南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

鳳凰三山・第一日

さて、唐突ではございますが、
南アルプス天然少年団・鳳凰三山山行記』…。


期日:2008年7月21日〜23日
目的地:南アルプス鳳凰三山
参加者:団長、副長、筆者
集合場所:甲府駅




というわけで、2008年7月21日―。



甲府

朝起きると副長よりメール。始発で名古屋を出たとのこと。
筆者は団長と待ち合わせ、高尾8:44発に乗る。
車中はすいており、登山客がちらほらと。


甲府には10:24に到着。とりあえずバス停へ行ってみる。
行き先の表示がわかりにくく、
「ここだったよねぇ?」
と、以前北岳に行った時の記憶を甦らせながら、広河原行きのバス停であることを確認。

やがて副長が到着し、とりあえず飯でも、ということで、
「ここはガツンと吉野屋で」
飯を食い終わってもまだ時間がある為、喫茶店で一服。
山梨交通バス・広河原行き12:00発。



夜叉神峠登山口

バス中、大半の乗客は広河原まで行くらしい。
やはり、北岳甲斐駒ヶ岳の方が人気がある。
副長「こりゃ、山すいてるな」
13:15、夜叉神峠登山口に着く。

ここは憶えていた。
北岳の時に途中立ち寄ってトイレに行ったところだ。
登山道入口すぐ横に湧水がある。


今回のコースは水場が限られており、いろいろと考えておかなければならない。
ここを逃すと、次は明日の南御室小屋まで水場はない、と考えた方がいい。
団長「夜叉神小屋は宿泊客には水を分けてくれるみたいだけど…」
基本的には天水(要は雨水だ)の小屋なので、それも天水かもしれない。
筆者「とりあえず、明日の昼過ぎ(南御室小屋に着く時間)までの分かな?」
副長「いや、昼前には南御室に着くと思う、大丈夫」
一人大体2〜2.5リットル背負う。


13:40に出発。
団長「今日はウォーミングアップ、ゆっくり行こう」
同意。
樹林の中の階段状の急登。
とりあえず30分ばかり登って休憩。
もう携帯は通じない。
auもうダメ?」
「うん、バス停でもうダメだった」
副長のDoCoMoはまだなんとか通じるらしい。


さらに急登はつづき、汗ダラダラ。
以後、何回も休憩した。
単独行の人生の先輩氏と、休憩のたびに抜きつ抜かれつ。
先輩氏「今日は蒸しますねぇ」
「そうですねぇ…」
などと声を交わしつつ急登をゆく。



夜叉神峠

15:05、夜叉神峠に到着。


今宵の宿である夜叉神峠小屋。

タッチの差で先に着かれた先輩氏のあと、小屋に入る。
小屋のご主人に、お茶と桃のもてなしを受けながら、小屋の簡単な説明を受ける。
ポットに入っている水は、ご主人が湧水を汲んできたもので、宿泊客には無料でサービスしている由。
寝所は二階。
全部で15〜20人ほど泊まれるこじんまりとした山小屋。
荷物を置いて、しばらく休憩してから外に出る。


小屋の前で、小屋で買った缶ビールと副長が持って来た日本酒で酒盛。
副長は以前に、この山小屋のテント場にてテント泊してるので、思い出話などを…。

筆者の水筒は、昨年11月の『中澤裕子安倍なつみメモリアルパーティー』(愛の種5万枚完売10周年記念)のグッズ。
結構重宝してます。


ちなみに筆者は、ハロプロのグッズを積極的に実用する男である(だから実用的なグッズが好き)。
この山行中もガッタスメロン記念日のリストバンドを着用していた(本来の使用法だと思う)し、旅のお供の小物入れは、懐かしの『モーニング娘。アート&カラー展』の飯田圭織様デザインのウサギのイラスト入りのものだったりする(これ結構丈夫なんだよね)。
MELON GREETING』の油とり紙セットなんかもミラー付きなんで便利であり、今回は副長に「鏡持ってない?」と言われて貸したりして有難がられたりもした。


なお、副長はハロショ今池臨時店のTシャツ(背中にでっかく『臨』とあるやつ)着用。
去年の夏に名古屋に行った時に、半ば強制的に付き合わせて(副長ハロショデビュー♪)買ったもの。




夕食。
ワインがついてきた♪

今夜の宿泊客は我々の他に、件の先輩氏とこの山小屋常連のご夫婦。
先輩方の山のよもやま話を拝聴する。


件の先輩氏は、我々と途中まで同じコース、だが、さらに広河原に降りて、他の山にも登られるらしい。二週間の行程だという。
北岳そばの小太郎山で、ライチョウの親子に遭遇した話を傾聴した。
近年までライチョウは、南アルプスでは絶滅した、と思われていたのである。
なお鳳凰三山にてもライチョウの生存が確認されている。
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/yamanashi/080520/ymn0805200212000-n1.htm


南アルプス常連のご夫婦には、
「山は好きな山に何回も登るのがいい。いろいろな面が見えてくる…」
というアドバイスも受けた。
その時副長は、筆者の顔をぼんやりと見ながら、
(そういえばこの男は、丹沢ばっかり登ってるな…)
などと考えていたらしい。
いや別に、好きとかどうかじゃなく、近いからなんだけどね(決して嫌いでもないけど…)。




20:00消灯。
副長は19:50にはもういびきをかいていた。
筆者はしばらくヘッドホンでラジオを聴いていた。
ちょうど“多摩川のカリスマ”中本賢氏がアウトドアの話をしていた…。


中本賢
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9C%AC%E8%B3%A2
多摩川クラブ
http://members3.jcom.home.ne.jp/ken195665/




つづけ