南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

十月のサンシャイン

そんななか(?)、今日は『携帯小説家』を観て来たわけである。
(以下、公演中につき、芝居の内容については事前の情報以外については触れておりませんので、これから観劇される方も心おきなく)



劇団ゲキハロ第4回公演
携帯小説家
携帯小説で鮮烈なデビューをした謎の少女作家『夢野美鈴』―その正体は…お互い顔も知らない7人の少女だった!


脚本・演出
太田善也散歩道楽
出演
梅田えりか(℃-ute)/矢島舞美(℃-ute)/中島早貴(℃-ute)/鈴木愛理(℃-ute)/岡井千聖(℃-ute)/萩原舞(℃-ute)/有原栞菜(℃-ute)/あいざわ元気/久保木秀直(大人の麦茶)/眞賀里知乃(大人の麦茶)/谷中田善規(散歩道楽)/郷志郎(散歩道楽)/キムユス(散歩道楽)/植木まなぶ(散歩道楽)/椎名茸ノ介(散歩道楽)/ヒルタ街(散歩道楽)/村上東奈
日時
2008年10月17日(金)〜10月26日(日)

http://www.gekidan-online.com/news/68.php


というわけで、久しぶりのサンシャイン。
池袋に着くと、ついついシアターグリーンの方に向かいそうになる…(笑)


しかし今回は、演出の太田善也氏が、自ら道案内役をかって出てくれている。

JR池袋駅南口を出て東急ハンズを目指します。
東急ハンズまで、有楽町線からの道のりは各自でお調べ下さい。
次に、
東急ハンズ入口脇のエスカレーターを降りて地下道へ。
動く歩道ムーンウォークで進むと[携帯小説家]のポスター発見。
お目当ての出演者に(例えば元気さんに)「いま、会いにゆきます
と、声をかけます。ポイントは口に出さず心で話すこと。
変な人だと思われる危険は、なるべく回避しましょう。観劇前ですし。

http://ohtaz.exblog.jp/8770542/



ポスター中央付近に居る中島早貴殿が声をかけやすい。

バーガーキングが見えたら目の前のビルにするりとかっこよく入ります。
そのままエスカレーターで3Fに上がると、到着です。
ナンジャタウンに。


ダメジャン!
ナンジャタウンニイッチャダメジャン!


まあ、昨年の『モー。10』で行っているし、ナンジャタウンには行かずに、無事にサンシャイン劇場に到着。
むしろ、隣で別のイベントの行列が出来ていて、間違えてそっちに並びそうになった(笑)


劇場に入ると、ロビーにて12月の散歩道楽本公演『レモンスター』(保田圭柴田あゆみ客演)のチケット前売りをやっており、前を通りがかったところで、特徴のある聴き憶えある声に思わず顔を向けると、鉄炮塚雅よ殿(『かば』『かば2』の恵理ちゃん役)だった。間近で目が合ってしまった。
大丈夫れす。『レモンスター』なら、もうチケット手に入れてますよ。


場内に入ると、舞台上、太田氏の言う、

ちょっと変てこな、でも面白い舞台セットが完成しました。

http://ohtaz.exblog.jp/8759582/


確かに不思議な形状のセット。
これなんだろう…?
開演直前に気づいた。
なんだ、ああ、そういうことか、と。


肝心の舞台の内容の方は、
単純明快でコンパクトなストーリー(実質1時間40分ほど)。
℃-ute7人のキャラを生かした役柄。
笑いあり、テーマ性もあり。
というわけで、必要かつ充分な内容。
面白かったです、はい。


惜しむらくは、今日の℃-ute、やや声が出てなかったかな?
一部滑舌の悪い箇所もあり、とくに決めとなるセリフ、笑いのきっかけとなるセリフに難があったのが残念。
しかし、おそらく今後の公演で修正出来ることなので、とりたてて心配することもない程度。


それと役名だが、みんな『男はつらいよ』シリーズのマドンナ役を演じた女優さんの名字になっているのだ。
片瀬(梅田えりか)→かたせ梨乃
浅丘(矢島舞美)→浅丘ルリ子
竹下(中島早貴)→竹下景子
栗原(鈴木愛理)→栗原小巻
秋吉(岡井千聖)→秋吉久美子
京(萩原舞)→京マチ子
樫山(有原栞菜)→樫山文枝
光本(久保木秀直)→光本幸子
岸(眞賀里知乃)→岸恵子
藤村(谷中田善規)→藤村志保


太田氏、寅さんヲタなのかな?


なお、散歩道楽の方々は、パンフレットを見ても、役名が載っておらず、
「?」
と思ったのだが、開演してみて納得。
これは観た人だけのお楽しみ。
郷志郎氏(『かば』の酒屋のノリ君役)がモヒカンになっていたので驚いた。
キムユス氏は今回『かば』(金田さん役)とはまったく違う役、ヒルタ街殿(『かば』のえばちゃん役)は、あのハスキーな声はいろいろな役に活かせるんだなぁ、と痛感。
植木まなぶ氏は、『かば2』の強烈な印象(星野君役)があるので、もう出て来ただけで吹き出してしまう。


そういえば劇中、『かば』とまったく同じセリフの掛け合いがある。
『かば』での梅本(川原万季。今回演出助手)とえばちゃん(ヒルタ街)の会話が、今回の栗原彩音鈴木愛理)と片瀬真琴(梅田えりか)の会話で同じセリフの流れだった。
これはおそらく、太田氏のちょっとした悪戯なのだろう。




とりあえず、今回はこんなところで。
あとはまた、後日にでも。