南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

メロン記念日@『Rooftop』

というわけで、今年最後の『Rooftop』誌は、誌面刷新号――。


本誌創刊33周年&誌面刷新記念イヴェント“ROOFTOP PROOF 09”にメロン参戦!
バックナンバーを振り返りながら幾重もの変遷を重ねてきた33年間の軌跡を辿る! 冊子の現物を手に取って下さった方ならお判りの通り、我がルーフトップは今月号を機に全ページ・フルカラー化、連載コラムの全面刷新という大幅なリニューアルを断行しました。配布開始日にあたる12月1日、2日の両日にわたって新宿ロフトで開催される本誌創刊33周年記念イヴェント『Rooftop 33rd years Historic wheel a track“ROOFTOP PROOF 09”』に合わせての誌面刷新であります。1976年8月の創刊以来、判型、体裁、ページ数の変動を絶えず繰り返しながら、新たなカルチャーを日夜発信し続ける新宿ロフト下北沢シェルターロフトプラスワンネイキッドロフト、阿佐ヶ谷ロフトAのスケジュール掲載を中心として、出演アーティストのインタビューや最新の音楽/カルチャー情報を満載した総合エンターテイメント・マガジンとして独自のスタンスを築き上げてきた本誌にとって、この全面刷新は“CHANGE”を“CHANCE”に変える絶好のタイミングです。長い歴史から見ればわずかに“G”を“C
”へ変える小さな一歩かもしれませんが、我々編集部にとっては時代の趨勢を見据えて新たな扉を開く大きな“CHALLENGE”です。記念すべき刷新第1号の特集として、“ROOFTOP PROOF 09”の2日目に出演して頂くメロン記念日と共に本誌のバックナンバーを振り返りつつ、おぼつかない足取りながらも踏み出したこの小さくも大きな一歩を祝した記事をお届け致します。

 
 


LOFTと『Rooftop』

■お立ち台
最近、メロン記念日ライブの“お供”となっているお立ち台。
そのお立ち台デビューはLOFT。
千葉LOCKのライブではBEAT CRUSADERSもちゃっかり借用。



■『Rooftop』創刊号から振り返る
創刊号の表紙は矢野顕子殿。
矢沢永吉山下達郎スピッツ…。
そんななか、何度も表紙になっている、ニューロティカ:ATSUSHI氏。

村田:あっちゃんは見た目は変わっても中身は変わってないんですか?
──はい。四半世紀にわたってややうけを貫いていらっしゃいます(笑)。



メロン記念日と『Rooftop』

メロン記念日初登場メロン記念日が『Rooftop』に初登場したのは2007年4月号。
BEAT CRUSADERSヒダカトオルロマンポルシェ。掟ポルシェ氏との対談記事。
バックナンバー



■『Rooftop』メロン記念日化計画?
フリーマガジンでありながら、ついにオールカラー化に踏み切った『Rooftop』誌。

村田:ここまで来たら、もう売れるんじゃないですか?
──創刊間もない頃に100円で売っていたこともあるんですよ。じゃあ、今後は真ん中から半分をメロン記念日の会報誌にして売りましょうか?(笑)

メロン記念日の椎名編集局長への印象

斉藤:椎名さんが言葉巧みなのにも驚かされますね。インタビューの文章を読んでもどこからこの言葉が出てくるんだろう? って思うし。音楽やアーティストを愛しているからこそ出てくるんでしょうけど、ここまで巧みに出てくるのは凄い。感動すら覚えます。
──あの、泣いてもいいですか?(笑)

■椎名編集局長のメロン記念日への第一印象

──僕は前にいた会社でモーニング娘。さんのライヴ取材とかをやったこともあるので、その流れで皆さんの初期のシングルを買っていたんです。ルーフトップに移ってからは疎遠でしたけど、ひょんなことからアップフロントさんと懇意にさせて頂くようになって。なので、第一印象も何も、最初から凄く好きでした。
柴田:泣いてもいいですか?(笑)

メロン記念日×GOING UNDER GROUND『メロンティー

GOING UNDER GROUNDについて
「もともと同級生だからか、凄く仲がいい。無邪気な松本(素生)さんを周りがサポートしてる感じ。それぞれ役割と個性があるので自分たちとリンクする部分があった」(斉藤)
「年齢はメロンよりちょっと上なのに、レコーディングが始まると凄く大人だなと思った。」(村田)
GOING UNDER GROUNDさんのハーモニーの良さを新曲にも入れてもらって、凄く綺麗だった」(大谷)



■コラボ曲『メロンティー』について
「タイトルが『レモンティー』という不滅のロック・クラシックを彷彿とさせるのがツボ。メロン記念日の従来のレパートリーにもありそうなテイスト」(椎名)
「最初のアレンジはアイドルっぽいポップさがあったが、劇的に変化して、スピーディーな感じになった」(大谷)
メロン記念日×GOING UNDER GROUND『メロンティー』



■レコーディングでの指示
「上手く唄おうとするよりも、個性を出して欲しいと言われた」(斉藤)
「メロンのそれぞれの担当ごとに松本さんが歌詞を割り振った」(柴田)

「じゃあ“SPを募って”の辺りはボーイッシュ!」みたいな感じで。名前ではなく担当で呼ばれたり」(柴田)


「担当を意識して唄うとメルヘンは難しい。レコーディングの時は細かいところを松本さんに教えてもらった」(村田)



ロック化計画を振り返って

■現在の率直な感想
「充実してた。今まで曲作りやオケ録りの現場を体験したことがなかったので、アーティスト活動とはこういうものなんだというのをちゃんと経験させてもらえた感じ」(斉藤)
「約10年間、知らず知らずのうちにハロプロの唄い方が染みついていたんだなと思った。今回、各バンドの色に染めてもらって、いろんな唄い方ができるようになれたと思う」(柴田)
「今までだとダンスがあって、今回、フリーでどこまでできるか鍛えられた。『ピンバカ』でのタオルほっかむりも表現のひとつ(笑)。ミドリさんの曲はお客さんを全く見ないで唄う表現が凄く新鮮だった」(村田)
メロン記念日×ミドリ『sweet suicide summer story』
「シングル5作品を1年掛けて作ると言うよりも、全部新曲のアルバムを作っている感覚。アーティストが2年振りにアルバムを作りましたとか聞くと、そりゃ時間が掛かるわというのがよく判った」(大谷)



■MELON LOUNGE
ビークルと共演した時はロック化計画が始動した感慨で思わず涙腺が緩んだ(笑)」(椎名)



「コレクターズとの共演では貫禄すら感じられて、本当に素晴らしかった」(椎名)
「あれは衣装を含めて加藤(ひさし)さんのプロデュースが素晴らしかった」(斉藤)



■ロック界への浸透
「ロック化計画と本誌によって、メロン記念日の存在が着実にロック界隈へ浸透してきたのは嬉しい。もちろん賛否両論はあるが、否だって認知された証拠なわけだからしてやったり。ラウンジでロック好きな連中が『メロン記念日凄く良かった!』って声を掛けてくれたのが本当に嬉しかった。メロン記念日には異ジャンルの人間をも惹きつける力がやはりある。ロティカのあっちゃんもカタルさんも、今や皆さんの大ファンじゃないですか(笑)」(椎名)
「私たちのお芝居*1まで観に来て下さって」(斉藤)
「バンドの皆さんから頂けるものはコラボ曲以外にもたくさんある」(村田)



今後に向けて

ビークルに呼んでもらった野外フェス
「まだまだだなって思った」(大谷)
「プルプルしてた。若干ビビリな感じで」(斉藤)
「でもルーフトップさんに載せてもらうことで自信がついているのは確か」(村田)



■来年に向けて
「ロック好きな方たちに本当の意味で認めてもらえる存在になれたらと思う。ロック化計画に今ひとつ面白味を感じないファンの方にも今のこの状況を認めてもらえるような説得力を持てるように頑張りたい」(斉藤)




他に河口湖マラソンの話なども。
全文はこちらに。




今年一年、メロン記念日は(筆者もだ…(笑))『Rooftop』様には本当にお世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 

*1:『UNO:R』