前作からの登場人物たちの二年間の流れ。
(公演終了に伴い、ネタバレ防止機能緩和中)
菅原謙太郎(物故)
姉妹の父。二年前、アフリカでカバに殺される。
女好きで、偉人の伝記を読んでは影響される単純な性格。しかし、若菜のことをとても心配していた。
菅原静枝(物故)
姉妹の母。末っ子の若菜が二歳の時に病死。ピアノが上手くて美人だった。
菅原悦子(村田めぐみ)
長女。バツ一。父の死後、菅原家に住む。前作でカバ研究家の金田さんに影響されて、大のカバ好きに。
金田さんにプロポーズされたが、若菜の面倒をみる為に「待ってほしい」と伝えてあるらしい。
なお、金田さん(キムユス)は今作では登場せず、アフリカでカバの保護活動をしている設定で、写真だけでの登場。
菅原玲子(大谷雅恵)
次女。元歌手。CDを一枚だけ出したことがあるが、その後事務所をやめる。
現在はバンド(レイコ・ヘンドリックス)を組み、バイトしながらライブ活動中。
父とは最も不仲だったらしいが実はファザコン(?)で、父の面影のある時任に惚れている。
菅原弥生(斉藤瞳)
三女。フリーター。
前作に引き続き、英ちゃんの浮気癖に悩まされながらも、同棲中。
三回忌法要の日に、妊娠が発覚。
菅原若菜(柴田あゆみ)
四女。姉妹の中では最も母に似ており、ピアノも弾ける。大学では演劇部に所属し裏方で活躍。周囲からは「明るくていいコ」と評される。
しかし、子供の頃にいじめにあっていたことがトラウマになっており、また周囲の過度の期待がストレスとなり、精神を病んでしまう。
現在は志望通り介護士になり、菅原家で悦子と同居。最近好きな人が出来たらしい。
なお、姉妹の年齢については、次女・玲子のみが、今作内のセリフで「28歳」とある。
四女・若菜は、前作で大学四年生という設定だったので、今作では23〜24歳と推測出来る。
(前作での恵理ちゃんのセリフでは、浪人はしていないらしい)
従って、長女・悦子は30歳くらい*1、三女・弥生は26歳くらいだと思われる。
寺岡志保(Nao)
昔、謙太郎に世話になったことのあるニューハーフ。通称・やっさん。元自衛官。
謙太郎の恩に報いるべく、姉妹を助けようと。現在は菅原家の近所に住み、時々家事の手伝いをしにやって来る。
英ちゃん(中野順一朗)
町村英二。弥生の同棲相手で浮気者。いつもヘラヘラしているが、土壇場では意外と頼りになる人物。
前作では無職だったが、現在は収入は不安定ながら、舞台の音響スタッフの仕事を始めた。
京子さん(鈴木佐和)
練馬京子。姉妹の従兄(謙太郎の兄の息子)の妻。専業主婦。小学生の息子がいる。
前作から姉妹に対して口うるさく、とくに弥生の天敵。
恵理ちゃん(鉄炮塚雅よ)
新田恵理。若菜の大学演劇部時代からの親友。浪人しているので若菜より二歳年上。
女優志望だが、現在は劇団の衣裳担当。
言動はバカっぽいが、意外と人を見る目のある人物。
時任文雄(小高仁)
通称・トッキー。元建設業で菅原家のサンルームを作った人物。刑務所に入れられて謙太郎に身元引受人になってもらったことも。
前作で玲子に庭で拾われ(笑)、菅原家に住みつくが、大恩ある謙太郎を裏切った過去があるらしく、寺岡に追い出され、現在行方知れず。ビールとジャガイモの入ったすき焼きが好物。
以下、今作にて新たに登場する人物。
森しとね(三好絵梨香)
姉妹の従妹(母方?)。オーストラリアに語学留学していたが、語学がまるで出来ないので、中退して帰国。アパートが決まるまで菅原家に居候中。何故か吉祥寺に住みたがっているが、東京の地理に疎い。
星野君(植木まなぶ)
星野正美。若菜の彼氏。農家の息子で、祖父が若菜の介護を受けていて知り合った。
外見でかなり誤解を受ける人物。
*1:前作の金田さんとの会話の中で、玲子のことを「ひとつ年下」と紹介しているので、29歳が正解か?