チーマネ氏提供映像集
■『Girl’s Knight』はいずこ…
椎名宗之(『Rooftop』編集局長)「中野サンプラザからの“メロン記念日ラストメッセージ映像”もあるんですが、石井さんが来てからということで…。で、石井さんからとりあえずこれを預かって来たんですが…」
と、テーブル上の大量のテープ類を見せる。
加藤梅造(『Rooftop』編集部)「これ、DVで、しかも全部マスターなんですよ(笑)」
椎名「え〜と、『これが記念日』が赤坂BLITZにダイヤモンドホールにON AIR OSAKAに渋谷AX…。『メロンショー』のゲネ…。これなんかゲネなんでレアですね。あとは…」
と、ざっとラインナップを言う。
椎名「(客席に)何か見たいのあります?」
ヲタ<『Girl’s Knight 』!
メロンの初主演舞台だったのにDVD化されていない、今や幻の作品。
でもブログやグッズは残ってる…。
椎名氏、探すが、
椎名「う〜ん、『Girl’s Knight 』はないなぁ…」
結局、ヲタの希望で『ザ☆メロンショー』@渋谷公会堂(現・C.C.レモンホール。2004年12月)のゲネプロ映像を上映することに。
しかし、機械の操作をしていた梅造氏。
梅造「あれ…?」
椎名「画が出ないね」
どうやらテープが巻き戻っていなかったらしい。
梅造「そんな状態なんだ…(笑)」
『ザ☆メロンショー』ゲネプロ映像
メロン記念日コンサートツアー2004冬「ザ☆メロンショー!」
このライヴは、セカンドアルバム『THE 二枚目』が発売された直後で、アルバム収録曲初披露ということもあったが、クリスマスの時期ということもあって、大谷雅恵・柴田あゆみコンビによる『ぴったりしたいx'mas』(プッチモニ)と、斉藤瞳・村田めぐみコンビによる『聖なる鐘がひびく夜』(タンポポ)が印象深い。
石黒彩殿を敬愛する斉藤殿は嬉しかったことだろう。
テープが巻き戻り、上映開始。
引きの定点カメラの映像。
椎名「これ、スタッフの記録用で、DVDとかにする気のないやつなんですね。だからこんなに引いた画で…」
オープニングは当時の最新曲『シャンパンの恋』、続いてカップリングの『恋の仕組み。』。
MCの部分では、まるで客がいるかのように話したり煽ったりするメロンメンバー。
もちろん客席には人は誰も居ない…。
椎名「これ、シュールな映像だな…(笑)」
しかし、
斉藤「今日は盛り上がっていこうねーっ!」
に、
客席<おーっ!
と応えるロフトプラスワンのヲタ。
椎名「(笑)」
曲が始まれば当然の如く振りコピやら合いの手やら、サイリュウムを持ち出す人も現れ…、
楽しそうに一緒にノっている椎名編集局長でもあった。
そして、『初雪』。
『初雪』が終わったところでいったんテープを止める。
椎名「ゲネで、MCあんなにちゃんとやってるとは思いませんでしたね」
客席<爆笑
梅造「これ一種、我々で“供養”してるみたいなもんですよね(笑)」
椎名「今の、最後が『初雪』という、たいへんいい曲だったんですが、次は“初雪が降った時”の映像にしましょうか?」
客席<拍手
というわけで、『ファーストコンサート〜これが記念日〜』(2002年12月9日@赤坂BLITZ)の映像(引きの定点カメラ)。
『メロン記念日ファーストコンサート〜これが記念日〜』
■あの日、首都圏は豪雪だった
筆者、前日夜中まで仕事していて、昼過ぎに目覚めたら窓の外は真っ白。
電車も全部止まっていて、
(うそぉ〜!)
幸い、のち電車は復旧して、なんとか会場にたどり着くことは出来たわけだが、開場時間直前に、再び雪がどーっと降ってきて、
(こりゃ一生忘れられないライヴになるなぁ…)
と思ったものである。
あの日の会場外の映像はスタッフの誰か撮ってないのかな?
ライヴ映像も、当時『アイドルをさがせ!』(テレビ東京)が終了していて、その後継番組だった『ハロプロアワー』(フジテレビ)でも最終日(追加公演)の渋谷AXの映像しか流れなかったから、初めて見る映像。
ステージの背景などは「こんなだったけかな?」とか全然覚えてなかった。
■MC
そのかわり、MCの部分は結構覚えていて、
柴田「今日は初雪まで降っちゃって…、これが記念日!」
柴田「メイクでまず顔のほくろを消す大谷雅恵」
〃「寝る時に半目を開けて眠る村田めぐみ」
〃「相撲が大好きな斉藤瞳」
〃「普段着ふんどしでしょ?」
と、他のメンバーを面白おかしく紹介しておいて、自分だけは、
柴田「ぶどうゼリーがだ〜い好きな、柴田あゆみで〜す♪」
と、可愛く自己紹介するパターンだった。
椎名「なんか、柴田さんがあややみたいですね(笑)」
客席<(笑)
でも、こうして見ると、かなり棒読みだったんだな、当時は…。
以降のライヴでもあまり唄われていない『ふわふわふー』で盛り上がる客席。
『電話待っています』ではもう当然のように…。
そして、村田・大谷コンビの『良いメロン記念日・悪いメロン記念日・普通のメロン記念日』、
斉藤・柴田のダジャレ対決と続く。
■セクシーの神
また、観られて嬉しかったのは、ソロコーナー。
当時、まさかソロコーナーがあるとは思わなかったので、驚いたものだった。
柴田あゆみソロ(「柴田祭だよ〜」)『サマーれげぇ!レインボー』(7人祭)
斉藤瞳ソロ『幸せビーム!好き好きビーム!』(ハッピー7)
大谷雅恵ソロ『幸せですか?』(セクシー8)
村田めぐみソロ『よくある親子のセレナーデ』(ハッピー7・セクシー8・おどる11の共通カップリング曲。ライヴで唄われること自体が珍しい曲)
当然ながら、斉藤ソロ『幸せビーム〜』は、のちの舞台『友情と魔法のトランプ』での“半蔵門瞳バージョン”ではないんだけど、どうしてもあれを思い出してしまう…(笑)
あっ、そういえば…!
ファーストコンサートといえば、大雪ともうひとつは(?)、『さぁ!恋人になろう』の時に斉藤瞳殿の衣装の肩ひもがほどけて…という場面。
当時、
(さすがはセクシー担当…)
と、思ったものである(笑)
笑いの神ならぬ、セクシーの神がおりてきたのだな、と。
なお、これはのちに『musix!』(テレビ東京。2003年2月4日放送)でのトークコーナーで話題沸騰。
興味津々の男性共演者陣。
とくに清木場俊介氏(当時EXILE)であった…。
でも、残念ながら(?)、映像はその手前で一旦終了。
――つづけ――