市川氏のデビュー作は『快獣ブースカ』*1。
ブースカといえば、先だっての舞台『下北箱庭HEARTs』。
久しぶりに兄(杉山文雄)がブータンから帰って来るという話になって、山冲勇輝氏演ずる進が、
「お兄さんが赴任した国ってブースカでしたっけ?」
と間違えたことから、
「ブースカってなんだっけ?」
という話になり、ヲタク役の高杉瑞穂氏がブースカについての解説をし、ブースカ語「バラサ、バラサ」「プリプリノキリリンコ、カッカッカ」「シオシオノパー」などを実演してみせる。
千秋楽ではこのブースカ語実演のくだりがエスカレートして、本来怒っている演技の妹たち(飯田圭織、仙石みなみ)が吹き出してしまうというハプニングを呼んだ。
その千秋楽の本番中には地震もあったし、公演終了後にはブータン国王来日というニュースもあった。
『下北箱庭HEARTs』は、良くも悪くも今年2011年を忘れられない年にさせてくれる舞台となった。
謹んでご冥福をお祈りいたします。