南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

歴史的快挙

http://sankei.jp.msn.com/sports/news/130615/oth13061516420008-n1.htm
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130615/k10015326831000.html


先週の試合が惜しい逆転負けだったので、なんとかしてくれ…という思いで観ていたが、思いのほか「完勝」といっていい内容だった。
日本が「オリジナル8」*1と呼ばれる強豪国に勝ったのは、1989年5月のスコットランド戦以来。
24年前もむし暑い日だった。場所も同じ秩父宮ラグビー場
こういう梅雨の前後の天候の時に日本で行われる試合では、日本には大チャンスが訪れる。
ウェールズは全英代表・ブリティッシュライオンズの日程と重なり、そちらに主力の多くを取られていたとはいえ、今年の欧州6カ国対抗の優勝に貢献した選手も含まれているチームなので、やはり快挙といっていい。
それに24年前の試合は、日本側はテストマッチ(サッカーでいう国際Aマッチにあたる格付け)としているが、スコットランドテストマッチとは認めていなかった(正式なチーム名は「スコットランド代表」ではなく、「スコットランドXV」)。


ところで、これで日本はウェールズが保持していた「レイバーン・シールド(Raeburn Shield)」を獲得することになった。
The Raeburn Shield
「レイバーン・シールド」は世界最初のテストマッチであるイングランドスコットランド戦(1871年)が発祥の盾。
初代保持者はスコットランド
昨年、イングランドが前回W杯チャンピオンのニュージーランドから奪い、今年の欧州6カ国対抗でウェールズイングランドに勝ったため獲得。
それを今回日本が勝ったため、シールドを獲得することになった。日本が獲得するのは、もちろん史上初。
ちょっと運に恵まれたというか、めぐり合わせが良かった(笑)



日本は次回、6/19にカナダと対戦。
果たしてレイバーン・シールドを守れるか?
 
 

*1:国際ラグビーボード(International Rugby Board)の最初の加盟国。イングランドアイルランドスコットランドウェールズ、フランス、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ