駒沢公園に早く到着したので少しぶらぶらしていると、
「体育館はあそこですか？」
と、何人かに訊かれた。
かつては毎月のようにガッタスの試合が行われていた駒沢体育館であるが、新メンバーも加わって、ガッタスサポーターもだいぶ入れ替わったようである。
駒沢体育館、この日はメインスタンドのみ開放。
実は筆者はあまりメインスタンド側で観戦したことがなかったので少し新鮮。
広いなぁ。こんなに広かったっけな？…と思ったら、バックスタンド側の仮設席がないのだった。
フロアでは報道陣がメインスタンド側で準備中。
18:05
定刻より少し遅れてガッタス登場。
吉澤ひとみ主将以下、石川梨華・矢島舞美・是永美記・菅原佳奈枝・永井沙紀・矢口めぐみ・仙石みなみ・古川小夏・佐藤綾乃の各選手。
カメラがメインスタンド入口側に向いているのでそこから入って来るのかと思っていたら、体育館入口側のゴールポスト裏の出入口から登場。メインスタンド側に駆け足で向かって取材タイム。
メインスタンドに座っている関係上、取材の様子は首長竜にでもならないと見られないので、ここはしばらく待ちの時間。
出入口ではサッポロチェルビーズ勢（伊藤沙菜・山本桃子）が待機している。
やがてチェルビーズ勢がコーチ陣と仮設席のあった付近でアップを始める。そろそろ取材が終わるのだということがわかる。
18:25
公開練習開始。
まだ背番号が発表になっていない新メンバーはジャージ姿。
北澤豪氏は不在で、藤井健太コーチが指揮をとっている。
まずは全員で鬼ごっこのような練習。
ドッジボールのようにボールを投げ合いながら鬼ごっこ。鬼もボールも複数。緑色のタオルを持っている鬼にタッチされた人が次の鬼になるわけであるが、鬼はボールを持っている人にはタッチ出来ない、というルールのようである。
終盤、石川選手が鬼になり、吉澤主将と是永選手のどちらかにタッチしようとするが、吉澤・是永両選手が至近距離でボールをパスしあうので石川選手が右往左往。スタンドから爆笑が巻き起こる。
次に、カラーコーンを使ってそれに沿うドリブル練習
こういうのは最近の練習量がものをいうのであろう。新メンバーの方が安定しているように思われた。
続いて、コート全面を使った試合形式の練習。
ドリブルして敵陣に行き、シュートして、敵の反撃に対して今度はすばやくディフェンスに戻る。
ゴレイロは矢口選手と藤井安奈コーチ。
石川選手、タッチライン沿いを相手選手に背を向けてカニ歩きのようなドリブル。
まるで“ア〇の坂田師匠”のようで、またもやスタンドから笑い声がもれる。
そのあとは、コート半分ずつに分かれて、主力組（吉澤石川是永菅原永井＋山本）はシュート練習。ゴレイロは矢口選手。
是永選手の強烈なシュートが外れる。
スタンドからは「おおお！」という声。かつて報道陣に当たっちゃた時の記憶が甦る。
今回はボールはゴールポスト裏のシャッターにぶち当たった。慌ててシャッター前のネットを閉じるスタッフ。
その間、若手組（矢島仙石古川佐藤＋伊藤）はもう片側にてボールを手で使った練習をしていたが、シュート練習ばかり見ていたのでよくわからない。
主力組が休憩に入ってから、若手組はシュート練習。ゴレイロは矢口選手。
矢口選手、ご苦労さまである。
――つづけ――
