南アルプス天然少年団

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通りすがりの傍観者の足跡。

アップアップガールズ(仮)アプガ第二章(仮)大晦日イブイブイブ決戦〜CLUB CITTA’〜(12/28)追記

ライブの舞台裏を描いた『上々少女’s#104』より――。


年末年始の三大単独ライブ2戦目、
晦日ブイブイブ決戦の模様に密着!
2013年の集大成を見せるべく
アプガ史上最も過酷なステージに挑む!

http://mv.tv-asahi.co.jp/douga/uugirl/108

セットリスト

メンバーにセットリストが渡されたのは2013年11月30日。

M-1 イチバンガールズ!
M-2 マーブルヒーロー
M-3 Burn the fire!!
  自己紹介〜ラジオ体操
M-4 UPPER ROCK
M-5 サバイバルガールズ
  〜MC〜
M-6 ENJOY!! ENJO(Y)!!
M-7 なめんな!アシガール
M-8 ワイドルセブン
M-9 バレバレI LOVE YOU
M-10 虹色モザイク
M-11 リスペクトーキョー
M-12 アップアップタイフーン
M-13 チョッパー☆チョッパー
M-14 お願い魅惑のターゲット
M-15 アッパーカット!
  〜MC〜
M-16 Next Stage
  〜アンコールMC〜
M-17 年末アプガのリバースMix
M-18 サイリウム

(※これは本番当日のもので、当初のものとは多少変わっている)


その時のメンバーの反応は、
新井愛瞳「待って、待って、待って…!」
森咲樹「えっ? えっ? えっ?」
佐保明梨「な、な、ん?」
関根梓「10曲連続?」
古川小夏「でもほぼ11曲だよ」
佐藤綾乃「しかもそのあとさ、『Next Stage』(6分)だよ」
仙石みなみ「しかも見て! DJ Mix(20分40秒)アンコール!」


ジム

セットリストが渡された数日後にジム通いを開始。
この時に現在にまで至る(『上々少女’s』では準レギュラー化している)フィジカルトレーナー:足立光氏との付き合いが始まったらしい。
特集:『アップアップガールズ(仮)は一体何を目指しているんだっ!!』 〜中野サンプラザ公演に向けて意気上がるアプガのトレーニング現場に潜入〜 - CDJournal CDJ PUSH


■足立氏のアプガの印象。
・アイドルとして体力的にどうですか?
「率直に言うとある方だと思いますよ、今の時点では。ただだいぶ個人差は出てきていますけどね。個人差が出ないレベルっていうのはそんなにキツくないんですよ。限界に近づけば近づくほど個人差が出て来るんで。ライブにキレがあるようにしたいですね。動きにキレが出て来るような」
・トレーニングでセンスを感じたメンバーは?
「筋のいいコは関根さん。ペース配分が上手いんですよ。ミット叩いてるのを見てても。ペースが落ちないってことです。ずっと同じペースでいくってことですね。筋持久力も優れてるんでしょうね」
・「体力不足」と言われがちな新井は?
「あのコは筋力ないんですけど、バネがありそうな感じで、伸び率は一番あるかもしれないですね。ただ体力が基本的にないのか、(ジムに)入った瞬間から顔が青かったんで(笑) ちょっと心配ですけど」


新井「腹筋は3回しか出来ない…」
ところが意外なことに、佐保氏も腹筋で苦戦。
佐保「私破壊王なのに、全然活躍出来なくて…(凹)」
 〃「破壊王はこんなもんじゃねーよぉ!」


リハーサル

2013年12月27日、本番衣装で最後の通しリハーサル。
サウンドプロデューサー:michitomo氏の話。
「本番は環境違いますからね。ライトもあるし、お客さんの熱気とか諸々ありますから。体力的には確実にリハよりはしんどくなるでしょうから。そこできちっと今日と同じくらい決められたら、おお!ってなりますけどね」
「10曲連続、みんな笑顔のまま歌いきれるのか!? そこが見どころかなと」
「お客さんも体力勝負っていう…(笑)」


森「11曲繋ぎになってくると、あ、これヤバいなって。1回はいけるかもしれないけど2公演目、どんだけいけるんだろう?って恐怖がありました」
新井「(本番で心配なのは)DJ Mixですね。今回アプガ史上最長の20分なので」
 〃「ペース配分もしっかりしなきゃいけないし、でも一個一個全力を尽くしていきたいと思います」
 〃「2公演か…」


…と、他のメンバーが体力的な不安を吐露する中…。
仙石「史上最高に怖いです。私は迷子が怖い。私、四角いステージでも迷子になるじゃないですか」
 〃「ガチで私迷子になりそう。怖いんです、本当に」
体力よりも迷子が心配なのがこの人らしい。


竹中夏海先生のアドバイス
「体力はついたね。まだまだかもしれないけど。みんなの目指すところにはまだまだだと思うので。でも代官山の頃から比べたらめちゃくちゃ体力ついたと思った」
「なので自信持って動きまわってください」


本番5時間前

2013年12月28日、決戦当日。
会場入りして私服のまま早速ライブ会場を下見するメンバー。
客席内に設けられたお立ち台。
古川「高い…」
駆け上ってみる仙石。
観客との距離も体感。
新井「近っ!(笑)」


仙石「すごいです。私たちの単独でこんなステージを作っていただいたのが初めてなので、それはすごい嬉しいですね。今年1年の感謝の気持ちとかをみんなに直接伝えにいくぞっていう、今までで一番身近に感じるライブになると思います」
一方、佐藤殿は前日のリハーサル中に捻挫していた。
佐藤「そんなことよりも、今日12曲連続でやるんですけど、昨日計算したんです、夜帰って。何分ぶっ通しで踊るんだろう?って思ったら、なんと1時間超えですよ! 1時間水飲めないんですよ!」
(正確には12曲連続・55分30秒らしい)
森「ここ(M-5『サバイバルガールズ』とM-6『ENJOY!! ENJO(Y)!!』の間)の煽りが30秒くらいしかないんですよ。だからもう12曲連続なんですよ」


本番3時間前

本番衣装に着替えてリハーサル。
場内各所に散らばるメンバー。


佐保「階段とか台があると、昨日(リハ)と全然違いました。これ(上り下り)がすごい疲れて…」
関根「距離もそうなんですけど、上下運動がすごい激しくて、思ったよりも足に負担がかかることに気づいてしまって。今も膝痛いんですけど」
 〃「あとDJ Mixなんですけど、次、次、次って展開が早いじゃないですか。次何?次何?って考えながらやってるとメンバーも見えてこなくなるし、自分も次どこ行ったらいいか全然わからなくなっちゃって、いわゆるステージでパニック状態っていうのになります」


本番5分前

手を重ねて円陣。
佐藤「ホントに死んでしまうかもしれない(苦笑)」
新井「生きて帰ろう!」
佐保「このぬくもり忘れないよ」
古川「1年間ありがとう(泣) 救急車呼んどいてもらおう」
仙石「出し尽くしていきましょう!」


本編終了

「アンコール!」の声の中、通路で水分補給。
新井殿、クーラーボックスに手を預けて休息。
佐藤殿は捻挫している足をスタッフに冷やしてもらう。
マネ「行きますか!」
新井「さぁ、ここからまたライブの始まりです」
 〃「20分47秒…」
 〃「普通のインストアライブ1本分みたいな(笑) つらーい!」
関根「よしっ!あともう20分!」
メンバー「(苦笑)」
スタッフ「あと1曲!」
メンバー「あと1曲(笑)」


1公演目終了

想像以上の疲労感でメンバーから笑顔が消える。
新井「死ぬかと思った…」
佐藤「『アッパーカット!』くらいの時に壊れてもう爆笑だったんだけど(笑)」
(疲れてくるとニヤニヤがとまらなくなる人)
控え室で横になったり机に突っ伏すメンバー。
そんな中、佐藤殿は笑いっぱなし。極度の疲労から来るゲラゲラ。
佐藤「助けてー! お腹痛いよー!(笑)」


仙石「すっごいキツいハーフマラソンみたいな、なんかそういうスポーツの大会に出たような気分で」
古川「結構今日は怖い…。もうちょっといけるかなって思ったんですよ、1公演目に。この12曲はもう『UPPER ROCK』『サバイバルガールズ』からの『ENJOY!! ENJO(Y)!!』が既にキツくて…」


2公演目

2公演目本番直前。
マネージャー「みんな元気がなさすぎるんですよ、本番直前なのに。2回目って1回目より期待値が上がってるわけじゃん、そんなテンションで行かないで!」
と叱咤され、2公演目に臨む。
円陣から元気にステージへ。


本番中に佐藤殿は鼻血、関根殿の靴底が外れるアクシデントがあった。
その処置の舞台裏。


2公演目本編終了

放心状態のような新井殿。
佐保殿の唇の皮がむけている。
森殿、鼻の両脇に汗の水滴、思わず苦笑。
汗を拭く仙石殿。
屈伸運動をする古川殿。
佐藤殿、笑いっぱなし。


2公演目終了

森「死ななかった…」
古川殿、通路の椅子に横になる。
全員で肩くんで「生きてるー♪」
新井「頭に酸素が回らない…」
ハイタッチ会へ。


仙石「いやぁ生き返りました。…いや、“生き帰れ”ました。やりきりました、完全に…」

2ステージで270分
アプガが歌い踊った時間は約220分



――アップアップガールズ(仮)アプガ第二章(仮)大晦日ブイブイブ決戦、了――