南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

『上々少女’s#92』 アプガ夏物語2013第3弾・ROCK IN JAPAN FESTIVAL後編

アプガ夏物語2013 第3弾!
日本最大級のロックフェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL2013」
に参戦で、かつてない緊張感が(仮)メンバーを襲う…
そんな状況のなか本番ステージで緊急事態発生!

http://mv.tv-asahi.co.jp/douga/uugirl/93

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018


決戦の朝

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」
出演当日

青空。

AM 8:30

バスから降りてくるメンバー。
会場入口。

より多くのロックファンに観て来てもらうため
会場の外でチラシを配る事に

チラシを持って私服で散らばるメンバー。
佐藤綾乃「おはようございまーす! アップアップガールズ(仮)でーす!」
森咲樹「これ私、意外と苦手なんですよ。心折れるやつ…(苦笑)」
一方の佐藤は、
佐藤「12:45から。よろしくお願いしまーす!」
と、積極的にチラシを配る。
「すげぇ…」
「なんで(仮)なんだろ…?」
…というチラシを受け取った人たちの反応。
佐保・関根組。
関根梓「今日12:45からDJ BOOTHでやるので、よかったら見に来てください」
「でんぱ組?」
佐保明梨「違います、アップアップガールズ(仮)です。よろしくお願いしまーす」

1時間後

(仮)Tを掲げて、さらにアピールを続ける。
森「アップアップガールズ(仮)です!」

チラシを配り切り TシャツでPRを続けるメンバー


やがてメンバーもようやく入場。
マネージャー「何人ぐらい来てくれそう?」
佐藤「結構…、(来てくれるって)言ってくれました」
マネージャー「居るといいな」
佐藤「はい…。あー、怖い(苦笑)」


決戦準備

会場内。
スタッフに挨拶して、アーティストエリア内、プレハブの控え室へ。

本番1時間前

衣装に着替えて『SAMURAI GIRLS』の振りを確認。

リニューアルした新曲の振り付けを復習

マネージャー「最近みんなが一番良かったステージっていつ?」
メンバー「…」
マネージャー「それぞれ違っても全然いいと思う」
メンバーの声はTOKYO IDOK FESTIVALの「SMILE GARDEN」「HOT STAGE」とに分かれる。
マネージャー「よし、そん時を思い出そう。“ロッキンジャパン”って名前に呑まれないように!」
関根「ワッショーイ…」

出演ステージへ移動

ワゴン車に乗って会場内を移動。
車中でも歌を確認するメンバー。
車を降りて、他のアーティストのステージと観客を横目に見ながら、
森「わー、ヤバい! これくらい入ってほしいなー」
ヲタを見かけて手を振る佐保・古川。
ステージ裏への控え室へ。
森「ヤバい!」「ヤバい!」
と、ずっと言っている。
森「俄然緊張してきた! ヤバイよこれは!」
michitomo氏を見つけて、
メンバー「おはようございまーす!」

サウンドプロデューサー
michitomoさん

michitomo「ざーす!」


リハーサルの不安

本番30分前

アップアップガールズ(仮)様」と書かれた楽屋札。

『SAMURAI GIRLS』振り付けの最終チェック

新井愛瞳「暑さにも負けないくらいのライブをしたいと思います!」
森「私たちはね、この夏一番熱いライブをしているアイドルですから!」

ロックなMCをしようと張り切るメンバー

森「皆さん、この(仮)だけでも覚えて帰ってくださーい!」
古川小夏「皆さんついて来てねー!」
佐保「はい、では次はこのロックインジャパンで唄うために作ったこの曲で盛り上がりましょう! 『SAMURAI JAPAN』!」
メンバー<爆笑
新井「どうした、どうした?(笑)」

「SAMURAI GIRLS」→アプガの曲
SAMURAI JAPAN」→日本代表チーム

佐保「…盛り上がってください!『SAMURAI GIRLS』!」
 〃「サムライ・ジャパン…(苦笑)」
古川「オーオーオーオーオー♪(笑)」
新井「試合始まっちゃう…(笑)」


控え室から外に出ると、場内に『アップアップタイフーン』が流されている。
森「えー? ヤバい!」

本番15分前 / リハーサル

ステージを覗いて、
新井「人居るよ!」

お客さんの入りが気になるメンバー

マネージャー「とりあえず(ステージに)自分たちの水とか置こう」
出演発表当時ほぼSOLD OUTの状況の中、なんとかチケットを手に入れてわずかに集まったヲタの拍手・歓声の中、ステージへ飛び出すメンバー。

本番直前だが お客さんは会場の半分にも満たない…

隠し切れない不安…

立ち位置などを確認して引き上げ。


外で輪になるメンバー。
古川「自信持とう」
佐藤「やって来たこと大丈夫! …とか言ってめっちゃ緊張してる…(苦笑)」
古川「今までも聴いてもらってるじゃん、バンドさんに、いっぱい…。それで認めてもらってきてるわけだから。自信持っていこう!」
関根「(叫ぶ)わあーっ」
古川「そうだ! “全力で舞い踊”ろう!(『SAMURAI GIRLS』の歌詞。作詞・作曲・編曲:michitomo) michitomoさん信じよう!」
と、そばに居るmichitomo氏を見る。
森「michitomoさん信じまーす!」
michitomo氏、メンバーに近づいてガッツポーズ。
マネージャー「声の“圧”で気合いを伝えていこう!」
メンバー「はいっ!」
マネージャー「声の“圧”で!」
メンバー「ふおーっ!!」(←声の“圧”)
マネージャー「声デカけりゃきっと伝わるから!」
メンバー「ふわあーい!!!」(←「はーい」の声の“圧”バージョン)


円陣。
仙石みなみ「外にも伝わるから! ブースの外に伝わるくらいの!」
新井「グラスステージ(GRASS STAGE)に届くくらいやろう!」
(「GRASS STAGE」は約4万人以上のキャパ。広さは東京ドーム4個分に相当。アプガが出演する「DJ BOOTH」は約1000人)
古川「このステージに立てることがすごいことなんだ!」
仙石「そうだ!」
佐藤「弱みを見せたらダメですよ!」
古川「そうだよ。その瞬間にやられる!」
仙石「ロックフェス、しかもこんな大きいロックフェス出れるなんてまたとないおっきいチャンスなんで、ぶちかましていきましょう!」
 〃「アップアップガールズ…」
メンバー「カッコカリっ!!!」
新井「来年グラス出れるように!(笑)」
古川「来年グラス行くから!(笑)」
気合い入れ。
スタッフ<拍手。
メンバー「がんばろー!」
もう一度円陣。
関根「ちっちゃな間違いは気にしない」
メンバー「OK!」「そうだよ、ロックだよ!」
関根「皆さん、お天道さまにごあいさつ!」
メンバー「おはようございまーす!」
 〃「お願いしまーす!」
 〃「晴天ありがとうございまーす!」

佐藤「緊張してるからみんなおかしくなってる(笑)」
メンバー<(笑)

最初のMCでの煽りの練習をする新井

新井「皆さん、ロッキン楽しんでますかー」
マネージャー「そこの煽りが熱いかが勝負だから!」
新井「頑張ります(苦笑)」
佐保「もう倒れてもいいから頑張って!(笑)」
マネージャー「いいよ、こうやって! 叫んだ勢いでこのまま回転しちゃったから!(笑) そんぐらいの勢いで(笑)」
メンバー<爆笑

前日に観たロックバンドの煽りを参考に
マネージャーアドバイス

マネージャー「そんぐらいの勢いで声出そう!」
メンバー「頑張りまーす!」


出陣

スタッフの拍手に送られてメンバー、ステージ袖へ入る。
マネージャー「ぶちかませよ! ぶちかませ!!」

リハーサルから5分、お客さんの入りは果たして…

オープニングSE『overture(仮)』が流れ始める。

アプガ いよいよ日本最大級のロックフェスの舞台へ

古川「いくよー!」
ステージへ。
一曲目、『イチバンガールズ!』のイントロが流れる。
仙石「アップアップガールズ(仮)…」
メンバー「行くよっ!」
で、ライブスタート。


♪イチバンガールズ!


MC。
新井「皆さーん、こんにちはーーーーー!!!!」
メンバー「こんにちはーーーーー!!!!」
新井「せーの」
メンバー「アップアップガールズ(仮)です!!!」
観客<拍手+歓声
新井「皆さーん、ロッキン盛り上がってますかぁぁーーーーーーっ!!!!」
観客<歓声
新井「楽しんでますかぁぁーーーーーーっ!!!!」
観客<歓声
新井「ありがとうございます! 私たちも実は昨日から見学してたんですけど、ワンオクさんとか、RIP SLYMEさんとか、もうホントに熱いライブを見させてもらって、私たちもそれに負けないように今日は熱い熱いライブをしたいと思いますのでよろしくお願いしまーす!!!」
観客<歓声
森「そうです! この夏一番熱いライブをするのはアプガでーす!!!」
観客<歓声
森「皆さん皆さん、(隣の佐藤の背中)この(仮)だけでもぜひ覚えて帰ってください! よろしくお願いします!!」
観客<歓声
関根「私たち日本最大級のロックフェスに出れて、しかも今日は昨日と打って変わってフェス日和ですよねーーー!!!」
観客<歓声
関根「盛り上がっていくぞー!!!」
観客<歓声
佐保「はい。それでは次は今日このロッキンジャパンで唄うために作ったこの曲で盛り上がってください! 『SAMURAI GIRLS』!!」


♪SAMURAI GIRLS

盛り上がる会場いっぱいのお客さん

♪チョッパー☆チョッパー

ライブが進むにつれて増していく お客さんと熱気

佐保「チョップ!」
ヲタ<うああああ

しかし ここで予期せぬ事態が…

次の曲『アッパーカット!』のイントロが流れ、メンバー振りに入るが突如音が途切れる。
観客<工工エエェェ(´Д`)ェェエエ工工
佐藤「皆さーん、盛り上がってますかーーー!!」
観客<歓声
再びイントロが最初から流れる。
佐藤「もっともっと盛り上がれますかーーー!!」
観客<歓声

慌てずに 煽りで繋ぐ佐藤

♪アッパーカット!


♪アップアップタイフーン
“みーこし”の上で観客を煽る仙石。
タオルぶん回しでは観客もタオルぶん回し。後方では素手でエアで回している観客も。

      ◇       ◇       ◇       ◇
ライブ終了し、手を振って退場。


客席でいちばん踊ってた人

外に出るが、疲労困憊で膝をつくメンバー。
新井「みんな〜、終わったよ〜…」

とりあえず無言で水分補給に専念するメンバー

仙石「汗だくだ…」
と、汗拭き。
ライブを見ていた音楽ライターの土屋恵介氏(『RUN! アプガ RUN!』のインタビュー・文章などを担当)が現れ、
土屋「テントからお客さんがはみ出してた!」
佐保「そうですよね。外まで…」
土屋「すごかったよ!」
佐保「びっくりした…。熱ぅ!」
新井「めっちゃ蒸した。OTODAMA思い出した、あの熱気」
 〃「叫びすぎて、喉が痛いです(苦笑)」
古川「叫びすぎて何言ってるか全然わかんないけどね(苦笑)」


控え室へ入る。
仙石「(鏡を見て)顔真っ赤っ赤だ…」
ソファーや床に倒れこむメンバー。
新井「やばかったね、人…」
マネージャー入ってくる。
マネージャー「お疲れ様でした」
メンバー「お疲れ様でした」
マネージャー「やりきれましたか?」
メンバー「はい」
マネージャー「後悔はしてないですか?」
メンバー「はい」
マネージャー「自分たちで感触はあったの? 手応え。ステージからお客さんを見て」
新井「ありました…ねえ」
古川「結構外とかでも止まって見てくれてたし、前の方しか手は挙げてくれないんですけど、明らかにクラップしてる振りとか、タオル回す振りとか、誰でもわかることはそうなると一気にやってくれる人が増えるんで、見てくれてるんだなっていう実感はすごいありました」
マネージャー「いい経験出来て良かったね。反省点言い出すといつもの倍くらいあるんだけど…」
メンバー「(苦笑)」
マネージャー「…まぁ、でも気持ちは伝わるステージは出来てたと思う」


振り付けの竹中夏海先生が入ってくる。
新井「あー、先生!」
竹中「おつかれー!」
あとからmichitomo氏も。
竹中「超踊った! 楽しかった〜♪」
メンバー<爆笑
竹中「全部踊った、全曲踊っちゃった♪ 『SAMURAI GIRLS』一番踊れた私が、客席で!」
メンバー<爆笑
古川「当たり前!(笑)」
新井「まだ2回目ですよ、やったの(笑)」
古川「特権みたいな?(笑)」
竹中「(michitomo氏に)盛り上がってましたよねぇ?」
michitomo「(うなづく)」
竹中「なんかアウェイって聞いてたから、『先生が頑張ってくださいね』ってファンの人に言われてて(笑) すげー頑張ったけど(笑) でも盛り上がってた。私頑張らなくてもすごい盛り上がってた(笑)」
マネージャー「先生頑張ったせいで、そのへんの人たち逆に盛り上がれなくなっちゃった(笑)」
メンバー<爆笑
竹中「ちょっとなんか(周囲に)スペース出来て…(苦笑)」
マネージャー「“なんかわかんないけど、この人すげーぞ”みたいな(笑)」
michitomo「“一人だけ熱量違うぞ”みたいな(笑)」
マネージャー「そうそう(笑)」
竹中「スペース出来ちゃって…(苦笑)」
マネージャー「“だったら前行けよ!”みたいな(笑)」
竹中<(苦笑)

michitomo「ずっと後ろまでタオル振ってたから、おお〜って思ったよ。スゲェ〜みたいな」
マネージャー「外まで振ってましたよね」
michitomo「振ってましたね」
マネージャー「マジで俺、PA卓で見てて『アップアップタイフーン』の風であの会場涼しくなりました」
メンバー<爆笑
      ◇       ◇       ◇       ◇
その場面の映像。

      ◇       ◇       ◇       ◇
マネージャー「風涼しいなって(笑) こういう人数で振るとこういうことなんだなって(笑)」
古川「それすげー(笑)」
michitomo「風を巻き起こしましたよ!」
メンバー<拍手
マネージャー「ようやく来た“アップアップタイフーン”!」
古川「ようやく来た。これだったのか(笑)」
マネージャー「HOT STAGEとかよりもずっと気負ってましたよ」
古川「“『イチバンガールズ!』疲れるー”って思いました(笑)」
竹中「脚が…?(笑)」
古川「そうそう」
曲冒頭の屈伸運動の振り。
マネージャー「体に力が入ってるのがすげぇわかる」
古川「私も『イチバンガールズ!』の疲れ具合で実感しました。“ヤバいっ、めっちゃ疲れる…”って(笑) 気合い入ってたよね」
竹中「息吸ってるのかな?って。ずーっと吐いてるみたいに見えた(笑)」
マネージャー<(笑)
新井「叫んでる時、前白くなりました…」
michitomo<爆笑
新井「『楽しんでますかぁー』…あ、真っ白だみたいな(苦笑)」


控え室の外。
竹中「おつかれー」
と、手を振って去る。
メンバー「ありがとうございました!」
と、お見送り。
そのあとメンバー、記念撮影。


帰りの車内。
佐藤「焦りました、正直。(『アッパーカット!』のイントロの振り)こうやってて、『さぁ!』って思ったらぷっと止まって『え?』って思って…」
 〃「咄嗟にわざと止めたのかな?って思っちゃって(笑) これは煽らなきゃって思って、咄嗟に煽りました」
アーティストエリアへ。
控え室でアイスなどを食べるメンバー。

ロックフェスで煽ってみて――。

元のAKIBAカルチャーズ劇場(10/5)の楽屋通路。
新井「TIFと比べるとあれなんですけど、TIFはたくさんのアイドルの方が出てらっしゃって、やっぱ可愛いんですよね。女性の方と男性の方は違って、男性の方は言うことがストレートに伝わって来るっていうか、女性の方も『盛り上がってるー?』みたいな、でもちょっと弱々しい、女のコらしい部分もあったりして。逆に男性はガッツーンって言って…。そうなんですよ、アプガらしいのはどっちかっていうと男性寄りなんですよね。…なので、アイドルフェスとは違った刺激、ロッキンとかサマソニとか大型フェスでは盛り上げ?煽り?とかを学べたのでよかったです」

アップアップガールズ(仮)
日本最大級のロックフェスに挑んだ「夏」

次回予告

三度目の姉妹喧嘩

年に一度の、同期対バン

選ばれた卵たち

選ばれなかった卵たち

どちらの道にも「挫折」がある

どちらの道にも「未来」がある

2つの道が交わる場所

閉館一週間前の<横浜BLITZ

横浜BLITZ THE FINAL
THE ポッシボー × アップアップガールズ(仮)
「聖地 横浜BLITZ

次回配信


――『上々少女’s#92』 アプガ夏物語2013第3弾・ROCK IN JAPAN FESTIVAL編、了――