南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

ガッタスの意味

エントランスリーグ最終節、ガッタスは3-1で勝ち、有終の美を飾ったそうで。
そんな今日、TLでたいへん興味深い記事を見つけたのでご紹介をば。


【コラム】芸能人フットサルチームの参戦について - 女子フットサル|PANNA-FUTSAL


やはり東京都大会などの公式戦への芸能人チームの参加には否定派も少なからずいるようである。
以下、否定派の意見。

・彼女達はあくまで芸能人、目標は芸能界で売れる事。
・芸能人はユニフォームをはじめ、道具類は全てメーカーから提供される。監督もいてコート代も払わなくて良い。一般のチームは部費を払って自分達でコートを借りて、道具も自分達で買い揃える。環境が違いすぎる。
・リーグ戦は自主運営。芸能人がオフィシャルやボールパーソンをやる等、裏方をやる所を見せてはいけない。
・芸能人として売れたら、本人の意思はともかく芸能事務所の方針でフットサルはやらなくなる。
・芸能人同士でフットサルをやる方が協会、連盟等に関係なく自由にショーアップも可能。お金にもなるし、将来の彼女達の為になる。

確かにもっともな意見である。
一番目と二番目についてはなにも反論することが出来ない。
ただ、これは例えばガッタスのようなチームが1つある、というのは役立ってはいないのだろうか。
芸能人大会のスフィアリーグ時代のエピソードであるが、ガッタスには医療スタッフがおり、他チームの選手が怪我をした際もガッタスの医療スタッフが手当てしていたという。
ガッタスは一般の強豪チームから技術や試合運びなどを学ぶ代わりに、そういう形で他のチームにお返し出来るのではなかろうか。
三番目については、
「芸能人が裏方をやる所を見せてはいけない」
というのは首をひねらざるを得ない。ヲタとしてはむしろそういうところを見たいものである。
このあたりのことについては、夏のa-nationCUPの時の「マネージャー:石川梨華」というのが、何かのヒントのような気もするが…。
四番目については、確かにそういう場合もあるだろうが、そうでない選手もいるということはガッタスが証明しているように思う。
五番目。
今年、筆者は都大会とa-nationCUPを観戦したが、一般チームの大会と芸能人チームの大会では楽しみ方が違う。一般チームの大会では、ガッタスはいったいどのくらいのレベルなのか?ということを推察出来るチャンスなのである。
都大会で2勝したガッタスはこの意見には充分反論出来ると思う。
それに芸能人大会はさほどお金にはなっていないと聞く。スフィアリーグでもほとんどのチームはノーギャラだったというし、この否定派の方の「芸能人として売れたらフットサルはやらなくなる」という意見とは矛盾がある。仮にフットサルをやっている芸能人が“芸能人として売れてない”のなら、金もうけにはならないではないか。
それに下手にショーアップして失敗したスフィアリーグの例もあるし…(苦笑)


賛成派であるこのコラムの著者氏は、ガッタスサポーターが掲げた女子日本代表を讃える横断幕を例にあげ、それでも彼女たちは普及に役だっている、と述べてくれている。

人気が出てテレビやラジオに出演した時に「私も公式戦に出て、フットサル日本女子代表の選手や一般の選手とも試合をしました。フットサルは女子のリーグや大会もあるんですよ。是非挑戦してみて下さい」なんて言ってくれたら嬉しいな・・・。


ガッタスメンバー・サポーターには、まだまだやるべきことがあるようである。