南アルプス天然少年団

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通りすがりの傍観者の足跡。

チーム・負けん気『13人の刺客』@サンシャイン劇場

BS−TBS 開局15周年特別企画『クールジャパン〜道DOU〜』10日目は、チーム負けん気による『13人の刺客』
9月 4日(木) 18時30分開演
「13人の刺客」
出演:チーム・負けん気
     [チャオベッラチンクエッティ・吉川友・アップアップガールズ]
   30-DELUX
内容
負けん気のメンバー13人が、人気演劇ユニット「30-DELUX」と挑むガチンコバトル!「13人の刺客」。
刀を持った斬り合いなどの演技である、「殺陣」というジャンルに13人の刺客となった「チーム負けん気」が初挑戦!
殺陣の基礎となる、知識・技術・呼吸、その奥義を、30-DELUXの、清水順二、田中精、森大らに学び、負けん気の3チームが競いながら仇討に向かった。
そして、稽古に稽古を重ねた、オリジナル楽曲に乗せた、大立ち回りまで披露!
13人の負けん気に火がついた、アクションエンターテインメントに会場は熱狂の渦となった。

http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000077.000005544.html

チャオベラ→アプガ→吉川の順でステージに登場。
3組は皆刀を持っていて共通の敵(30-DELUX)を倒しに向かうところであったが、チャオベラとアプガが仲間割れを始め、吉川がそれを煽る。
敵のはずの30-DELUXの面々が登場するが、仲間割れは収まらず、刀を振り回すのもめちゃくちゃで…。
見かねた30-DELUXが「基礎から学びなさい」と諭す。
…というのが、冒頭の寸劇。一応の設定。
(なお、実際には12人であるが、この台本部分のセリフではあくまでも「13人」としていた。なので「ここは台本なのだな」というのがわかりやすくなっている)


30-DELUX 公式サイト トップページ
ここからは30-DELUXの清水順二氏(師範)、森大氏(師範代)、田中精氏らが先生役となって、負けん気メンバーに「殺陣道」を指導していく内容。
斬られ役のお手本を見せるのは、サブメンバーの大山氏ほか黒装束の“御用侍”の皆さん。
30-DELUXの皆さんは今回の『クールジャパン〜道DOU〜』では、モーニング娘。'15の「殺陣」、℃-uteの「居合」の指導もやっていて、
清水「それらも観ている方は、同じことやるかもしれないので、“初めて観る体で”お願いします」
基礎動作や型を教えつつ、清水氏らが、
現代社会、一人くらいは斬りたい人居るでしょ?」
「前6列くらいのお客さんを斬るつもりで」
「仙石さん、刀逆です」
「ロビンさん、きれい」
「はしもん、エロい」
「森ティ、脇見せすぎ」
…などと褒めたりツッコんだりしながら、時には用語の解説をしながら進行。
古川小夏「何人も斬りました♪」
“柳”の型を褒められた吉川殿。
吉川「柳部門担当:吉川友です!」


斬る側を学んだあとは斬られる側。
斬られる側はタイミングがいろいろと問題になってくる。
実際にはそうはならないはずだが、見た目ではおかしくない、エンタテイメントとしては成立する…など、例を示しながら進行。時代劇好きには興味深い内容。
あくまでも「殺陣」であって、実際の剣戟ではないわけである。


30-DELUX:森師範代に一人ずつ斬られる演技。
清水氏が適当な(これがまた実にテキトーな)設定を言って、それに沿った“死に際のセリフ”を言わねばならない一種のエチュード


ハロプロエッグ時代に演技レッスンも受けている彼女たち、それなりにやっていたような。
諸塚(おばあちゃん)「おじいちゃん、すぐに行くからね…」
は、ドラマ性を感じさせる秀逸さだったかと。
佐保師範は斬られる前に刀が森師範代の頭にゴツン。
森師範代「びっくりした…」
と、キョトン状態(笑)
(佐保氏は“師範”なので、流派が違うとはいえ師範代にタダで斬られるわけにはいかないわけですね(笑))
ほかに森師範代に次々と連続で斬られる“千鳥稽古”(いわゆる“◯◯人斬り”というやつですな)も。


「斬る方と斬られる方とどっちが好き?」
という質問には、ほとんどのメンバーが「斬る方が好き」と答えるなか、
吉川・森のみ「斬られる方が好き」
(佐藤はどちらにも手を上げず)
自他共に認める“どM”の森殿はともかく、吉川殿は意外であった。



最後に、この日の一応の集大成として、『無限、Fly High!!』の曲に合わせて殺陣を行う(先日の『GREEN ROOM』で稽古風景が紹介されたもの)。

この「曲に合わせて殺陣をやる」の良い例として紹介されたのが、新垣里沙殿が出演した30-DELUXの舞台『デスティニー』の映像で、“ガキさん推し”のオレンジの人は思わず「新垣さん♪」と声を上げて高まっていた。
デスティニー特設サイト
しかし、今回は稽古時間が2日間の計わずか数時間だったらしく、始める前は清水氏も心配そうで、
「危険もあるので、最悪、途中で止めることもあります」
と言っていたが、そこはなんとか成功させて、最後の型も決めた。



後半はライブ。
各組2曲ずつと『無限、Fly High!!』。
観客は着席、コール・サイリウム等は可。
チャオベッラ『表参道』→吉川『URAHARAテンプテーション』→アプガ『SAMURAI GIRLS』→チャオベッラ『Never Never Give Up』→吉川『WILDSTRAWBERRY』→アプガ『アッパーレ』→『無限、Fly High!!
吉川『URAHARAテンプテーション』とアプガの『SAMURAI GIRLS』『アッパーレ』は“御用侍”さんたちがバックダンサーに。
着席でのライブだったが、じっくり見られてかえってよかったかも。
URAHARA〜』は御用侍さんたちが吉川殿を囲んで「♪ひざまづくのよ!」で、一斉に跪くところは鳥肌。
『SAMURAI GIRLS』はサビはアプガと同じ斬る動き、ラストではちゃんとアプガに斬られる演技。
逆に『アッパーレ』はサビ部分をアプガと一緒ににこやかに踊る。
ライブ中、ふと気が付くとメンバーじゃなくて御用侍さんたちを見ているという…(笑)


カーテンコールではロビン殿が、御用侍さんたちに予定になかった「今日の感想」をムチャぶり。
御用侍の紅一点・川口莉奈殿、
「すっかりファンになってしまいました♪」
URAHARA〜』の「♪わたしのこと もっと知りたいでしょ」を吉川殿に耳元でささやかれ、そのあと『アッパーレ』で実に楽しそうに踊っていた“ぶーちゃん”(と呼ばれていた。加藤雅人氏?)は終始おいしかった(笑)
ラストにロビン殿より、
「近日中にチーム・負けん気より嬉しいお知らせがあります」
とのこと。
ツアーかな?と思ったんですが、「新しい試み」とも言っていたんで、はてなんであろう…?






以上、取り急ぎ――。