南アルプス天然少年団

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通りすがりの傍観者の足跡。

モーニング娘。1期メンバーイベント『M。−1 ペンタゴン・トライアングル』SP追加公演・感想

「11月30日」という日が特別な意味を持っているのは、事実上ハロプロが始まった日だからだ。
平家みちよ(現・みちよ)殿一人だけのデビューだったら合同ファンクラブとしてのハロー!は出来ていない。


三年前の11月30日、『愛の種』完売10周年のイベントに参戦した時、その日欠席だった飯田圭織殿を含めた三人でのステージをいつの日にか観たいと思っていたので、今回のイベント、しかも『ウソつきあんた』『どうにかして土曜日』付き、というのは嬉しかった。
平日、横浜開催ということもあって条件の厳しい中、それでも各地から駆けつけたヲタさんたちも皆思いは同じだったはず。
実は、筆者は二次募集でのチケット確保組。
最初は仕事のあとじゃ間に合わないと思っていたので不参加のつもりだったのが、よくよく計算してみたら開演にはギリギリ間に合うとわかって参戦を決めた次第。
いやぁ、行って良かった。


そりゃ、贅沢を言えば“五人揃って”なんだけど…。
五人並んじゃったら、泣き出すのは斉藤瞳殿だけではないはず…(笑)*1



イベントじたいは三人からの感謝の気持ちで溢れていた。
印象的だったのは、ステージ上での握手会の時のこと。
中澤殿と握手しながら言葉を交わしていたヲタさんが、おなじみ“握手会がスムーズに進行するようにヲタさんたちにきちんと進んでもらう係”の人に促されているにも関わらず、しかし中澤殿の方が手をなかなか離さない、という光景が何度か見えた。



そして、いよいよ発表となったOGツアー。
そりゃ観たいとは思っていたものの、それって一種の“禁じ手”なんだろうなぁ…と思っていた。
でも観たかったわけで。
安倍なつみ殿が、
「あるアーティストさんのライブを観て…」(確か「外国の…」と言っていたと思う)
と言っていたのを見て、ふと思ったのは、三人が言い出したのが昨年ということで、昨年秋の太陽とシスコムーンの再結成ライブの影響もあったんじゃないかという気がする。
あの日の会場(2009年10月4日@club asia P)にこの三人は揃って居たし、自分たち発信で開催にこぎ着けた…というのもちょっと似ている。
もちろん、徒手空拳で始めた太シスに比べて、彼女たちは事務所に守られているし、その難易度は大きく異なっていたと思う。
太シスの場合、「果たしてUFA稲葉貴子を貸してくれるのか?」というのが最初の関門だったそうである)
だからこそ、太シスに出来て自分たちに出来ないはずはない、と思うのは当然だと思うし、自分たちも成長した姿を見せたいと思うのも自然な流れだろう。
それに“あの頃”には出来なくて、今なら出きることは山ほどあるはず。
太シスの、あの手作り感に満ちたライブは、大人だからこそ出来る幸福なステージだった。
このことは、やはりあの日の会場に居たメロン記念日勢にもいえるわけで、大谷雅恵殿の言う「いつの日にか成長した四人でまたステージに立ちたい…」というのも、太シスの再結成ライブあってのものだと思う。
だから今回のOGツアー決定は、メロン記念日の再結成ライブへの道をも後押ししてくれている、という風に受け止めたい。
それにしても、今年五月にメロン解散ライブをやった中野サンプラザで、来年五月にはモーニング娘。OG再結成ライブが観られるとは…。



さて、来春。
既に三人の中ではセットリストを含めて妄想が始まっているらしい。
とりあえず筆者には、関係者席で新垣里沙殿と斉藤瞳殿が泣いているのが目に浮かぶわけであるが…。




――モーニング娘。1期メンバーイベント『M。−1 ペンタゴン・トライアングル』SP追加公演、了――
 
 

*1:昨年のエルダ―組卒業時のハロコン、楽屋を訪ねて来た石黒彩福田明日香殿を含めた五人で写真を撮っていると、それを観ていた斉藤瞳殿が「すごい、すごい…」と呟きながら泣いていた…というエピソード。『LAST MELON GREETING』にて安倍なつみ談。