羞恥心+Pabo=アラジンに1万人熱狂
“おバカ”が売りの男女ユニット「羞恥心(つるの剛士、上地雄輔、野久保直樹)」と「Pabo(里田まい、スザンヌ、木下優樹菜)」が合体し、ユニット「アラジン」として30日、東京・青海のZEPP TOKYOでデビューイベントを行った。
同ライブハウスでは史上初の1日4公演を敢行し、計1万人が来場した。
6人はデビュー曲「陽は、また昇る」や「羞恥心」の大ヒット曲「羞恥心」など5曲を熱唱。
途中、上地は靴が脱げ、ダンスが不揃いとなるなどのハプニングはあったが、リーダーのつるのは「100点ですね。僕らのデキがダメでもお客さんが満足してくれたらいいんです」と充実した表情だった。
http://www.daily.co.jp/newsflash/2008/07/30/0001284142.shtml
たまたま映像観ることが出来たのだが、いやぁ、すごい人気で…。
売り上げも好調のようで。
ただ、歌詞は…。
『恋のヘキサゴン』やら『羞恥心』やらに比べると、今回はちょっと狙い過ぎたな、と思う。
表現がストレート過ぎるというか…。
ていうか、これ単なるオッサンの愚痴まじりの説教でしょ?
「昔は良かった。それに比べて最近の若いもんは…。お前らもっと頑張れ」的な。
Paboのコンセプトがキャンディーズ、羞恥心のコンセプトが少年隊だったとすると、今回のそれは『LOVEマシーン』なんだろうけど。
♪このままじゃ終わるわけない
♪誇り取り戻すために
などの歌詞を、聴けば聴くほど、むしろ現状がいかにダメであるかをそのたびに改めて認識し直さなければならない…ということになってしまっている。
しかも、打開策をサラリーマンのみに押しつける、というのは疑問に思うし。
こんなのカラオケで、誰も歌いたくないでしょ。
♪どんなに不景気だって恋はインフレーション…
とは、やっぱり決定的に何かが違う。
♪昔、亀の子タワシも考えた
なんて、詞にもなってないし。
♪ルートの計算出来ないの
♪彼の心のルートは知ってる
の方がはるかに希望があった。
これでは、陽は、また昇る気力すら失せてしまう。
少なくとも、ハロプロ関連の曲で、こんなに厭な曲は初めてだ。