南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

「『刻め、我ガ肌ニ君ノ息吹ヲ』再演」トークショー(9/2)

■出演者
小澤亮太[白狐丸役]
大谷雅恵[静役]
以下、<我チーム>
沖野晃司[外道丸役]
上杉輝[瀬戸役]
創木希美(ASSH)[常葉役。衣装担当]
進行:堀井秀子


カーテンコール後、司会者に一人ずつ呼び込まれ、舞台セットの白髪神社の祠の扉をバーンと開けて登場。
舞台上手(向かって右手)より、司会、小澤、大谷、沖野、上杉、創木の順に並ぶ。
まずは自己紹介のあと、質問に。



――小澤さんは今回、初ずくしだったとか?
小澤亮太「初白塗り!初コンタクト!初ブリーチ!初殺陣!…」
――コンタクト?
小澤「コンタクトじたい初めてだったんです」
――ブリーチは痛くなかったですか?
小澤「ブリーチは7回やったんですけど…」
客席<おおお…!
小澤「痛くはなかったです」
――殺陣も後ろで斬るところなんか凄かったですよね。あれは練習したんですか?
小澤「いやいや、練習しなきゃ出来ないです(笑)」
客席<爆笑


――大谷さんはメロン記念日解散後、初のソロ舞台ということで、“第二の人生”だそうですが…。
客席<爆笑
大谷雅恵「昨日、初日終わったあと、どーっときて泣きました」
――そうだったんですか!
大谷「メンバーいない…(泣)…みたいな」
――あ、そこですか。
客席<(笑)
大谷「ホントに一人なんだ…と思って。メンバーは今日の昼の回に来てくれたんですね」
客席<おおお…!
大谷「なんか、『若いね』って言われたんですけど…(笑)」
客席<(笑)
――台本を読んで泣いてしまったとか?
大谷「この舞台が決まって、初演の台本を読んで、DVDも観てたんですけど、壱岱さんが台本を少し直して、小澤くんと私に合うようにあて書きしてくれるって言ってたんで、それを読んで泣いてしまいました…」
――それで演出のまつだ壱岱さんに「泣き過ぎました」ってメールしたそうで、それをまつださんがブログに嬉しそうに書いてましたね(笑)。あと、趣味が「寝不足」ということなんですが…。
客席<(笑)
大谷「もともと夜型なんですけどね。寝不足の方が集中力がつくような気がして」


――沖野さんはフリートークが苦手だと…。
沖野晃司「はい」
客席<(笑)
――落ち着いた感じですけどね…。『芝居が趣味だ』という…。
沖野「まぁ、生きているうちの9割方が芝居ですねぇ…」
と、マイクを握る手の小指を立てる。
上杉「立ってる立ってる…」
沖野「それで…」
と、また小指を立てて話し続けるが、今度は誰も突っ込まず。
沖野「(上杉に)突っ込めよっ!」
――あと、友達が少ないのが悩みとか。
客席<(笑)
沖野「今回出演者多いんですけど、(創木に)何人でしたっけ?」
創木「33人」
沖野「その中で、連絡先知ってるの二人くらいしか居ないですもん」
客席<(笑)
上杉「大丈夫、俺の教えてやるから」
小澤・大谷・創木も挙手。
沖野「やったぁ。とりあえず、ここに居る人たちのはゲット出来るのね?」
客席<(笑)
――でも、沖野さん、落ち着いた感じなんですけど、24歳なんですよね。
客席<工工エエェェ(´Д`)ェェエエ工工
激しく凹む沖野氏。
客席<(笑)


――上杉さんは今回悪役でしたが、どうでしたか?
上杉輝「気持ちよかった〜」
客席<(笑)
上杉「自分の中の“S”の部分を目覚めさせてくれましたね」
――趣味が愛犬と『ドラえもん』…
客席<(笑)
上杉「もう愛犬が可愛いんですよぉぉぉ」
客席<(笑)
上杉「こんなちっちゃくて…。でも今は瀬戸役やってるんで、家帰っても『フン!』って感じなんですけど…」
――家でも役作りしてるわけですね?
上杉「当然ですよ♪」
――『ドラえもん』は毎週観てるんですか?
上杉「稽古が始まってからはあんまり…」
客席<…
上杉「なんか、『あぁそう』みたいな反応ですけど、これは凄いことなんですよ!!!」
客席<(笑)


――創木さんは今回の衣装も担当されたそうですが。
客席<拍手
創木(はつき)希美「あ、ありがとうございます。今回、着物組の衣装は全部やらせていただきました」
客席<拍手
創木「ありがとうございます」
――出演者が多いので、かなりの数だったと思いますが。
創木「Wキャストで同じ役でもその人に合わせて違う衣装にしたりしたのでたいへんでした。今、家たいへんなことになってます。着物だらけで…(笑)」
――いちばんたいへんだったのは誰の衣装だったんですか?
創木「う〜ん…?」
沖野氏、自らの衣装をアピール。
裾をめくると何枚も重ね着しているのがわかる。
――あ〜、何枚も着ているんですね!
創木「暑かったと思うんで申し訳ないです(笑)。殺陣もあるし…」



――皆さんはこの<我チーム>はどうでしたか? どなたか何かエピソードとかありますか?
一斉に目を伏せる男性陣(笑)
大谷「個性的…(小澤に同意を求める)」
小澤「うん」
大谷「両チームで違う…(同意を求める)」
小澤「うん」
大谷「私、Wキャストでっていうのが初めてなんですけど、演じる人が違うと全然違って見えるんだなぁと思いました。シングルキャストで良かった〜♪みたいな(笑) 両方楽しめるんで」
小澤「僕は外道丸と一緒の場面が多いんですけど、こっち(我チーム)は『お兄ちゃん♪』みたいな感じで、向こう(刻チーム)は友達みたいな感覚ですね」
沖野「なんで、俺が『お兄ちゃん』なんだよ!あいつ(刻チームの外道丸役:友常勇気氏)も24歳だろ? (小澤氏を指差して)あんまり歳変わんないだろ!(小澤氏は22歳)」
大谷「この人(小澤)も変な人なんですよ〜。最後の挨拶がなかなか言えないんです(笑)」
小澤「『本日はご来場いただきまして…』がどうしても『本日はご来店いただきまして…』になってしまう…」
客席<(笑)
小澤「僕、いろいろバイトしましたけど、そういうお店関係のバイトはしたことないんですよ。なんでかな…?」
大谷「せっかく感動的なラストなのに…」
沖野「俺たちが2時間汗水たらして芝居したのに…。『店だったのか…!』」
客席<爆笑


――沖野さんは思い入れのある役だそうですね。
沖野「去年も僕、外道丸を演らせていただいて…(amipro×KENプロデュースによる外部演出作品)。でも、稽古で小指を骨折しちゃいまして…」
客席<えええええ…!
沖野「二刀流の役なのに、本番では泣く泣く刀一本で…。だから、今回はちゃんと二刀流でやるぞ!って思ってたんで。そしたら、今回も同じとこ怪我しちゃいました(笑)」
と言って小指を立てて見せる。


――上杉さんは、「小籠包食いまくり」って書いてるんですが…?
上杉「この<我チーム>みんなでご飯に行ったんですよ。中華屋さんに。僕の席は男ばっかりの席で、料理とか来ても2秒でなくなる」
客席<(笑)
上杉「騒いでたら店員さんに『抑えてください』とか言われて…」
客席<(笑)


――創木さんは何かありますか?
創木「暑いのに、稽古前に稽古場の外を走ってくる人が多くて…。『あー疲れた』って。走らなきゃいいのに…(笑)」
――でも、そうやって鍛えた成果ですよね、小澤さん?
小澤「僕、走ってないです」
客席<爆笑
創木「その頃、小澤さんはガリガリ君を…(笑)」
客席<爆笑
小澤「ガリガリ君にハマってました(笑)」
客席<(笑)
――創木さんも思い入れのあるお芝居だそうですね。初演の時の静役
客席<おおおおお…!
創木「そうですね。今回とはまた違った感じでしたけど」



なお、初演及び外部作品の配役については、まつだ氏のブログに詳細



――皆さん、演出のまつだ壱岱さんについては?
小澤「怒る時は怒るし、普段は凄く優しい。好きですね。あ、告ちゃった…(笑)」
客席<(笑)
小澤「“アイ・ライク”ですよ」
大谷「壱岱さん、あんまりダメ出ししないんですよ。不安になって自分から聞きに行きました。私、いつもは自分からは行かないんですよ。でも、『いいよ〜』って言ってくれて…」
沖野「僕は毎回違う芝居して、やり辛い役者だったと思いますね…。通し稽古で『いい』って言われたのに、また芝居変えて…、小屋入りして直されて。で、今回みたいな感じ」
客席<へぇ…
――上杉さんは?
上杉「瀬戸を書くだけあって、どSな…」
客席<(笑)
上杉「殺陣でも、瀬戸だから非道いのとかやると『いいねぇ!』って喜ぶんですよ。あの優しそうな笑顔の裏に、何があるのかと」
客席<(笑)
――稽古の時もまつださん、最初椅子に座ってるのに、芝居に熱中すると椅子の上に乗って、そのうち机の上に乗っちゃって…。どんどん上に行くんですけど、あれはご自分も役者だから、役者の血がそうさせるんでしょうか?
創木「そうなんですかねぇ?」
と、まつだ氏が居るはずの客席後方を見るが、居なかったらしく。
創木「あれ…?」
小澤「あと、壱岱さんといえば、アロハシャツですね」
大谷「似合う…(笑)」
沖野「アロハシャツに短パン(笑)」


――ではここで皆さんには内緒だったんですが、演出のまつだ壱岱さんに登場していただきましょう!
役者陣慌てる中、まつだ氏登場、上杉氏を追いかけまわす。
客席<(笑)
なお、まつだ氏登場と共にBGMに大谷雅恵ソロ曲『killing My Caddy』がかかっている。
――まつださんから見て、この<我チーム>はどうでしたか?
まつだ「あんまり話ししてくれないんだ、この人たち…」
――今日はアロハに短パンではなく、ジャケットですが…。
まつだ氏は黒のジャケットの中に黒の『刻め、〜』物販Tシャツを着ている。
まつだ「これ、物販で売ってますんでよろしく」
――大谷さんが選んだ色のもあるんですよね?
大谷「メロン色にピンクのやつです。夏だから派手なのをね」
ヲタ<買ったよ〜!
と、客席からいくつかTシャツが掲げられる。
大谷「ありがとうございます!」
――それから、今かかっている曲なんですが…。
大谷「はい。私のソロ曲です。10月にCDになります。よろしくお願いします」
客席<拍手
――ライブもあるんですよね?
大谷「10月4日にライブがあります。詳しくはパンフレットの中に小さいチラシが入ってますんで、良かったら来て下さい!」
沖野・上杉両氏が「行くよ〜」といった感じで手を上げ、その輪に小澤氏も加わる。
――皆さん行かれるんですね。他に告知がある方はいらっしゃいますか?
沖野・上杉・創木各氏より次回出演舞台の告知。
沖野氏は年内だけであと6本くらい予定があるとか…!
創木「あと、ASSHとしては、11月に新宿のシアターブラッツで公演がありますんで、よろしくお願いします」
まつだ「まぁしいさんも出ますんで」
大谷「一日だけですけどね」
客席<おおお…!



――では、最後にご挨拶をお願いします。
小澤「えーと…」
共演者一同から、
「ちゃんと締めろ!」
との声がとぶ。
小澤「『100人連れて来い!』*1
客席<拍手
大谷「今日は当日券もキャンセル待ちだったとかで、本当にありがとうございます。また観に来られる方いらっしゃいますか?」
客席から挙手あり。
大谷「ありがとうございます。またお会い出来ることを楽しみにしています」
客席<拍手





創木希美殿主演映画『林檎酒哀歌』

 
 

*1:劇中の白狐丸のセリフ。