムレナイト2008』という芝居は、


人間には、自分に好意を持っている霊だけが見える。


霊の方が自分に対する好意を失ってしまうと見えなくなる。


…というものである。




以前、プチ霊能者、つまり、通常の霊感が強い人よりは霊感があるものの、霊能者と名乗るにはやや能力が弱く…という女性に話を聞く機会があった。


彼女によれば、霊感というのは分かりやすく言うと、人間には霊に対するアンテナやモニターがあり、両方持っているのが霊感の強い人なのだが、普通の人はだいたいどちらか片方しか持っていないのだ、ということであった。
アンテナしか持っていないという人は、霊がそばに居ても何も見えないが、なんとなく霊気を感じる…というタイプの人。
モニターだけ持っている人はアンテナがないので、当然ながら何も見えない。


ちなみに彼女の鑑定によれば、筆者はモニターしか持っていないのだそうで、何も見えないはずなのだが、モニターしか持っていない場合でも、何かの拍子で映ってしまうことがあるのだそうだ。
例えば、よほどその人に好意を持っている霊か、よほど悪意を持っている霊ならば可能性はある、という。


幸い、筆者によほどの悪意を持っている霊、というのは心当たりがないわけで、となれば筆者に好意を持っている霊、例えば親族などの霊しか見えない、と断定されたようなもので、なんだ、それなら怖がらなくてもいいなぁ…と、なんだか安心したものである。




以上、信じても信じなくてもいい話。
だが、ちょっと思い出した話なので。