南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

ガッタスとメロン記念日のおもひで


2003年9月9日、ハロプロフットサル宣言。
初練習に参加したのは、飯田圭織高橋愛紺野あさ美後藤真希、あさみ、里田まいみうな斉藤瞳村田めぐみ大谷雅恵柴田あゆみ松浦亜弥…。


その後何回かに渡って練習&セレクションが行われ、10月29日、選抜チーム12名が選出。
吉澤ひとみ(主将)、後藤真希石川梨華辻希美紺野あさ美小川麻琴、あさみ、里田まいみうな斉藤瞳柴田あゆみ松浦亜弥
後日、最後の一人を「藤本美貴か、斉藤瞳か」で迷い、「攻撃型の選手ばかりになってしまうのでディフェンス型の選手がほしい」ということで斉藤選手に決まった、という話。



筆者が試合を初めて観たのは、チーム二戦目となったハロプロスポーツフェスティバル2003・東京ドーム大会(11月22日。十城クラブ戦)。
チーム初戦の大阪ドーム大会(11月16日。スぺランツァFC高槻戦。0-7)では零封され、「一点取れるか?」に注目が集まる中、石川梨華選手によるチーム初得点、あさみ選手による二点目が記録された記念すべき試合(2-9)。


メロン記念日勢は、斉藤瞳選手が仕事で腰を痛め欠場、柴田選手は事前の短距離走で足を痛めるも先発強行出場。
…と、この日のメロン勢はコンディション的にはボロボロで、試合後のライブもセカンドベース付近で唄ったあと、斉藤・柴田両選手はまともに歩けない状態で、その二人を両側から他の二人が支えながら、照明の消えた中バックスクリーン方向へとぼとぼとハケていく姿が印象的だった。


かわいい彼 (メロン記念日) Hello! Project SPORTS FESTIVAL 2003 TOKYO DOME



2004年1月、チーム名がGatas Brilhantes H.P.に決定。
2月、藤本美貴大谷雅恵両選手がチームに合流。
3月の東京都大会に出場するも全敗。
(ほどなく大谷選手はチーム離脱)



ガッタスが初勝利、初優勝を決めたお台場カップ(2004年8月14〜15日@お台場特設会場)。
メロン勢は『ライブツアー極上メロン』の日程(@Zepp Tokyo)と重なった為出場出来ず。


筆者、ライブに行くべく東京テレポート駅に着いたら、ちょうど最終試合(ガッタス-FANTASISTA)の真っ最中。
その場で漏れてくる実況中継に耳を傾けていると、同点のまま試合終了、ガッタスの優勝が決定。
同時にZepp Tokyoの方角から雄叫びのようなメロンヲタの大歓声が聴こえてきた(笑)
この日のライブ、アンコールMCでも柴田あゆみ選手よりガッタスが優勝したことが報告され、場内から「ガッタス!」コールが巻き起こった。
関係者席には当時のガッタスメンバー(吉澤石川後藤紺野里田…)が大挙して駆けつけており、『極上メロン』DVD特典映像には賑やかなこの日の本番前映像が収録されておりました。



ハロプロスポフェスEPSONカップ(2004年12月5日@さいたまスーパーアリーナ。REALLY?madrid戦。3-0)。
この日はロングパスを蹴って斉藤選手を縦に突っ込ませるのが繰り返されていたが不発。



第一回フジテレビ739カップ(2005年3月24日@駒沢体育館)で、ガッタスCarezzaに優勝をさらわれる。
メロン勢は舞台『むらたさ〜ん、ごきっ?』の稽古で練習にほとんど参加出来ず、コンディション不足。敗因には斉藤選手のミスもあったと思う。
終了後、試合にさえ出られない悔しさに、ベンチに座り込んだまま震えている柴田選手の姿が印象的だった。



第二回フジテレビ739カップ(5月23日@駒沢体育館)。
3月の大会はすべてこの日の為の前置きだったのではないかとさえ思えた熱戦。
とくに宿敵Carezzaとの決勝戦は、芸能人女子フットサルをサッカーやフットサル専門誌にも認知させ、その後の盛り上がりを決定づけた。
しかし、メロン勢は決勝戦PK戦サドンデスに参加出来なかった、自ら名乗り出られなかった悔しさを味わう。*1



6月13〜14日、ガッタスJ-STEP静岡市清水区)にて初めての強化合宿を行い、チーム最年長(当時)・斉藤瞳選手が合宿隊長に任命される。



第一回すかいらーくグループカップ(7月29日@代々木第一体育館)ではメロン勢も試合出場の機会が増え、柴田選手はYJシューターズ(現・南葛シューターズ)戦にてシュートがポストに当たってコケた姿が印象的。
二人はCarezzaとの決勝戦にも出場。
一点を争う好ゲーム。
柴田選手は先発出場、司令塔役を務める。斉藤選手は後半から出場、懸命のディフェンス。
優勝の瞬間にピッチに立っていた斉藤選手はその場で号泣。初めてチームの優勝に貢献出来た喜びを味わった。



夏のすかいらーくグループ冒険王リーグ(8月6・7・13・14日)では予選初日5チーム中4位という大苦戦、あわや予選敗退かという危機のなか、7日の四谷クローバーズ戦で斉藤選手が初ゴールを決めて勝利に貢献(もちろん号泣)。
翌週13日、今度は柴田選手が同じく四谷戦初ゴールを決め、決勝進出へ貢献。



第二回すかいらーくグループカップ(10月20日@駒沢体育館)では決勝戦ミスマガジン戦。1-0)で柴田選手が決勝ゴール、翌日の芸能ニュースでも取り上げられた。



…って、なんだかメロン記念日そのものの歩みみたいだったような…。




正直、芸能人女子フットサルが面白かったのはこのあたりまで。


このあと、スフィアリーグ開幕(2005年12月15日@駒沢体育館)。
斉藤瞳選手引退試合(2006年3月19日@さいたまスーパーアリーナ)。
グッドウィルカップ(2006年7月6・7・13日)で柴田あゆみ選手がキャプテンを務める*2
…と続くんだけど。



原因は主催者側がリーグ戦を軽視し、トーナメント制を取り入れたこと。
トーナメントで負けてしまえば終わり。芸能人たるもの、出番がなくなれば何の意味もないわけで。
この為各チームとも安全策をとるようになり、「勝てばいい」とばかりの凡戦が増えた。
某チーム関係者の「リーグ戦だったらウチは例え弱くても観客にアピール出来た。でも、トーナメントとなると勝たなきゃしょうがない」という発言がすべて。


筆者などは最近はすっかりガッタス現場から遠ざかってしまった。
でも、ハロヲタが一致団結して応援出来る場は、もはやガッタスしかないのかもしれない。
ガッタスには頑張ってほしい。
 
 



んじゃ、久しぶりに、あの“名勝負”でも見てみましょうかね。



…ていうか、今まで見入っていてしまひましたが。



第一回すかいらーくグループカップ決勝 Gatas Brilhantes H.P vs. Carezza 前半


第一回すかいらーくグループカップ決勝 Gatas Brilhantes H.P vs. Carezza 後半

 
 

*1:この時期のガッタスにおけるメロン勢の苦悩についてはDVD『万才!フットサル』に詳しい。

*2:吉澤主将以下のモーニング娘。&OG勢が『リボンの騎士 ザ・ミュージカル』の稽古があった為…というよりもスポンサー企業同士の大人の事情。