ミスタージンギスカン氏の登場
■メロン記念日早くも復活？
時刻は3時半頃。
やはり打ち上げ会場から、今度はアップフロントワークス：橋本慎氏（モーニング娘。などハロプロ初期からのディレクター）が到着。
椎名（『Rooftop』編集局長）「“ミスタージンギスカン”こと、アップフロントワークスの橋本慎さんです！」
客席＜拍手
椎名「橋本さんには『Rooftop』では、『ジンギスカンだらけ』の時にお世話になりまして…」
椎名「それから、プラスワンとしては、太陽とシスコムーンの時にも出演していただきまして…」
橋本「いやいや…(笑)」
椎名「打ち上げどうですか？」
橋本「やってますよ、“都内某所”で」
石井（メロン記念日チーマネ）「あ、僕、さっき“新宿”ってバラしちゃいました」
橋本「あ、そうなんだ…(笑)」
石井「まだカラオケ大会やってますか？」
橋本「やってるやってる。メロン記念日、もう再結成してた(笑)」
客席＜爆笑
橋本「（客席に）カラオケ一曲目なんだったと思う？」
客席からいろいろと曲名があがるが、どれもはずれ。
橋本「『メロン記念日のテーマ』。斉藤と大谷で…(笑)」
客席＜(笑)
橋本「写真撮って来ようかと思ったんだけどさ、みんなあまりにもすっぴんなんでさ…(苦笑)。みんなの夢壊しちゃいけないだろ？」
客席＜(笑)
場内、橋本氏を囲んで三たび乾杯。
■チーマネ氏、打ち上げ会場へ
ここで石井氏が、大谷殿のサインを貰いに、再び打ち上げ会場に戻るべく退席。
椎名「メンバーにプレゼント渡しそびれてる方います？もしいらっしゃれば、石井さん、あのポストに入れて持っていくそうなんですが…」
客席＜(笑)
やがて石井氏、ヲタよりポストを抱えて退場。
椎名「石井さんにもう一度大きな拍手を！」
客席＜拍手
ミスタージンギスカン氏とメロン記念日
■ハロプロ亜流・メロン記念日
椎名「橋本さんはメロンの解散を聞いた時はどう思われました？」
橋本「聞いた時はびっくりしたね。“ロック化計画”やって、いい時だったから…。（客席に）みんなわかってると思うけど、メロンはハロプロの中じゃ“亜流”よ。本流じゃない。でも、“亜流”だったから、メンバーチェンジもなく、10年やってこれたんだと思う」
■育成選手・メロン記念日
橋本「メロンと最初に会ったのは、モーニング娘。が『LOVEマシーン』のカップリングの『21世紀』を録っている時で、そのスタジオに来たのね。その時に軽くテストして、つんく♂と見たんだけど、リズム感がひどくてね…(笑)」
客席＜(笑)
橋本「和田（和田薫氏。現・ハーモニープロモーション社長）は知ってるよね？ 当時、モーニング娘。のマネージャーだった」
客席＜あー
橋本「和田も一緒に見てて、『後藤は松坂*1、メロンはドラフト外』って…。今でいう育成選手だよね。やっぱ、後藤真希は凄かったんですよ。『これで俺たち10年食える♪』って思ったもん(笑)」
客席＜(笑)
橋本「あと、そのあと入って来た松浦亜弥。この二人は凄かった…。ま、ホントに10年食えてるんだけど(笑)」
客席＜(笑)
■『甘いあなたの味』
橋本「歌がひどくて、音程もズレてて、もう技術を駆使！(笑)」
客席＜(笑)
橋本「当時、プロトゥールス（Pro Tools）とかいろいろと新しい機械が入って、レコーディングの技術が飛躍的に上がったのもあったんだけど*2」
客席＜へぇ〜
橋本「あと、当時、斉藤は“おっぱい星人”って呼ばれててね(笑)」
客席＜爆笑
橋本「胸っていうか全体的にプルンプルンしてた(笑)。今は痩せたけどね」
椎名「そうなんですよね。僕、斉藤さんに会うと『細いなぁ〜』って思いますもん」
橋本「背、小さいしね」
■『告白記念日』
橋本「『甘いあなたの味』が売れなくて、『どうする？』ってなって、『ヅラかぶせりゃいいじゃん♪』って…」
客席＜(笑)
橋本「そしたら、どれが誰だかわかんなくなっちゃった…(笑)」
客席＜爆笑
橋本「あと、モーニング娘。が『モーニングコーヒー』だったから、メロン記念日だから『告白記念日』って…(笑)」
客席＜(笑)
橋本「曲は河野伸…、今や劇伴（ドラマの音楽）の巨匠だけど…、彼のアレンジでいい曲だったんだけどね」
橋本「『メロン記念日って名前もどうなの？』って話もした。メロン記念日は実際にあるか調べたり…。『メロン』って付けたのは思いつきだったと思う」
■『電話待っています』
橋本「『電話待っています』をつんく♂が持ってきた時は、『山口百恵だ！』って思った。アレンジが船山基紀さん。歌謡曲の大物なんですよ。イントロが♪ジャーンジャージャーン♪って、『赤いシリーズ』のイメージでね」
■『This is 運命』
橋本「当時、つんく♂と一緒にやってて、音楽的に一番楽しかったのは太シスなんですよ。なんで、つんく♂忙しいから、『誰か別な人居ない？』って相談したら、つんく♂が新堂敦士を連れて来たの。大阪以来の仲間だよね。で、曲書かせたら『運命』の原型が出来たの。ハロプロになかった8ビートのロックをやりたかった。でも、ただのロックじゃつまらないから、間奏のパンパンパン…って3拍子入れたの」
客席＜あー
橋本「あれでメンバーもアイドルアイドルしたのからはじけることを知ったんだと思う。『運命』は大きな転換だった…。あれがなかったら10年続かなかったと思う」
■『さぁ！恋人になろう』
橋本「あれ、最初タイトル違ったでしょ？」
客席＜（うなずく）
橋本「最初は『愛のボタンを連打連打』で…。当時、ソースネクストのCMで『連打連打』ってやっててさ…」
客席＜あー！
橋本「だからパクリだと思われるのがイヤだったの」
客席＜(笑)
橋本「『連打〜♪連打〜♪』のとこや『恋人に…（一拍おいて）なろ〜うよ〜♪』のとこなんかは、みんなのノりを期待して…。うまくいって、みんなノってくれたんで嬉しかった(笑)」
■『香水』
橋本「俺、関わってないんだけど、『香水』はつんく♂ワークのベスト3に入る作品だよ」
■『お願い魅惑のターゲット』
橋本「『ターゲット』は俺が見つけたの。…って、俺の手柄？(笑)」
客席＜(笑)
橋本「サンプルの曲がいっぱいあってね。田中秀典さん、どっちかっていうと、今は作詞の方をやってるらしいんだけど…。最初はもっとテンポの遅い曲でね。で、上田ケンジ（現・健司）さんが歌詞書きたいって言ってくれて…。当時乱射事件があったんで、『撃って、撃って♪』のところが会社で問題になりかかったんだけど、『インディーズだから…』って言って、なんとかなった(笑)」
客席＜(笑)
■ミスタージンギスカン氏、メロン記念日を語る
橋本「メロンはモーニング娘。の妹分としてデビューしたけど、妹にはなれなかった…。かろうじて“姪”だよ(笑)。でも、メロンはメロンの道を突き進めばよかったんでね、楽しかった」
〃「メロンにはモーニングと違って『前へ前へ』っていうのが居ないのよ。モーニングだったら安倍なつみみたいに『我こそは！』ってタイプが居ない。仮に四人がモーニングに入ってたら埋もれてたと思う」
橋本「逆に皆さんがなんでメロンにハマったのか今日は聞きたかったの。モッシュとかダイブとか、なんでそういう気持ちになったのか？ どうしてメロンなの？ たぶんここに居る人は、今のモーニングやべリキューには興味ないと思うんだ」
客席＜…
橋本「今、アップフロントはスマイレージに必死なんだけどね(笑)」
客席＜爆笑
橋本「熱く愛する気持ちが違うんだよね」
