南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

「アップアップガールズ(仮) 1st LIVE 代官山決戦(仮)」(9/2昼)その5・約束した未来の巻

さて、二大サプライズを発表したタワレコ新宿店:古木氏は、再びの「フルキ!」コールに送られて一旦退場。
ホッとしたメンバー一同ではあったが、古木氏はなぜかもう一度戻って来て、森咲樹殿に赤い封筒を渡して去っていく。
森「???」
どうやら、まだまだサプライズは続くらしい。
新井愛瞳「ヤダ!…ヤダ!」
と、またまたメンバーに恐慌が訪れる。
森「『一枚ずつ読んでね』って書いてある…」
他のメンバーも皆戦々恐々、というか半泣き状態。
森「一枚目、読むよ」
と、メンバーに覚悟(?)を促し、おそるおそる封筒の中の手紙を読み上げる。


森「『アップアップガールズ(仮)の皆さん、並びにファンの皆さんにお知らせです』」
以下各メンバー、リレー式に手紙を一枚ずつ読み上げていく。
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古川小夏「『このたび、アップアップガールズ(仮)は』…」
メンバー「何なの?何なの?」と、みんな泣き声。
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佐藤綾乃「『なんと!』」
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仙石みなみ「『まさかの!』」
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関根梓「『ビックリ!』」(←ほとんど泣き声)
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佐保明梨「『タワーレコードのアイドルレーベル、てぃーぱれっと…れこーど?…に、参加させていただくことになりました』?」


T-Palette Records


フロアからは雄叫びのような歓声。
しかし、ステージ上のメンバー大半は事態がよく飲み込めておらず、キョトンとした表情…。
仙石「何?…何?…」
古川「T-Paletteって知ってる! いいとこだよねぇ?」
近場の日帰り温泉みたいなものか…(笑)
しかし、手紙にはまだ続きがある。
新井「まだあと三枚あるよぉ…!(半泣き)」
と、続きを読み上げる。


新井「『なお、このことは先程登場したフルキさんもまだ知りませんでした』」
森「え? 古木さんも…???」
…ということは、古木氏よりもっと“上”の人が出て来るわけだ。
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打者一巡してトップへ。
森「『詳しくは、こちらの方よりご説明があります』」
メンバー「誰?…誰?…」
フロアからは早くも「社長だ!」「社長!社長!」の声が上がる。
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古川「『タワーレコード株式会社代表取締役社長:嶺脇育夫様、どうぞ!』」


大歓声の中、嶺脇社長登場。
着ているのは、白のアップアップガールズ(仮)イラスト(byナカG)Tシャツ
フロア、「いくお!」コール
コールに応える社長。
嶺脇「ありがとうございます」
古川「(フロアに)ちょっと、社長に何やらせてるんですか!(笑)」


嶺脇「どうも、タワーレコードの嶺脇です。ずっとハロー!が好きだったので、(ハロプロエッグ時代の)最初の渋谷の公演、『さるの刻』(第一回 ハロー!プロジェクト新人公演 〜さるの刻〜/〜とりの刻〜。2007年。@渋谷C.C.Lemonホール)とかの頃から見てました」
森「懐かしい〜! 新人公演ですよね?」
嶺脇「そう、新人公演です」
さすがは、「エッグを温めに行っている親鶏」(byガダルカナル・タカ)。
嶺脇「アップアップガールズ(仮)さんは昨年の夏から活動されてて、私も在宅系で見させていただいてたんですが…」
エッグから孵化してよちよち歩きを始めたひよこたちを陰ながら見守っていた、という親鶏。
嶺脇「ウチのレーベルも昨年夏頃から始めてちょうど一年くらいなんです。皆さんと同じ時期からなので、グループ名通り『上へ上へ』我々も行きたいということでご一緒できないかと思いまして、お声をかけさせていただいたわけなんですが…」
森「え? 社長からですか…!」
嶺脇「はい」
新井「あの…、本当に、本当に、本当に申し訳ないんですけど…、『てぃーぱれっと』っていうのは…?」
嶺脇「あー、わかんないですよね」
新井「すいません、田舎者なもので…」
嶺脇「たぶん森さんが知ってます」
と、その筋の専門家であるモリサキプレゼンター(『Rの法則』)にふる。
森「Negiccoさんとか…」
嶺脇「そうですね。しず風&絆〜KIZUNA〜とか、バニラビーンズとか…、LinQとか、lyrical schoolとか…。あえて古い名前は言いませんけど」
フロアから一部爆笑。詳しい説明は自粛させていただきます。
嶺脇「今5グループいまして、アイドルに特化したレーベルで…。あのー、つまり、とにかく、タワレコで全国展開決定ですから!」
メンバー(約一名を除いて)、ようやく事態を把握して、歓喜の声。
嶺脇「今までは新宿店の古木君が頑張っていましたが、これからは私がトップダウンでやります」
フロア<拍手&大歓声
森「つまり、全国のタワーレコードさんに私たちのCDを置いてもらえるってことですよね?」
嶺脇「そうです」
メンバー(約一名を除いて)、さらに歓喜の声。
新井「高崎にも来ますか? 高崎にも来ますか?」
嶺脇「もちろんです」
新井「ふわぁ〜!(半泣き)」
と、ここでようやく事態を把握出来た最後の一人…。
仙石「すいません、今、気づいた人が居るんですよ!(笑)」
ここで泣きだした佐藤殿。どうも仙石殿に教えてもらうまで、社長だと気づかなかったらしい。
嶺脇「(佐藤に)あ、どうも。タワーレコードの嶺脇です」
フロア<(笑)
佐藤「(泣きながら)よろしくお願いします…」
なお、関根殿は既に大泣き状態である。
嶺脇「こうして欲しいとかあります?」
古川「あのー、タワレコさんでリリースイベントなんかを…」
嶺脇「やってなかったでしたっけ?…あー、こないだ梅田店でやってました(全国行脚)けど、東京はなかったですね。お安いご用です!」
古川「『お安いご用』だって…! 社長、すごーい!」
この人が「社長、すごーい!」とか言ってると『篤姫ナンバー1』のホステス役みたいですが…(笑)
森「あとなんだろう…。なんか言っといた方がいいよね?(笑)」
と、メンバー、顔を見合わせる。
なんだか「三つの願いを叶えてやろう」みたいな案配になって参りました。
新井「あのー、タワレコさんのポスターに、隅っこでいいんで写真を載せていただけたら…」
森「AKBさんより大きいポスターを!」
嶺脇「(苦笑)」
メンバー「AKBさんよりも、アップアップガールズ(仮)をよろしくお願いしまーす!!」
一同、礼。
フロア<(笑)
嶺脇「リリースはまだ先になりますけど…。あと、六本木の2ndライブについても、我々も協力したいと思ってますので」
メンバー、さらに歓喜
メンバー一同「よろしくお願いします!」
と、礼。
スタッフから巻きが入っていて、社長、これにて退場しようとするが、
嶺脇「一個忘れてましたけど…」
と、引き返して来て、
嶺脇「T-Paletteはインディーズレーベルなので、(仮)は取れませんので」
メンバー、ちょっとガックリ(?)


社長退場後、「ちょっと整理しよう」ということで、まずは2nd単独ライブ決定の件。
といいつつ、口々に「六本木が…」「六本木で…」「12月15日が…」「六本木だ…」「1000人だよ…」と、ちっとも落ち着いていないメンバー。
ともあれ、
メンバー「決定しましたー!!!」
フロア<拍手&歓声
仙石「私、年内に1000人規模のライブがしたいと思ってたんですよ」
と、さすがにこういう時にまとめるのはやっぱり最年長の“リーダー(仮)”。
仙石「なので、15日といったら…、あと残り15日の年内で…」
ヲタ<“あと16日”だよっ!
そうでもなかった(笑)。12月は31日まである。
古川「滑り込みセーフだね」
仙石「さすが、アップアップしてるね!」
続いて、T-Palette Records参加の件。
新井「社長様から発表がありました」
と、ついさっき状況を理解した人。
森「すごいことだよー。だってNegiccoさんは10年活動してるんだよ。LinQさんはこの間イベントで1100人集めたんだよ。そこに入るんだよ。私たち、認められたってことだよ。嬉しいよー!」
フロア<拍手


ところで、ライブは進めなければならない。
仙石「このドキドキを胸に、次の曲を聴いてください。新曲で、今までやこれからの私たちの思いを唄った曲です」



20.Dateline

初披露。
歌詞に「あなたと約束した未来を」「ちゃんとしなきゃ…」「ここから始まる」というフレーズの入ったバラード。
初単独ライブを経て、ファンに対するアップアップガールズ(仮)の新たな決意表明ともいえる。



21.サイリウム
アンコールラストにふさわしい楽曲。



公演時間2時間半(16:30過ぎ終了)。
このあとちょっとした準備時間があり、フロア上手側にメンバーが登場して握手会が行われた。
整理番号はとくに関係なく、なんとなく行列が出来てその順番に。まぁ、高速なのはしょうがない。
こういう時はあらかじめ印象に残る一言だけを決めてやれ、というのが亡き祖父の教えである(嘘)。
筆者が外へ出ると、時刻は17:00過ぎ。
夜公演の開場時間(17:30)まであと30分ないではないか…!!!




――夜公演へ、つづけ――