南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

チーム・負けん気『13人の刺客』@サンシャイン劇場(9/4)

BS-TBS開局15周年特別企画 クールジャパン〜道(DOU)〜
13人の刺客
9月4日 池袋サンシャイン劇場
17:30 ロビー開場、グッズ販売開始
18:00 開場
18:30 開演
終演後に各グループ特典会有り※アップアップガールズ(仮)は握手会
出演:チーム・負けん気 (チャオ ベッラ チンクエッティ、吉川友アップアップガールズ(仮)

http://ameblo.jp/upfront-girls-news/entry-12068568871.html

内容
負けん気のメンバー13人が、人気演劇ユニット「30-DELUX」と挑むガチンコバトル!「13人の刺客」。
刀を持った斬り合いなどの演技である、「殺陣」というジャンルに13人の刺客となった「チーム負けん気」が初挑戦!
殺陣の基礎となる、知識・技術・呼吸、その奥義を、30-DELUXの、清水順二、田中精、森大らに学び、負けん気の3チームが競いながら仇討に向かった。
そして、稽古に稽古を重ねた、オリジナル楽曲に乗せた、大立ち回りまで披露!
13人の負けん気に火がついた、アクションエンターテインメントに会場は熱狂の渦となった。

http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000005544.html

開演前

サンシャインに入ると、噴水広場付近に大きな人だかり。

ちょうどこぶしファクトリーのイベントがあるのであった。



筆者久しぶりのサンシャイン劇場
『キャッツアイ』以来かな?

物販がなかなかの長蛇の列で、ロビー奥の二階席へ上る階段の上の方にまで伸びていた。ソロの写真が次々と完売していく。


開演

まずチャオベラ勢が舞台に登場。白の衣装で、それぞれ刀を持っている。
これから敵(30-DELUX)を倒しに行くところらしい。
続いてアプガ勢が登場。久しぶりの裃衣装衣装。これも皆刀を持っている。
どうやら共通の敵を倒しに向かうところであったが、仲が悪い。
「アプガは楽屋で喧嘩するのやめてくれる?」
「スッピンのもろりんは眉毛が半分ない!」
「アプガの衣装、臭いんですけど!」
…などと、内輪揉めを始める。
最後に吉川友殿登場。これも刀を持っているが、野獣衣装とのミスマッチ。
観客<爆笑。
チャオベラ勢とアプガ勢との喧嘩が本格的になってきたので、それを煽る吉川殿。
そこへ30-DELUXの面々が登場。周囲を囲むが、仲間割れは収まらず。
清水順二「おい!」
本来の敵のはずなのに、全く無視される30-DELUX勢。
ついにチャオベラ・アプガ勢は刀を振り回し始め、どさくさに紛れて仙石殿に抱きつく吉川殿(もはやお約束)。
しかし、刀を振り回すのもめちゃくちゃで…。
清水「おい、ちょっと待て!」
と、見かねた敵のはずの30-DELUX勢が止めに入って、
清水「基礎から学びなさい!」
…と諭すというのが、冒頭の寸劇。一応の設定。
なお、実際には12人であるが、この台本部分のセリフではあくまでも「13人」としていた。
(なので「ここは台本なのだな」というのがわかりやすくなっている)


斬る

ここからは30-DELUXの清水順二氏(師範)、森大氏(師範代)、田中精氏らが先生役となって、負けん気メンバーに「殺陣道」を指導していく内容。
30-DELUX 公式サイト トップページ
斬られ役のお手本を見せるのは、サブメンバーの大山将司氏ほか黒装束の“御用侍”の皆さんである。
30-DELUXの皆さんは今回の『クールジャパン〜道DOU〜』では、モーニング娘。'15の「殺陣」、℃-uteの「居合」の方の指導もやっていて、
清水「観た方いらしゃいますか?」
客席からパラパラとではあるが手が挙がる。
清水「同じことやるかもしれないので、“初めて観る体で”お願いします(笑)」
観客<(笑)
まずは斬り込みの八手、次いで殺陣の十五手。
基礎動作や型を教えつつ、清水氏らが、
現代社会、一人くらいは斬りたい人居るでしょ?」
「前6列くらいのお客さんを斬るつもりで」
「仙石さん、刀逆です」
「ロビンさん、きれい」
「はしもん、エロい」
「森ティ、脇見せすぎ」
…などと褒めたりツッコんだりしながら、時には用語の解説をしながら進行。
終わって、
古川小夏「何人も斬りました♪」
観客<(笑)
吉川殿は型の中では、“柳”の型(刀を頭上で真横に近い形で構え、敵の攻撃を“柳のように”受け流し、相手の刀を跳ね返して斬り返す型)がハマっていた。
清水「吉川さん、“柳”良かったです」
吉川「柳部門担当:吉川友です!」
観客<(笑)


斬られる

斬る側を学んだあとは斬られる側を学習。
斬られる側はリアクションのタイミングがいろいろと問題になってくる。
清水「実際にはそうはならないはずですが、見た目ではおかしくない…」
と、いろいろと例を見せる。
斬られたリアクションが早すぎてはいけない、多少遅いのは大丈夫。
清水「エンタテイメントとしては成立するわけです」
あくまでも「殺陣」であって、実際の剣戟ではないわけである。
これは時代劇好きには興味深い内容であった。


30-DELUX:森師範代に一人ずつ斬られる演技。
清水氏が適当な(しかし、メンバーの個性を活かした)設定を言って、それに沿った“死に際のセリフ”を言わねばならない一種のエチュード
ハロプロエッグ時代には演技レッスンも受けている彼女たち、それなりにやっていたような。
新井愛瞳
清水「渋谷の女子高生が斬られる」
新井「マジ意味わかんないんですけど!」
と、斬りかかって斬られ、死に際の一言、
新井「マジ意味不明…!」
後藤夕貴
清水「自由が丘のマダムが斬られる」
森咲樹
清水「丸の内のOLが上司に斬られる。“MOL”ですね(笑)」
死に際のセリフ、
森「課長、好きでした…」
清水「好きだったのか(笑)」
なんとなく不倫の匂い…(笑)
橋本愛奈
清水「場末のスナックのママが斬られる。“BHM”」
もはや持ち役(?)
仙石みなみ
清水「自然体で」
諸塚香奈実
清水「巣鴨のおばあちゃんが斬られる」
斬られて死に際のセリフ、
諸塚「おじいちゃん、すぐに行くからね…」
関根梓
清水「ここは池袋ですから…。立教大生がライバルの東大生と出会って斬りつける」
関根「???」
新井「あんまり難しい設定をすると、その子(頭が?)弱いから…!」
観客<(笑)
佐保明梨
清水「No.1キャバ嬢が同伴相手に斬られる」
ところが佐保師範は、斬られる前に刀が森師範代の頭にゴツン。
観客<拍手+爆笑
森師範代「びっくりした…」
と、頭を撫でながらキョトン状態。
佐保氏は“師範”なので、流派が違うとはいえ師範代にタダで斬られるわけにはいかないわけですね(笑)
死に際のセリフは、
佐保「指名してね♪」
観客<爆笑
佐藤綾乃
清水「湘南のヤンキーがライバルに斬られる。“MYK”(元ヤンキー)ですね」
岡田ロビン翔子
清水「スタイルがいいから、東京ガールズコレクションでモデル歩きしている途中で斬られる」
斬られてからくるっとターンを決めるロビン殿。
観客<拍手
古川小夏
清水「バツイチ女性が新潟に里帰りして斬られる」
吉川友
清水「(衣装を見て)カメハメハ大王が斬られる」
観客<爆笑
斬られて、
吉川「うっ…!! カーメーハーメー波ーーー!!!!」
観客<爆笑


続いて、千鳥稽古。
いわゆる“◯◯人斬り”というやつ。
『あずみ』に影響を受けた仙石殿が好きなやつですな。この日は斬られる側。
森師範代に次々と連続で斬られる負けん気メンバー。


清水「斬る方と斬られる方とやってきたわけですが、どっちが好きですか?」
ほとんどのメンバーが「斬る方が好き」と答えるなか、
吉川・森のみ「斬られる方が好き」
自他共に認める“どM”の森殿はともかく、吉川殿は意外であった。
(佐藤殿はどちらにも手を上げず)
吉川「斬るのも気持ちいいんですけど、斬られる気持ちよさを味わえました。斬られて一回死んで蘇るのがいいですね」
観客<(笑)
一方、“どM”の森殿、
森「斬られる方が好きです♪」
と言っても反応の薄い場内。「そりゃそうだろ」的な空気(笑)


曲に合わせて殺陣

最後に、この日の一応の集大成として、『無限、Fly High!!』の曲に合わせて殺陣を行う(『GREEN ROOM』にて稽古風景が紹介されたもの)。

(↑6:05過ぎより)
この“曲に合わせて殺陣をやる”、
清水「いい例がありますんで、観てください」
舞台のスクリーンに、30-DELUXの舞台『デスティニー』の映像(オープニング部分)が映しだされる。
デスティニー特設サイト
清水「この赤い衣装が、元モーニング娘。新垣里沙さんですね」
関根(←ガキさん推し)「新垣さん♪」
清水「今回は稽古時間が2日間、合計わずか数時間だったので…。危険もあるので、最悪、途中で止めることもあります」
と、始める前は清水氏も心配そうであったが、そこは負けん気メンバー、なんとか成功させて、最後の型も決めた。


ライブ

後半はライブ。


■セットリスト
01. 表参道 / チャオ ベッラ チンクエッティ
02. URAHARAテンプテーション / 吉川友(バックダンサー:御用侍)
03. SAMURAI GIRLS / アップアップガールズ(仮)(バックダンサー:御用侍)
04. Never Never Give Up / チャオ ベッラ チンクエッティ
05. WILDSTRAWBERRY / 吉川友
06. アッパーレー / アップアップガールズ(仮)(バックダンサー:御用侍)
07. 無限、Fly High!! / チーム・負けん気


各組2曲ずつと『無限、Fly High!!』。
観客は着席、コール・サイリウム等は可。
吉川『URAHARAテンプテーション』とアプガの『SAMURAI GIRLS』『アッパーレー』は“御用侍”さんたちがバックダンサーとして参加。
URAHARA〜』では、御用侍さんたちが吉川殿を囲んで「♪ひざまづくのよ!」で、一斉に跪くところは鳥肌が立った。
そして「♪わたしのこと もっと知りたいでしょ」を、加藤雅人氏(“ぶーちゃん”と呼ばれていた)の耳元でささやく。
『SAMURAI GIRLS』はサビはアプガと同じ斬る動き、ラストではちゃんとアプガに斬られる演技。
逆に『アッパーレー』はサビ部分をアプガと一緒ににこやかに踊る。
着席でのライブであったが、動きをじっくり見られてかえってよかったかも。
その代わり、ふと気が付くとメンバーじゃなくて御用侍さんたちを見ているという…(笑)


カーテンコール

ロビン「予定になかったんですが…(笑)」
と、御用侍さんたちに「今日の感想」をムチャぶりする。
御用侍の紅一点・川口莉奈殿、
川口「すっかりファンになってしまいました♪」
URAHARA〜』で吉川殿に耳元でささやかれ、そのあと『アッパーレ』で実に楽しそうに踊っていた“ぶーちゃん”は終始おいしかった(笑)
ロビン「ぶーちゃん、楽しそうだった(笑)」
最後に告知。
ロビン「近日中にチーム・負けん気より嬉しいお知らせがあります。新しい試みなんでね…」


終演後、ロビーにて各組に分かれて特典会。




――つづけ――