散歩道楽2011冬の祭典 サンポジウム2011
2011年2月8日〜2011年2月27日＠楽園/「劇」小劇場
期間中に下北沢の２劇場を使って３人芝居を６本、本公演（『石神井ポルカ』）２本を上演した。
散歩道楽2011冬の祭典 サンポジウム2011 - 劇団プロジェクト
『石神井ポルカ〜昭和編〜』
東京の石神井にある六畳一間の風呂無しアパート。夕暮れ時にポルカが聴こえるあの窓からは、今日も懐かしい顔が空を見ている。
【作・演出】太田善也
【出演】郷志郎(散歩道楽)/キムユス(散歩道楽)/谷中田善規(散歩道楽)/ヒルタ街(散歩道楽)/珠乃(散歩道楽)/ちゅうり(タテヨコ企画)/笹野鈴々音/三好絵梨香
『石神井ポルカ〜平成編〜』
東京の石神井に今も残る六畳一間の風呂無しアパート。かつて父が暮らしたポルカの聴こえるあの窓からは、今日も誰かが空を見ている。
【作・演出】太田善也(散歩道楽)
【出演】郷志郎(散歩道楽)/植木まなぶ(散歩道楽)/椎名茸ノ介(散歩道楽)/上松コナン(散歩道楽)/鉄炮塚雅よ(散歩道楽)/鶴ひろみ(青二プロダクション)/安東桂吾/三好絵梨香
※時代設定が1970年代半ばの『昭和編』と2011年の『平成編』の２つのストーリーで、舞台は同じボロアパートの同じ部屋で展開される。
※『昭和編』（郷志郎）『平成編』（安東桂吾）とも、主人公は何事かを為そうとしている25歳の設定。
※『昭和編』と『平成編』で同じ人物が登場したり、『平成編』で『昭和編』の登場人物のその後がさりげなくわかったりする。
※双方に出演している郷志郎・三好絵梨香は共に親と子の設定。
※ボロアパートが30年以上経っても何故まだ立っているのか？がストーリーの要になっている。
※部屋の２面から観られる舞台セット。
※太田善也「『昭和編』だけのつもりだったが、ある登場人物のその後が気になって『平成編』を書きたくなった」（アフタートークショーでの発言）
※アフタートークショーでオリジナルテーマ曲（音楽：高田泰介＝PLECTRUM)が披露された（歌：三好絵梨香、演奏＆コーラス：高田泰介）。
※この公演のあと、散歩道楽は劇団としての活動を一時休止する。
※DVD未発売なのが残念な傑作。
※鶴ひろみ殿が出演しているので、戸田恵子殿や三ツ矢雄二氏といった声優陣が多数観劇していた。
当時のブログ→アタラシイレンドラ | 戸田恵子オフィシャルブログ Powered by Ameba
舞台セットの写真→サンポジウム２０１１終了 : 淡い期待の覚書 「うすぼんやりとしあわせだ」
全労済ホール/スペース・ゼロ提携公演『リボーン〜命のオーディション〜』
2011年10月8日〜2011年10月17日＠全労済ホール スペースゼロ
“この世”と“あの世”のあいだの世界 用意された10個の“新たな命”。集められた10人の“歴史上のスーパースター”。しかし11番目に現れたのは“名も無き凡人”だった。偉人たちによる“生まれ変わるためのオーディション”。
【脚本】太田善也（散歩道楽）
【演出】吉田健(TBSテレビ)
【出演】新垣里沙(モーニング娘。)/ 田中れいな(モーニング娘。)/譜久村聖(モーニング娘。)/生田衣梨奈(モーニング娘。)/鞘師里保(モーニング娘。)/鈴木香音(モーニング娘。)/工藤遥(モーニング娘。)/兵藤ゆき/廣野有紀/三好絵梨香/仙石みなみ(アップアップガールズ(仮))/森咲樹(アップアップガールズ(仮))/宮本佳林(ハロプロエッグ)/高木紗友希(ハロプロエッグ)他
リボーン〜命のオーディション - 劇団プロジェクト
※当初、新垣里沙と光井愛佳のダブル主演の予定だったが、光井が左距骨疲労骨折の影響により降板。代役として田中れいなが出演することになった。
※モーニング娘。9期の初舞台となった作品。10期で工藤遥のみが出演しているのは、オーディション合格前にハロプロエッグとして出演が決まっていたため。
※ジャンヌ・ダルク（新垣里沙）、クレオパトラ（譜久村聖）、織田信長（仙石みなみ）、チンギス・カン（宮本佳林）…と、歴史上の実在の人物の役を演じているので「配役宝典」にもそれぞれの人物の項で掲載されている。
配役宝典 本稿 第六版
※この年織田信長を演じたのは、わかっているだけでも41人に上るが、松方弘樹、豊川悦司、加藤雅也、津田寛治、木村拓哉…と錚々たるメンツ。他にハロプロメンバーともたびたび共演しているX-QUESTの清水宗史氏(舞台『降臨FIGHT』。同作品には大谷雅恵が出演)、村井良大氏(『戦国鍋TV』『乾杯戦士アフターV』)の名前も。
新垣里沙と田中れいな→リボーン終了 : 淡い期待の覚書 「うすぼんやりとしあわせだ」
散歩道楽特別公演 VOL.2『ストロンガー』
2012年3月14日〜2012年3月20日＠六本木 俳優座劇場
ある日、突然、理不尽な力で放り出された、馬鹿で、弱くて、まるで社会性のない兄妹。劇団員をWキャストとしてお送りする散歩道楽特別公演は、弱い人間たちが、強く生きていこうとする、闘いの記録。
突然母（小林さやか）が失踪、残された兄妹。兄・強（宮原将護→植木まなぶ）はもともと優秀な教師だったのが悪い噂を立てられてひきこもりに。おとなしかった妹・育（田辺奈菜美→萩原舞）もグレてしまう。そんな２人の前に亡き父の遺産に思惑のある訪問者が次々と現れる。
【作・演出】太田善也(散歩道楽)
【出演<散歩バージョン>】植木まなぶ(散歩道楽)/谷中田善規(散歩道楽)/萩原舞(℃-ute)/中島早貴(℃-ute)/岡井千聖(℃-ute)/小林さやか(劇団青年座)/宮原将護(大人の麦茶)/田辺奈菜美(ハロプロエッグ)/郷志郎(散歩道楽)/椎名茸ノ介(散歩道楽)/ヒルタ街(散歩道楽)/珠乃(散歩道楽)/村上東奈
【出演<道楽バージョン>】植木まなぶ(散歩道楽)/谷中田善規(散歩道楽)/萩原舞(℃-ute)/中島早貴(℃-ute)/岡井千聖(℃-ute)/小林さやか(劇団青年座)/宮原将護(大人の麦茶)/田辺奈菜美(ハロプロエッグ)/川原万季(散歩道楽)/キムユス(散歩道楽)/鉄炮塚雅よ(散歩道楽)/上松コナン(散歩道楽)/菊池美里
散歩道楽特別公演 VOL.2『ストロンガー』 - 劇団プロジェクト
※これも太田氏得意の家族再生の物語。
※母が失踪してからの現在進行形のストーリーに過去のエピソードが挿入される構成。兄妹の過去と現在を一人二役ならぬ“二人一役”によって演じ、家族がいかにして崩壊していったかが描かれているのが特徴。
※育は勉強は出来ないが家に金がある。対して同級生で学級委員の神林久美子（中島早貴）は勉強が出来るが家が貧しくて進学を諦めている。２人はことあるごとに反発し合う。
※矢花まゆ（岡井千聖）はその２人の調整役で、強の教師時代の教え子で今でも強を慕っているという設定。好演。
※公園前にハロプロショップ渋谷店にてイベントが開催された。
イベント→ストロンガーへの道 ＜10＞ : 淡い期待の覚書 「うすぼんやりとしあわせだ」
※物販に散歩道楽劇団員＋菊池美里の生写真セットが登場。結構売れたらしい。
※筆者が観劇した公演では中神一保氏（大人の麦茶＝当時）が物販を手伝っていた。
※この舞台を最後に、散歩道楽最古参の役者であった谷中田善規氏が退団、役者生活にピリオドをうった。
植木まなぶと萩原舞→ストロンガーへの道 ＜3＞ : 淡い期待の覚書 「うすぼんやりとしあわせだ」
田辺奈菜美と愉快な仲間たち→ストロンガーへの道 ＜11＞ : 淡い期待の覚書 「うすぼんやりとしあわせだ」
観劇に訪れた高橋愛→ストロンガーへの道 ＜28＞ : 淡い期待の覚書 「うすぼんやりとしあわせだ」
観劇に訪れた矢島舞美→ストロンガーへの道 ＜29＞ : 淡い期待の覚書 「うすぼんやりとしあわせだ」
人見知り？の田辺奈菜美→ストロンガーへの道 ＜30＞ : 淡い期待の覚書 「うすぼんやりとしあわせだ」
℃-ute３人と観劇に訪れた新垣里沙と谷中田善規→ストロンガーへの道 ＜最終回＞ : 淡い期待の覚書 「うすぼんやりとしあわせだ」
萩原舞ブログ・共演者紹介（谷中田氏について）→℃-ute 公式ブログ/千秋楽 - GREE
劇団ゲキハロ第12回公演『キャッツ♥アイ』
2012年9月22日〜9月30日＠池袋サンシャイン劇場(東京)
2012年10月13日〜10月14日＠イオン化粧品シアターBRAVA!(大阪)
盗む側にドラマがある。盗まれる側にもドラマがある。あなたはどちらを目撃しますか？
Ａ『盗む側にドラマがある。』
喫茶店「CAT’S EYE」を切り盛りする、泪、瞳、愛の美人三姉妹。その正体は、あざやかなレオタードに身を包み、猫のようにしなやかに美術品や宝石を盗み出す。神出鬼没の怪盗だった。彼女らを捕まえることに執念を燃やす若い熱血刑事・内海俊夫と瞳は恋人同士。瞳のラブロマンスの行方が、キャッツ♥アイに最大のピンチとなって襲いかかる。
【脚本】太田善也(散歩道楽)
【演出】鈴木早苗(TBSテレビ)
【出演】矢島舞美(℃-ute)/須藤茉麻(Berryz工房)/萩原舞(℃-ute)/清水佐紀(Berryz工房)/熊井友理奈(Berryz工房)/中島早貴(℃-ute)/菅谷梨沙子(Berryz工房)/加藤慶祐/ムラコ(サミットクラブ)/静恵一(サミットクラブ)/植木まなぶ(散歩道楽)/ゴールド☆ユスリッチ(散歩道楽)/川原万季(散歩道楽)/ヒルタ街(散歩道楽)/木村庄司(劇団かさぶた)/半野雅(劇団かさぶた)/市川大貴
Ｂ『盗まれる側にもドラマがある』
「キャッツ♥アイから予告カードが届いたの。お願い。この絵を守ってちょうだい。依頼を受けたのは、駆け出しの女探偵二人組。そして、その絵には呪われた秘密があった。
【脚本・演出】塩田泰造(大人の麦茶)
【出演】熊井友理奈(Berryz工房)/中島早貴(℃-ute)/菅谷梨沙子(Berryz工房)/清水佐紀(Berryz工房)/矢島舞美(℃-ute)/須藤茉麻(Berryz工房)/萩原舞(℃-ute)/池田稔(大人の麦茶)/中神一保(大人の麦茶)/並木秀介(大人の麦茶)/和泉宗兵(大人の麦茶)/宮原将護(大人の麦茶)/横山一敏/榎木薗郁也/鉄炮塚雅よ(散歩道楽)
キャッツアイ - 劇団プロジェクト
※原作のストーリーをコンパクトにまとめたＡ『盗む側にドラマがある』と、オリジナルストーリーのＢ『盗まれる側にもドラマがある』の２作品を隔日で上演。
※Ｂ『盗まれる側にもドラマがある』はキャッツ♥アイから予告カードが届いたという令嬢（菅谷梨沙子）からの依頼を受けた新人探偵二人組（熊井友理奈・中島早貴）が主人公。
※散歩道楽：鉄炮塚雅よが太田氏脚本の方ではなく、塩田氏の方に出演している（菅谷梨沙子の母役）。塩田氏は鉄炮塚殿のファンである。
※散歩道楽：キムユス氏、芸名を「ゴールド☆ユスリッチ」に改名（現在は元に戻している）。
告知（2012.9.20） : 淡い期待の覚書 「うすぼんやりとしあわせだ」
――2013〜2014年編へつづけ――
