南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

『篤姫ナンバー1』

(『桜の聖地』よりつづき)


花見のあとは、電車で新宿へ。『篤姫ナンバー1』を鑑賞。

ミラノ3、ということはつまりかつての名画座ミラノ。数々の名作が上映されたところだ。
古ぼけたエレベーター、懐かしい感じのするロビー。
こちらが先にタイムスリップした気分…。
でも嫌いじゃない。


4ページのプログラム、300円也。



(以下上映中につき、ネタバレ制御機能作動中。あちこちで結構あらすじ説明されとりますが…)


予想以上にいい作品だった。
正直、大河ドラマ篤姫』と『JIN』のタイムスリップあたりから発想した安易な企画と思っていたが、さすがは小中和哉監督、うまいこと仕上げている。
ラストまで観ると、何故主人公が篤姫でなければならなかったかが納得出来るし、タイムスリップの要因もきれいにまとめた感じ。
ハロー!勢は篤姫役:石川梨華、タエ役:中澤裕子、アヤ役:吉澤ひとみとも無難に演じている。
とっきー殿は終始オイシイ役回り。
ほか、かつてのフットサルの宿敵:山崎裕太氏。佐藤寛子殿は痩せたなぁ。
友情と魔法のトランプ』のダンディ坂野氏。大石吾朗氏の支配人はハマリ役。
ママ役:秋本奈緒美殿。この人が唄っているのを久しぶりに見た。
つんく♂Pは全登場人物中、もっともなさけない役を自ら演じてたんですな。ご苦労様です。
また、同僚ホステス役には古川小夏村上東奈にわみきほ…というファミリーの姿も。
なるほど、ホステス役だとこういう人選になる。「森咲樹仙石みなみ…」じゃないわけだ。
ましてや、「能登有沙」なんてとんでもない。「この店未成年使ってるのか!」と通報される…(笑)
(もっとも史実じゃ篤姫の江戸行き時は17歳だったから…。当時は数え年で18だからまぁいいか)


惜しむらくは、ダンディ氏ととっきー殿のエピソード、もうちょっと伏線あればもっと面白かったのになぁ。