南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

『SAMURAI挽歌〜房州幕末編〜』千秋楽カーテンコール(3/21)

(公演終了につき、ネタバレ制御機能緩和中)



ステージに全出演者が揃い、脚本・演出&左馬次役:水木英昭氏が挨拶。
水木「全10公演、千秋楽までやり遂げることが出来ました。これも皆さんのおかげです」
と、客席に向かって一礼。
客席<拍手
続いてメインの役者の挨拶。
水木「じゃ、宮本さんから…」
と、まず、大八役の宮本大誠氏。
宮本「やるたびに痩せていく舞台でした…」
と、殺陣と太鼓で大汗の宮本氏。
宮本「その分が水木に行ってるんじゃないかと思いますが…」
客席<爆笑
水木「そういうシステムだからね」
客席<爆笑
次に、
水木「公人くん…」
と、小助役の戸谷公人氏。
戸谷「一ヶ月間稽古してきて、こういうことになってしまって…。僕も『家大丈夫かな?』とか不安でしたが、この舞台の思いが被災地に届くといい、と思ってやりました」
客席<拍手


次の、
水木「飯田さん…」
というのが、戸谷氏への拍手と重なった為、後方の高いところ(終幕場面の立ち位置)に居た飯田圭織殿には聞こえなかったらしく、
飯田「…」
他出演者「???」
水木「聞こえなかったか…」
飯田「?」
客席<爆笑
ようやく気がつき、
飯田「私自身も不安でしたが、素敵な舞台になったと思います」
客席<拍手


続いて、松役の入江加奈子殿。
入江「本当に私たちの舞台を観に来てくださってありがとうございました!」
客席<拍手
そして、もう一度水木氏。
水木「次回公演は7月6日から18日、場所はここ新宿、紀伊國屋ホールということになります。今回始めた募金の方は、次回も続けたいと思っています。その辺のシステムについては、川本さんより説明があります」
と、隣の兼太役の川本成氏に振る。
客席<爆笑
川本「なんで俺なんですか!? そういうのは水木さんやってくれないと!」
水木「困った時は川本さん。アフタートークの司会もお願いしちゃったし…(笑)」
川本「ロビーでも募金やっておりますので、是非…」
水木「次回は是非、“デカメロン剣”を…」
と言って、中央にいる清太郎役の津田英佑氏を見る。*1
客席<爆笑
津田「実は、もう出来てます」
客席<(笑)
戸谷「手拍子とかした方がいいですか?(笑)」
津田「やかましいっ!」
客席<爆笑
水木「このあと全出演者ロビーに出て、皆さんをお見送りさせていただきます」
一同「ありがとうございました!!」
客席<拍手


出演者退場後もしばらく客席の拍手は鳴り止まず、しかし、客席がぼちぼち立ち上がり始めたところで、舞台に再び出演者登場。
今度は全員ステージ前方に整列。
水木「すいません、微妙なところに出て来ちゃって…。舞台監督が『出た方がいいんじゃないですか?』って言うから出たら、ちょうど拍手が止んだところで…(苦笑)」
客席<爆笑
水木「千秋楽ですので、僭越ですが役者紹介を、川本さんの方から…」
客席<爆笑
川本「なんで俺なんですか!? そういうのこそ水木さんやってくれないと!」
水木「じゃ、半分こ半分こにしない?」
川本「(小声で)フルネームだと結構ヤバい…」
水木「(小声で)そうなんだよね…」
客席<爆笑


かくして水木氏による役者紹介が始まるが、やはりフルネームは危なっかしく、犬井役:亀井理那殿を、
水木「亀井…理那…?」
亀井「はい(笑)」
水木「いつも“りなこ”って呼んでるから、危うく言いそうになった(笑)」
亀井「(客席に)亀井理那です! でも“りなこ”って呼んでくださ〜い!」
客席<りなこ〜!
さらに危なっかしい役者紹介は続き、
犬藤役:伊藤直人氏を、
水木「伊藤なんとかさん!」
犬田役:福田高士氏を、
水木「福田くん!」
ラストのスエ役:宇野真由美殿の時は、紹介する前にそばに居たハナ役の熊谷莉沙殿に耳元で名前を言ってもらい、
水木「宇野真由美さん!」
川本「今、訊いたでしょ?」
客席<爆笑
水木「いやだなぁ、訊いてないのにそういうこと言うの…。耳の匂い嗅いでもらっただけだよ」
客席<爆笑


水木「それでは千秋楽ということで、特別に“デカメロン剣”を…」
ステージ中央で他出演者津田氏を残して少し引き、スペースを作る。
他出演者及び観客は手拍子。
津田氏鼻歌で『デカメロン』を唄いながら、舞い、斬る。
客席<拍手
戸谷「津田さん、寝ながら考えたらしいんですよ。やりたくて仕方なかったらしいんですよ」
津田「(戸谷氏に)振ってくれてありがとな!」
客席<爆笑
水木「いつかは『SAMURAI挽歌〜デカメロン編〜』をやりたいと思います…(笑)」
客席<爆笑


出演者退場して、ロビーにて観客お見送り。
 
 

*1:日本唯一の“仮面舞踏剣”の使い手である清太郎は“デカメロン剣”という必殺技も持っているらしい。