南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

『恋文横丁2010』“大谷先生”登場部分の巻


第2話「オーディションの王道」
店のカウンター前にて、これから体操のお兄さんのオーディションを受けに行くという小玉欽二(通称:タマキン。椎名茸ノ介)が、役者でもあるマスター(久保木秀直)からアドバイスを受けるくだり。
欽二は、店の歌い人(渡部沙智子)から歌の指導を、踊り子(竹野智子)からはダンスの指導を受ける(←この場面は欽二のモノマネだったり勝手な解釈だったりが面白い)。


さらに、オーディションを受けるにあたっての心構えを…ということで、
マスター「今日はちょうど“先生”が来てるから紹介しよう」
と言って、
マスター「先生〜! 先生〜! 大谷先生〜っ!」
と、店内を探しまわる。
ようやく見つけて、
マスター「あっ、大谷先生! お願いします!」
大谷先生、席から立ち上がり、
大谷「(巨匠のように)うむ、行きましょう!」
とうなずいて、カウンターの方へと向かう。


カウンター前の欽二のそばに寄る大谷先生。
欽二の衣装は“体操のお兄さん”らしく、ジーンズのオーバーオールに赤いニット帽。
大谷先生は例の衣装に例の髪の色なわけで…。
大谷「あなた、衣装かぶってるわね」
ヲタ<爆笑
欽二「俺いつもこの服です…」


大谷「オーディションというのは、“愛”です!」
欽二「愛?」
言っておいて、メールでも来たらしく、携帯をいじり始める大谷先生。
その間、
マスター「おい、タマキン。脱げ!」
欽二「は?」
マスター「裸になるのが“愛”ってもんだろ」
欽二、マスターにカウンターの上に上らされ、やむなくそこで服を脱ぎ、パンツ一丁になる。
マスター「それも脱げ」
欽二「えっ、これも…?」
マスター「先生もそうおっしゃってる」
欽二「いや、どう見ても先生、携帯いじってるだけですけど…」
客席<(笑)
欽二、やむなくパンツも脱ぎ始め、お尻が見えたところで大谷先生が携帯をいじるのをやめて、カウンターを振り返る…。
大谷「うあ!」
客席<爆笑



この人は最近、どこの芝居でもイベントでも、男の裸ばかり見せられているな…(笑)



大谷「裸になれとは言ってません!」
マスター「え?」
大谷「“愛”をそういう意味にとらないでください!」
マスター「すいません! 愛とは…、『先生の新曲を聴け』ということですね?」
大谷「そうです!」
ヲタ<拍手(笑)


曲は『ENDLESS LOVE』。
カウンター前をゆっくり行き来しながら唄う大谷先生。
途中、マイクのコードが絡まりそうになったのか、カウンターそばの席のお客さんが機転をきかせてコードをさばく。
客席<爆笑
唄いながらそのお客さんのそばに行き、「グー!」とばかりにOKサインを送る大谷先生(笑)



歌あと――。
マスター「わかったか、タマキン?」
欽二「なんとなくわかりました」(←まだ服を着ている途中)
マスター「お前、先生の歌を裸で聴いてたな!」
客席<爆笑
欽二「すいません。聴き惚れてたもんで…」
客席<(笑)


マスター「先生は元メロン記念日だそうですね」
大谷「はい。10年間やりました」
マスター「10年間で辛かったこと、楽しかったことを教えてください」
大谷「そうですねー。私、人付き合いが苦手なんですね」
マスター「私もそうです」
大谷「そうですか! 私、昔は友達が少なくて…。まぁ、今でも少ないんですけど…」
客席<爆笑
大谷「その、人付き合いの苦手な私が、10年同じ仲間と一緒にやれて…。家族とはまた違うじゃないですか。そういう家族以外で大切な仲間を作れたことが幸せですね」
客席<拍手
大谷「実は私、今日のこと、ちゃんと告知してなかったんですね…」
マスター「ちゃんと告知してください」
客席<爆笑
大谷「すいません…。でも、今日もちゃんとメロン記念日時代からのファンの方もいらしてて…」
マスター「先生はライブもなさるそうですね」
大谷「はい」
マスター「その情報を是非教えてください!」
客席<(笑)
大谷「11月6日に、ライブがあります。場所は表参道のIVYホールです。チャペルでのライブということでウェディングドレスを着ます。今日初めてましての方も多いと思いますが、興味ある方は、詳しくは私のブログに載ってますので見てください!」
マスター「先生、ありがとうございました!」
欽二「ありがとうございました!」
マスター「大谷雅恵先生でした〜!!!」
客席<拍手
大谷先生席に戻り、芝居の続きが始まる…。