ハロプロ関連の舞台を観に行くと、出演者の中に、必ずお初の方がいるもので、仮に名前や顔は知ってても芝居を生で観るのは初めて、という場合が多いが、今回はそういう人が皆無。
ハロプロ関連舞台常連の方々ばかり。
あいざわ元気
【出演】
『美女木ジャンクション』(前田憂佳・福田花音)
『携帯小説家』(℃-ute)
『かば3』(メロン記念日・三好絵梨香・岡井明日菜)
『あたるも八卦!?』(℃-ute)
『サンク ユー ベリー ベリー』(Berryz工房)
ラジオが本業。
ラジオを聴いたことがなくとも、ハロヲタならばかつてのスポーツフェスティバルのレポーター役としておなじみの声。
最近だと、テレ東で放送された『モーニング娘。アメリカ初上陸ライブ』のナレーションが記憶に新しい。
柴田あゆみ殿とは初期にラジオで共演しているらしい。
やはり『かば3』のお父さん役が印象深いが、あれが三回目の舞台出演で、初舞台が『美女木ジャンクション』ということには驚かされた。
今回の役は、メロン記念日をわずかに知っているラジオ番組のパーソナリティ。
山あり谷ありのメロン記念日のデビューからの道のりを徐々に知っていく姿は、今作の太田善也氏の台本作りの過程を想像させる。
決めとなるセリフ、
「出会ったのは偶然だったかもしれないが、10年続けば奇跡…」
というのは、パンフレットの座談会における太田氏の言葉だし、そういえば村田めぐみ殿は『かば』のお父さん役に太田氏を推していたなぁ…、などと、いろんな意味で太田氏の分身といえる役だった。
Nao
【出演】
『百円野菜』(能登有沙・大瀬楓)
『千歳月』(福田花音)※主題歌も
『再縁!!千歳月』(福田花音)※主題歌も
『かば』(メロン記念日)
『かば2』(メロン記念日・三好絵梨香)
『かば3』(メロン記念日・三好絵梨香・岡井明日菜)
『凛として!』(三好絵梨香・西念未彩・北原沙弥香・佐野香緒里)
元々はScene of Heavenのヴォーカリストで舞台『千歳月』の主題歌も歌っていた。
解散後はソロ活動中。
最近では、“謎のセクシーアーティスト”として、奈央名義でムード歌謡『悲しい約束』を歌っている。
役者としては、『かば』シリーズ全作品に出演。
どうみても女性にしか見えないが実は男(しかも元自衛官)という寺岡役は、「人は見かけによらない」というシリーズのテーマを象徴している役であった。
今回も偽柴田あゆみ役、斉藤瞳殿のギャル仲間役、村田めぐみ殿の母役…と年齢バラバラの役で大活躍。
本業が歌手だけに、偽メロン記念日のメインヴォーカル役はハマっていた。
並木秀介
【出演】
『コトブキ珈琲』(アヤカ・岡田ロビン翔子)
『外は白い春の雲』(前田憂佳)
『寝る子はキュート』(℃-ute)
『ちがいますシスターズ』(保田圭・アヤカ)
『美女木ジャンクション』(前田憂佳・福田花音)
『ネムレナイト2008』(柴田あゆみ)
『サンク ユー ベリー ベリー』(Berryz工房)
『タイガーブリージング』(石川梨華・吉川友・仙石みなみ)
大人の麦茶の主力としてハロプロ関連舞台の常連だが、どういうわけかメロンとは縁が薄く、『ネムレナイト2008』で柴田あゆみ殿と共演したのみ。
元・息っ子クラブ、背番号2番。
つまりはこの人、元・アイドルなのだ。
おニャン子クラブに便乗したグループ出身、本家に比べて…ということでは、ある意味“メロン記念日的”といえるかもしれず、メロン記念日の気持ちもヤマシゲマネージャーの気持ちもよくわかる?
それがあの熱演につながっていたとしたら…。
『This is 運命』発売前のメロンにダメ出しする場面(とくに「さい・とおぉぉ〜!」)は、公演ごとにオーバーアクション化していき、舞台狭しと暴れまくるように。
『タイガーブリージング』もドリダンもチケット取れましたんで、“アレもんで、ヨロシク関係”で…。
川原万季
『かば』(メロン記念日)
『レモンスター』(保田圭・柴田あゆみ)
『かば3』(メロン記念日・三好絵梨香・岡井明日菜)
『すこし離れて、そこに居て』(大谷雅恵・柴田あゆみ)
『ロマンチックにヨロシク』(保田圭・矢島舞美・中島早貴)
『かいぶつのこども』(北原沙弥香・宮本佳林)
【作・演出】
『あたるも八卦!?』(℃-ute)
『僕に似合いの身体』(保田圭)
もうひとりの「9/23生まれのマキちゃん」。
『いいとも』のタモさん役が結構似ていた(笑)
そういえば『かば3』で、本編中でもアフタートークショーでも『いいとも』ネタあったんだよな。
偽大谷雅恵の、髪の色をいろいろやったら「珍しいインコ」になっちゃった…ってのには腹を抱えて笑った。
柴田殿の親友・京子ちゃん役や村田殿の幼なじみ・まゆみちゃん役はプライベートでもメロンと仲良しなのでハマり役。
…というわけでドリダン当選したので、観に行かせていただきます。
谷中田善規
【出演】
『おじぎ30度 オン・ステージ』(高橋愛・亀井絵里・道重さゆみ・田中れいな)
『携帯小説家』(℃-ute)
『レモンスター』(保田圭・柴田あゆみ)
『かば3』(メロン記念日・三好絵梨香・岡井明日菜)
『おじぎでシェイプアップ!』(高橋愛・亀井絵里・道重さゆみ・田中れいな・竹内朱莉・宮本佳林)
『すこし離れて、そこに居て』(大谷雅恵・柴田あゆみ)
『凛として!』(三好絵梨香・西念未彩・北原沙弥香・佐野香緒里)
『ロマンチックにヨロシク』(保田圭・矢島舞美・中島早貴)
『かいぶつのこども』(北原沙弥香・宮本佳林)
太田氏によれば、「散歩道楽が劇団になった頃に谷中田はもう居た」という最古参の劇団員。
なのに、『かば』シリーズは『3』になって初登場。
メロン全員との共演は今回が2回目とは思えないほど、ハロプロ関連舞台の常連役者。
役柄の幅が広い人で、筆者、初見が『携帯小説家』の好青年の編集者役だったので、『レモンスター』の保田圭殿演じる夕子の弱味につけこむ悪徳警官役には驚かされた。
花を手に歌い踊る偽村田めぐみ役は、『灼熱天国』の洋楽ソロ部分がモデルであろうか?
ヒルタ街
【出演】
『かば』(メロン記念日)
『携帯小説家』(℃-ute)
『レモンスター』(保田圭・柴田あゆみ)
『かば3』(メロン記念日・三好絵梨香・岡井明日菜)
『おじぎでシェイプアップ!』(高橋愛・亀井絵里・道重さゆみ・田中れいな・竹内朱莉・宮本佳林)
『すこし離れて、そこに居て』(大谷雅恵・柴田あゆみ)
『ロマンチックにヨロシク』(保田圭・矢島舞美・中島早貴)
『かいぶつのこども』(北原沙弥香・宮本佳林)
『かば』一作目の江波ちゃん役「あ〜、パーマあてたい」で強烈なファーストインパクト。
『すこそこ』ではメロン二人をさしおいて(?)ヒロイン役。
メロンはもとより、『かば3』共演で仲良くなった岡井明日菜殿のエッグ公演にも参戦。
偽斉藤瞳役は極度にデフォルメされた“セクシー担当”。
舞台に近い席の観劇時に、ホンモノと同じ位置にホクロを付けているのを発見して爆笑してしまった。
鈴木佐和
【出演(衣装も)】
『かば』(メロン記念日)
『かば2』(メロン記念日・三好絵梨香)
【演出助手】
『宇宙にタッチ』(斉藤瞳・村田めぐみ・大谷雅恵・青木英里奈)
【衣装】
『おじぎ30度 オン・ステージ』(高橋愛・亀井絵里・道重さゆみ・田中れいな)
『猫目倶楽部』(三好絵梨香・保田圭・メロン記念日・前田有紀・岡田唯)
『携帯小説家』(℃-ute)
『かば3』(メロン記念日・三好絵梨香・岡井明日菜)
『東京アリス』(石川梨華・吉澤ひとみ・小川麻琴)
『おじぎでシェイプアップ!』(高橋愛・亀井絵里・道重さゆみ・田中れいな・竹内朱莉・宮本佳林)
『あたるも八卦!?』(℃-ute)
『UNO:R』(メロン記念日)
『猫目倶楽部2』(三好絵梨香・吉川友・森咲樹)
『サンク ユー ベリー ベリー』(Berryz工房)
『ロマンチックにヨロシク』(保田圭・矢島舞美・中島早貴)
元々はトノチョ’作品の常連女優。
『かば』シリーズでは弥生(斉藤瞳)の宿敵・京子さん役。
『かば2』以来久しぶりの舞台だが、役者として出てなくとも、スタイリストとしてハロプロ関連舞台に関わっているので、受付やロビーでお見かけすることは多い。
今回は主として、野平マネージャー役。
トレードマークのグレーのパーカーといい、メロンヲタなら誰がモデルか一発でわかる役だけど、この人の場合は、モデルの人とはスタイリストとマネージャーという関係でもあったので、ヲタは言うに及ばず、メロンメンバーさえもわからない本人のクセとか知ってるんじゃないだろうか?
表にはまだ表れていない部分が残されているような、そんな厚みのある演技だったように思う。
岩崎亮
【出演】
『宇宙にタッチ』(斉藤瞳・村田めぐみ・大谷雅恵・青木英里奈)
『FAMILY OF THE DEAD』(斉藤瞳・村田めぐみ・大谷雅恵)
『ミコトマネキン』(柴田あゆみ・保田圭・三好絵梨香・能登有沙)
『凛として!』(三好絵梨香・西念未彩・北原沙弥香・佐野香緒里)
『宇宙にタッチ』では皆が火星の王子・マースの言うことを信じる中、宙(大谷雅恵)とたった二人だけ疑問を抱き、立ち向かう役だった。
『FAMILY〜』あたりから“噛み様”のニックネームが定着、徐々にいじられ役に。
今回の劇中劇『かば4』での活舌が悪くて死んだという役者の霊の役はスゴかった…(笑)
主としては、物語の発端を作る“ヲタもだち”役。
メロン記念日を前にしてサインを貰いたいのになかなか言い出せないところは、『ミコトマネキン』での新村さん(三好絵梨香)にモデルになってもらいたいのに言い出せないカメラマン役を彷彿とさせる。
フットサルやマラソンをやる人で、河口湖マラソンに一般参加し、前夜祭のメロン記念日ライブに参戦していたりする人なので、今回の役は適役といえるかもしれない。