南アルプス天然少年団

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通りすがりの傍観者の足跡。

『SAMURAI挽歌〜房州幕末編〜』アフタートークショー(3/18)


『SAMURAI挽歌〜房州幕末編〜』

【出演者】
宮本大誠(大八役)
戸谷公人(小助役)
飯田圭織(菊役)
津田英佑(鶴岡清太郎役)
島口哲朗(犬口役。殺陣。剱伎衆かむゐ
【進行役】
川本成(兼太役。時速246億/あさりど

(公演終了につき、ネタバレ制御機能緩和中)



終演後、約5分の休憩を挟んでアフタートークショー開始。
舞台下手(向かって左側)より、川本、島口、戸谷、宮本、飯田、津田の順で着席。


川本「トークショーはこれで三回目、最後ということになります。ロビーの方ではここに居る以外の出演者が出ておりますんで。募金もやっておりますんでよろしくお願いします」
津田「あっち行ったりこっち行ったり出来ますね(笑)」
川本「でも、途中で出て行かれちゃうのは辛いなぁ…(笑)」
客席<(笑)
川本「稽古が2月14日から始まって…、ちょうどバレンタインデーからホワイトデーまででしたね」
宮本「あ、そうだね」
川本「圭織ちゃんは今回(トークショー)紅一点で…」
飯田「イヤイヤイヤ…」
他出演者「???」
川本「どう見ても紅一点でしょ? それとも何か“新たな告知”でも…?」
客席<爆笑
飯田「すいません、私今、宇宙に行ってました」
客席<爆笑
宮本「宇宙人だからね、彼女は(笑)」
飯田「すいません、川本さんのお話聞いてるつもりだったんですけど…」
川本「聞いてなかったってことでしょ?」
客席<爆笑


川本「こうやって見ると、今回の出演者にはいろいろなスペシャリストが揃ってますよね。津田さんは殺陣っていうよりダンス(仮面舞踏剣)だったし…(笑)」
津田「島口さん(殺陣指導)が居るのに、俺だけ殺陣がオリジナルなんだ…(笑)」
川本「今回、島口さんは予定になかったんですが、やっぱり話聞いてみたいね、ってことで」
島口「緊張してます…(苦笑)」
川本「島口さんはこういうトークとかはやるんですか?」
島田「かむゐ(剱伎衆かむゐ)の時にはみんなと話すことはあるんですが…」
戸谷「声震えてる…!(笑)」
宮本「それに『かむゐで』ってそれ、トークじゃないし。雑談だし…(笑)」
客席<(笑)
宮本「ホントにね、武士みたいな方なんですよ。必要なこと以外はしゃべらないし…」
川本「優しそうなんだけど目が笑ってない…」
客席<爆笑
戸谷「でも僕、セリフで『珍念』って言うのがあるんですけど、“珍念”っていうと島口さん(坊主頭)の顔が頭に浮かびます」
客席<(笑)
津田「じゃ、水木さん(今回坊主頭)も“珍念”だね」
戸谷「あ、そうですね(笑)」


川本「宮本さんは今回の役はどうでしたか?」
宮本「大八ってさ、田舎帰ると話盛るじゃない? 俺も田舎出身だからさ、わかるの。話盛っちゃうんだよね…(笑)」


川本「いちばん若い戸谷くんは、今回の舞台はどうだったの?」
戸谷「勉強になりましたねぇ、芝居の細かいところとか…」
と、清太郎役の津田氏が小ネタを挟むところなどを指摘。
津田「ああ、あそこね(笑)」
戸谷「皆さん、“笑い”に命かけてるんだなぁって…」
宮本「“笑い”じゃない。芝居だよ!(苦笑)」
客席<爆笑
宮本「そういえば(津田)英佑さぁ、あそこ(舞台が回転して、宴の場面に変わるところの冒頭)の『鶴っちです♪』っていうのは何?」
客席<(笑)
津田「違うの。あそこ、ホントは回転してる途中から謎かけやるはずだったの。でも長いからって、謎かけの部分ばっさり切られちゃったの(笑)」
宮本「いきなり『鶴っちです♪』から始まるからさぁ…(笑)」
津田「まぁ、だいたい俺の提案はボツになっちゃうんだけどね(苦笑)」


川本「圭織ちゃんは今回の舞台はどうでしたか?」
飯田「このお芝居は出演者に男性の方が多くて…」
宮本「そうだね」
飯田「私、女性の中で“育った”ので…」
客席<(笑)
飯田「男性の方の楽屋、皆さんでひと部屋だったじゃないですか? だから、水木さんに用事がある時に男性の楽屋に行くと…」
川本「刑務所みたいだったでしょ?(笑)」
飯田「はい…」
客席<爆笑
他出演者<(苦笑)
飯田「でも、男の人ズルいですよ。殺陣とか太鼓とかやって…! 稽古の時も“男の人の情熱”っていうのをすごく感じました」
川本「やってみたかった?」
飯田「私も殺陣やりたいです…」
すると、話の流れとはまったく関係なく、
宮本「そういえばさぁ、(津田)英佑、本番中に歯にネギ付いてたぞ」
客席+他出演者<爆笑
津田「後で言ってよ!」
宮本「いやさぁ、本番中にこいつの顔見たらネギついてんのよ」
津田「だから、後で言ってよ!」
客席<爆笑
宮本「あれ、カップラーメンのネギだろ?」
川本「そんなこと考えながら芝居やってたんですか?(笑) 自由ですねぇ…」
飯田「宮本さん、自由なんですよ。稽古の時もみんながなんか考えてる時に『あ〜、腹減ったなぁ〜』とか言い出して…」
川本「あなたもさっき宇宙に行ってたでしょ!」
客席<爆笑
宮本「似た同士、夢の対決だね(笑)」


宮本「でも、圭織ちゃんも歌唄ってるじゃない?」
飯田「結構その場その場で決めるもんなんだなぁ…って。稽古の時に水木さんが『圭織ちゃん、ここ、“なんか”唄うからね』って言われて、『なんか?』…」
客席<(笑)
飯田「しばらくして『歌決まりました?』って訊いたら、『う〜ん、菊(役名)に関係のある歌を探してるんだけどねぇ…。圭織ちゃんも“なんか”考えといて』って言われて、『なんか…?』(笑)」
客席<(笑)
飯田「それで皆さんにもいろいろとアイディアを出していただいて、『恋の予感』(替え歌)になったんですけど…」
川本「圭織ちゃん、『恋の予感』知らなかったんだってね?」
飯田「はい」
宮本「へぇ…」
川本「安全地帯だよね。玉置浩二さん。今、話題の…。全然“安全地帯”じゃない…」
客席<爆笑
宮本「そういうこと言わなくていいから!(笑)」


川本「殺陣も結構その場その場で決めていくんですよ。(島口氏に)今回、殺陣は全部で何人でしたっけ?」
島口「12人ですね」
川本「島口さん、12人が一斉に殺陣やってるの見て、『あ、そこ、ちょっと違う』ってわかるんですよ」
島口「まぁ、はい…」
川本「そこで斬られない為にはその前にこういう動きをしているはずだ…とか、いろいろとあるらしいんですよ」
島口「そうですね」
宮本「川本さんは殺陣は初めて?」
川本「はい」
宮本「(客席に)初めてだとは思わないんじゃない?」
客席<拍手
川本「実は初めてなんですよ。男としては憧れがあったんで、嬉しかったですけどね」
島口「筋がいいんですよ」
川本「人によって殺陣つけやすいとかはあるんですか?」
島口「宮本さんは何度かやってるっていうのもあって、やりやすかったですね」


ここで、犬村役:野村亮氏が踊りながら登場、舞台を一回りして、
野村「(終了)5分前です」
と言って、再び踊りながら去る。
宮本「あいつで1分使ったぞ!」
客席<(笑)
川本「彼は宮本さんが連れて来たんでしょ?」
宮本「そう、俺が“拾って”来たの」
客席<(笑)
宮本「高校の後輩だったんだ。別の現場で会ったんだけど。ここの稽古で参加出来るのが遅くなりそうな役者が居たんで、代役やりに来てくれって誘ったんだけど、そしたら水木の優しさで、役付けてくれたの」
川本「へぇ…」
宮本「大学は電通大でダンス部に居たらしいんだよ。社交ダンスやってたんだって。学生チャンピオンだったらしいよ*1
川本「へぇ〜!」


ところで…。
川本「津田さんがさっきからしゃべらなくなってますが、ネギの話のあと」
客席<爆笑
津田「いや、(隣の)圭織ちゃんが身を乗り出して(話を聞いて)たからさ…」
飯田<(笑)
椅子ごと後ろへ下がる。
津田「なんか、圭織ちゃんの背中ばっか見てた…(笑)」


やがて、虎之介(飯田殿演じる菊の旦那)役:相澤一成氏が踊りながら登場。
宮本「あ、今度はメインの役者だ(笑)」
相澤「終了時間です」
と言って去る。


最後に出演者一言ずつ挨拶。
津田氏は口を隠しながら挨拶。
客席<爆笑
 
 

*1:電気通信大学ダンス部は学生競技ダンス選手権ではいつも好成績をあげている強豪である。