南アルプス天然少年団

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通りすがりの傍観者の足跡。

QUATTRO MIRAGE vs @JAM vol.1(2/25)後編

バンド×アイドル八番勝負
【タイトル】 QUATTRO MIRAGE vs @JAM vol.1
【日程】 2014年2月24日(月)〜27日(木)
   3月03日(月)〜06日(木)8日間
【会場】 渋谷 CLUB QUATTRO
【開場/開演】 18:00/19:00
【出演・日程】
2月24日(月) ねごと/Dorothy Little Happy
25日(火) 赤い公園アップアップガールズ(仮)
26日(水) cinema staff/BiS
27日(木) 忘れらんねえよひめキュンフルーツ缶
3月03日(月) 髭/BELLRING少女ハート
04日(火) アルカラ/ベイビーレイズ
05日(水) グッドモーニングアメリカでんぱ組.inc
06日(木) SPYAIR/Cheeky Parade

http://www.club-quattro.com/quattro_mirage7/

ロック・バンドとアイドルが激突! 〈QUATTRO MIRAGE vs @JAM vol.1〉全8日間開催 - TOWER RECORDS ONLINE

赤い公園・メンバー
佐藤千明[さとう ちあき] Vocal/Keyboard
津野米咲[つの まいさ] Guitar/Chorus 
藤本ひかり[ふじもと ひか] Bass 
歌川菜穂[うたがわ なお] Drums/Chorus
赤い公園オフィシャルサイト


アップアップガールズ(仮)・メンバー
仙石みなみ[せんごく みなみ] Ashigaru
古川小夏[ふるかわ こなつ] atsukurushii
森咲樹[もり さき] Suberi
佐藤綾乃[さとう あやの] Aori/Ase
佐保明梨[さほ あかり] Hakai
関根梓[せきね あずさ] Koakuma
新井愛瞳[あらい まなみ] KY
アップアップガールズ(仮) | 公式サイト


QUATTRO MIRAGE vs @JAM vol.1前編


赤い公園ライブ

ステージ準備等、しばらくの休憩があって、後攻:赤い公園
場内、どっと観客が増えた。
当たり前の話で、ほとんどの赤い公園のファンはアプガのライブは見ないでロビーや喫煙所で待っていたらしい。



赤い公園・セットリスト
01. ナンバーシックス
02. 世紀末
03. よなよな
04. ひつじ屋さん
05. 絶対的な関係
06. のぞき穴
07. ずっと
08. 透明
09. 風が知ってる
10. 今更
11. カウンター
12. ふやける




佐藤千明「日本一のデスメタルバンド、赤い公園です!」
観客<歓声
佐藤千明「あたし達、会いに行ける仏、赤い公園です。南〜無〜」



01. ナンバーシックス
02. 世紀末
03. よなよな



アプガメンバーも、下手端の関係者エリアで赤い公園の白サイリウムを振って観戦。
佐藤千明「先攻のアプガが最高のライブをしてくれたので、今日はバンド代表としてかましていきたいのでよろしくお願いします!」
観客<拍手+歓声



04. ひつじ屋さん
05. 絶対的な関係
06. のぞき穴
07. ずっと
08. 透明
09. 風が知ってる



佐藤千明アップアップガールズ(仮)と初めて会ったのは対談の時かな? みんないいコ!いいコ過ぎる!」
インタビュー:特別対談:赤い公園×アップアップガールズ(仮) - CDJournal CDJ PUSH
トークの時、ドラムス:歌川菜穂殿が軽くドラムロールをしていたのだが、
佐藤千明「歌川、ちょっと小さくして! お前、じゃんけんには負けるし…!」
歌川「すいません!」
佐藤千明「藤本はどうなの? 関根が小悪魔勝負とか言ってたけど」
藤本ひかり「(関根に向かって)負けねえかんな! ただ可愛さとダンスと歌は全部(関根が)勝ってるぞ! 好きだよー♡」
関根梓「大好きー♡」
佐藤千明「小悪魔だ…」
観客<(笑)
佐藤千明「私は古川小夏が好き!」
飛び跳ねて喜ぶ古川殿。
佐藤千明「対バン相手が可愛く思えるのは初めて! 妹にしたい!」
キャーキャー喜ぶアプガメンバーに、
佐藤千明「うるさいっ!」
観客<爆笑
佐藤千明「うちらもサイリウム使う曲があるんです!」
と、次の曲へ。



10. 今更
アプガメンバーも白いサイリウムで、アプガヲタもキンブレを白くして応戦。


11. カウンター



佐藤千明「次が最後の曲です!」
ヲタ<今来たばっかりー!
佐藤千明「ええっ?」
観客<爆笑
こういうのはアイドル現場では普通なんだけど、バンド現場ではあまりないんだろう。



12. ふやける



佐藤千明「アプガさんと今日当たれて最高です! アプガありがとうーっ!!」


エンディング

赤い公園が一旦退場してからスベリー・マーキュリー氏が再登場。
両者を呼び込み。
双方、オフィシャルTシャツの違うバージョンを着用。

感想。
仙石みなみ赤い公園さんカッコよくて、ハートをやられました」
古川「私、赤い公園さんの『今更』が大好きなんで、今日やってもらえて嬉しかったです」
佐藤千明「(隣の佐保に)大きいね、何センチ?」
佐保明梨「164センチです」
すると、端に居た森殿がそっちへ駆け寄り、
森咲樹「私、165センチです!」
佐藤千明「1センチしか変わらないじゃん」
と、わざわざ行ったのにスベリ気味(笑)
アプガ「“攻める”とか“勝つ”とか言って申し訳ありませんでしたっ!」
と、赤い公園に向かって土下座。
佐藤千明「いや、対バン相手がアップアップガールズ(仮)で良かった!」
古川「また対バンしてください」
赤い公園「いいよー♪」


ステージ側から観客をバックに記念撮影。
佐藤千明「(隣の森の顔を見て)ウサギさんみたいだね」

ラスト、観客に手を振って退場。
佐藤千明殿、古川殿を押し出し、古川殿が最後に簡単に挨拶。
古川「これからも頑張りますのでよろしくお願いします!」
観客<拍手
21:00ちょい過ぎ終演。


出演者・関係者コメント





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簡単な感想

アイドルとバンドの対バンも、今はもう当たり前の光景になったなぁと、その先駆者たるメロン記念日のそれを見ているだけに感慨深いものがある。
メロンが初めてBEAT CRUSADERSと対バンした時から5年たって、今更ながらあれは歴史的な現場だったんだな、という実感もあるし、女性バンドが相手ということで、メロンのキノコホテルやロリータ18号との対バンの時を思い出したりもした。
ただ、メロンの時に痛感したのは、アイドルとバンドの対バンは演者同士の相性もあるんだけど、ファン同士の相性もあるということ。
メロンはニューロティカTHE COLLECTORSとはファン同士の相性がすごく良くて、ロティカやコレクターズのファンがメロンの曲で振りコピを始めた時は嬉しかったというか感動したというか…。
(『お願い魅惑のターゲット』で振りコピをやったのは、実はアプガヲタよりもコレクターズのファンの方が先だったりする)
その点、この日はどうだったか?
今回は演者同士は相性も抜群で、アプガヲタは赤い公園のライブを楽しんでいたように思う。
しかし、逆は…。
もちろん、アプガのライブをを楽しんでいた赤い公園のファンも結構居て、アプガのライブや赤い公園のライブを盛り上げていたアプガヲタを高く評価している人も居たのであるが、大半の赤い公園のファンはアプガライブ中はロビーや喫煙所で休憩していた。
つまり、相性云々以前の問題だったのである。
一般的にドルヲタはアイドルがたくさん出演するイベントで(ハロヲタハロコンなどで)、お目当てのアイドルが出るまでの間の楽しみ方を習得してしまっているように思える。


当該ブログでは既に何度も紹介しているが、2010年4月の「MELON KINEN-BI LOFT LAST GIGS」当時の『Rooftop』誌の記事(text by 椎名宗之編集局長)

当日のゲストは、メロンとは互いのライヴに行き来していたストライカーズ、ブルーハーツのトリビュート・アルバムでメロンがカヴァーした『キスしてほしい』のサウンド・プロデュースを務めた森 純太、そして『ピンチはチャンス バカになろうぜ!』で共演を果たした我らがニューロティカという3組。いずれも短い時間ながら気迫のこもった名演で素晴らしく、それは各バンドの技量もさることながら、フロアを埋め尽くしたヲタモダチの力に負うところも大きかったように思う。随所でメロンのメンバーがバンドと絡む趣向ではあるものの、本来ならばオーディエンスはメロン以外のバンドになど関心がないものだ。ところが、ジェントルなヲタモダチは違う。事前に共演バンドの音源をしっかりと予習してライヴに臨み、大方の場合は初見であるはずにも関わらず徹底的にそのバンドを盛り立てる。事実、この日もメロンが数曲披露した後に登場したストライカーズに対してヲタモダチは即興の振りと掛け声で盛んに応戦していた。その姿勢はまさにオーディエンスの鑑であり、関心のない対バンは見ずにそそくさと帰るロック・リスナーは何事も貪欲に楽しむヲタモダチを見習ったほうがいい。ヲタモダチの激しい煽りが演奏するバンドの意気に拍車を掛け、双方がライヴという一期一会の瞬間を共有する様は実に美しく、どんな場面でもバンドの本領を発揮させるヲタモダチの団結力に僕はいつも感服していた。

http://rooftop.cc/interview/100415120010.php


4年前とあまり状況は変わっていないようである。




――QUATTRO MIRAGE vs @JAM vol.1、了――