南アルプス天然少年団

南アルプス天然少年団

通りすがりの傍観者の足跡。

『上々少女’s#93』 聖地横浜BLITZ舞台裏・開演前編

横浜BLITZ THE FINAL」THE ポッシボー×アップアップガールズ(仮)
ハロプロエッグ出身の(仮)メンバーにとって聖地の横浜BLITZ
閉館直前のステージにかつての仲間であるTHE ポッシボーと…
大盛況の中迎えたラストにあのわがままボディが緊急参戦!

http://mv.tv-asahi.co.jp/douga/uugirl/94

まさかの横浜BLITZ3回目

9月10日 都内某所

仙石・古川・佐藤・佐保が居る。

新曲レコーディング後のメンバーのもとに
颯爽と現れたマネージャー

何やらメンバーにお知らせがあるそうで…

4人並んで座る。
マネージャー「レコーディングお疲れさまでした」
4人「お疲れさまでした」
マネージャー「今日はひとつお知らせがあります」


その時の動画↓

<サプライズ(1)>
ハロプロエッグ(研修生)時代の同期
THE ポッシボー”との対バンライブ決定

<サプライズ(2)>
10日前に単独ライブをした“横浜BLITZ”で開催

<サプライズ(3)>
横浜BLITZが閉館する1週間前に開催

※今年の4月と8月の単独ライブでも
“最後”のつもりで立っていたメンバー

正真正銘、これが最後の<横浜BLITZ>

10月7日 朝

新高島駅前、集合。
仙石・古川・佐藤・関根・新井。

※森と佐保はのちほど参戦

横浜BLITZへと向かう。
上々スタッフ「おはようございます!」
5人「おはようございまーす!」
新井愛瞳「晴れた♪」
上々「晴れましたねぇ」
新井「横ブリの日、全部晴れてる!」
関根梓「台風って心配されてたのに…」
上々「1ヶ月ちょっと前にもここ来ましたけど」
新井「来たね」
上々「いよいよ…、ホントに人生最後かもしれないですね」
古川小夏「“かもしれない”じゃなくて、最後です!」
上々「もう一回あるかもしれないですよ(笑)」
新井「いやいやいや…」
古川「“あさって”みたいな(笑)」
上々「単独じゃなくて対バンですね。燃えてますか?」
新井「燃えてます!」
古川「緊張もしてます。ポッシと一緒に練習出来てないから」
上々「古川さんてポッシメンバーとはエッグ時代から…」
古川「推し?…あ、ポッシ(笑) あたしの推しメン誰だっけな?って考えちゃった…(笑)」
新井「ロビンちゃんでしょ」
古川「仲いいですよ。歳も近いし。同じチームだったんですよ、元々が。エッグに入った時が、高学年者、中学年者、小学年者みたいな感じで分かれてて、その中学年者、真ん中のチームだったんですけど、一番メンバーが多くて、小夏の歳とモリサキの歳しか居なかった…」

それは…

古川「…2歳分しか居なくて、歳が近いから超仲良かったの♪」

幼い彼女たちに訪れた…

上々「エッグ2年くらいやった頃にポッシボー結成したんですよね? 1年…?」
古川「2年…。1年はないですね。もっといたと思う」

大きな分かれ道

三度目の姉妹喧嘩

エッグ時代、過去の対バン、横浜BLITZ楽屋の映像がフラッシュバック。
古川「正直、複雑な気持ちではありましたね。置いていかれた方と先にデビューした方が同じステージに立ってんだから…」

年に一度の、同期対バン

岡田ロビン翔子「アップアップが出来たってのは知ってたんですけど、あんまり会ったことなくて、『おー、久しぶり』って。私的にはバチバチ感よりは一緒に出来るっていう…」

選ばれた卵たち

森咲樹「最初1回目やる時はちょっと複雑でしたね。ロビンとかも普通に仲いいですし、ごとぅーとかも同い年なんで仲良しなんですけど、でもなんかポッシとやるって言うのはなんか複雑で…」

選ばれなかった卵たち

佐保明梨「ホントに、対抗心しかなかったですよ…」
森「まー、言うても同期なわけですよ。始めたスタートは同じなので…。負けたくないってのはありますね」
ロビン「最初はアップアップが自分たちの曲が1曲しかないかで、私たちの曲だけをコラボして…」
森「怖かったです、1回目は…。まだ全然オリジナル曲もなかったし。キャリアの差が違うから比べてほしくないってのはあったんですよ」
橋本愛奈「でも2回目の時はアップアップ、曲が増えてたりしたので…」
ロビン「1回目の時より、“アップアップガールズです!”みたいな色が出てたから、アップアップの勢いをすごい感じて、楽屋で『ポッシ、今日ヤバいよ!』みたいな…(笑)」
古川「一番わかりやすくライバル心を燃やしていいタイプ。私たちは言ってしまえばクビって形だけど、向こうは卒業って形で、グループを組む形で卒業。それってすごい羨ましかったし、悔しかったし…」

どちらの道にも「挫折」がある

ロビン「…全然ありました。次の人生もちょっと考えた時もありましたよ(苦笑) あったけど…!」
橋本「でもここで変わんなかったら、きっと変われないなって思ったし…」

どちらの道にも「未来」がある

橋本「この2年、今まで活動した中で一番みんなで何回も話し合ったりとか…」
古川「自分たちが1回落ちこぼれてクビになったりとかしたけど、同じステージに立てるようになったってのは誇りにしていいことだと思うし…」

2つの道が交わる場所

横浜BLITZ外観――。
ステージに掲げられた『ポ(仮) 20070826-20131007』の幕。
ロビン「大きく思い出に残ってるのは、新人公演でみんなで立った時の印象がずっと残ってるので…」
古川「一緒に立ったことは1回しかないんですけど、でも向こうがエッグを正式に卒業する場所もあそこだったし、それに私たちが向こうに置いてかれて下積みを積んでた場所でもあるし…」

閉館一週間前の<横浜BLITZ

横浜BLITZ THE FINAL
THE ポッシボー × アップアップガールズ(仮)
「聖地 横浜BLITZ

リハーサル

アプガ、横ブリ到着。
出迎えるスタッフに、
アプガ「おはようございまーす!」
新井「ただいまー! 横ブリー!」
建物内に入って、ポッシボーの控え室を覗く。
アプガ「おはようございまーす!」

先に会場入りしているポッシボーにご挨拶

ポッシ、ポ(仮)Tシャツに着替えて柔軟運動中。

早速コラボ曲の打ち合わせ

ロビン「…サビ以外クラップでいこうかと思って…」
仙石みなみ「いいねぇー♪」
ロビン「背の順でもなんでもいいから、一列に並ぶの決めといてもらっていい?」
古川「OK!」
新井「いいなー、ウチらもあのTシャツ(ポ(仮)T)着たい」
ロビン「あとで(フォーメーション)確認しよ!」
古川「もちろんです。よろしくお願いします」


アプガ、自分たちの控え室へ。
楽屋に用意されているポ(仮)Tシャツ。
古川「ポカリ買ってくればよかった(笑)」
Tシャツを広げる新井、胸のところに『ポ(仮) 20070826-20131007』。
新井「2007年8月26日って(横浜BLITZで)新人公演やった日だよね…」*1

<横浜BLITZで経験したステージ>
研修生時代 2007-2010年 / 計10回
アプガになってから 2013年 / 計3回

ポッシボーからリハーサル開始

1曲目から。
ロビン「このあいだの単独ライブで横浜BLITZ最後だと思ってやってたので、ポッシボーのツアーの。なので、もう一度横浜BLITZに立てるっていうのと、それがアプガと立てるっていうのが、同じエッグとしてはこみ上げるものっていうか…。バチバチすると思うけど、私としては最後みんなでいいライブにしたいなってのがありますね」


一方、仙石は楽屋通路でポッシボーのサインを見つける。
上々「よく見つけましたね(笑)」
仙石「今日はヤバいですよ。さまざまな思い出のある、涙も笑顔も詰まった会場が…、最後ですからね」
――最後の新人公演、白サイリウム祭の時の映像――。
仙石「駅からテンション上がってたんですけど、また来れたと思って。でも今度はホントの最後…」
すると、関根が唄いながらカメラに乱入。
仙石「おーい!(笑) …3度目の正直で…、ちょっと今、小悪魔さんが乱入しましたけど…」
後ろで手を振っている関根。
仙石「まだ居るし!(笑)」

妙にテンションの高い 小悪魔セキネ

控え室で歌を唄いまくっている。
佐藤綾乃「(爆笑)」
関根「(カメラに)ちょっと! 今日から(踊りに)少しずつ参加ですよ! テンション上がってきましたー♪」

前回の横浜BLITZで 左足を痛めた関根でしたが…

8/31のアプガ単独@横浜BLITZ
――関根が足を痛めた瞬間の映像――。
『アッパーカット!』のダンス中にバランスを崩す。
アンコール前、楽屋で応急処置がとられる。

あの日以来 足は使わず上半身だけの振りで頑張っていたが
今日から何曲か フォーメーションの動きに復帰

アプガ、階段で集まってコラボ曲『全力バンザーイ!My Glory!』の練習。

そんな張り切っている関根のライバルは?

関根「歌声が好きなのはごとぅーなんですけど、負けられないのははしもん。一番最後にやった対バンの時に『出る杭は打つ』と言われて…」

1年前

橋本「個人的に“つぶさなきゃ”と思ったのはせっきーです」
ロビン「(爆笑)」
橋本「歌うまいなと思って」
古川「ウチのエースに何言ってるのよ(笑)」
橋本「エースは最初から…(ハンマーで打ちまくる仕草)」
アプガポッシ「(爆笑)」
関根「怖いよー(笑)」


関根「来ないでくれと言われたので(笑) 負けたくないですね」
上々「(橋本は)声量ありますよね」
関根「あります、あります」
リハへ向かうアプガ。
ステージ袖でポッシはポ(仮)Tに下だけ本番衣装のスカート。
新井「(衣装)いいなぁ。フワフワ・モコモコやん!」
そのフワフワ・モコモコの間を通ってステージへ向かうアプガ。


橋本「いつもアップアップガールズのみんなは、いい意味でポッシボーをライバル視してくれている気がするので、アップアップガールズに会うと、よりさらに、もっと頑張んなきゃいけないとか…。ポッシボーと全然色の違うグループなので。気合いを分けてもらうというか、闘争心を燃やしてくれるようなグループだなって思いますね」
 〃「(ポッシボーは)気持ちはあるんですけど、なんかそれを表に出すのがちょっと恥ずかしいみたいな、そういう面が多いメンバーが集まってるので。周りの人にもよく『ポッシボー、余裕ぶってるよね』って言われることも多いので。ホントは全然そんなことなくて、余裕も全然ないし、緊張してたりとか、“頑張んなきゃ、メラメラ”ってしてるんですけど、あまり表に出せないというか…」


ポッシボーのリハを客席で見学するアプガ。
古川「向こうは、こっちは“1回落ちこぼれてあとから出てるから絶対負けられない”って思うだろうし、こっちはこっちで“先にデビューされてるから絶対に負けたくない”っていう、お互いがライバル視していい理由があるじゃないですか。だから正々堂々と言えるんですよ。それがやりやすいなって思いますね。気も使わないし、余計切磋琢磨みたいなそういうのが、いい勉強になるんだと思います」

佐保も合流して ポッシボーとコラボ曲のリハーサル

アプガ「おはようございまーす! よろしくお願いしまーす!」
と、スタッフに挨拶。ポッシボーと立ち位置などを確認していると、遅れて森も合流。
森「すいません、おはようございます! よろしくお願いします!」

森もギリギリセーフで合流

コラボ曲『アッパーカット!』のリハ。


森「今日で3回目ですけど、エッグの頃にやった横浜BLITZで、研修生時代に一緒に頑張ってたメンバーと一緒に立てるので。あと今日思い入れが強いのは、ポッシに思い入れがあるっていうか、ポッシが出来る前は、今のポッシのロビンとごとぅー以外のメンバーと時東ぁみさんのコンサートに出たりしたんですよ、一緒に。で、なんか私、若干“ポッシ0期”みたいになった時があったので…、もしかしたらですよ、森ティもポッシに居たかもしれないっていう過去があったので、ちょっとポッシには思い入れが強くて…」


コラボリハ終わり、ポッシボー去って、アプガのみのリハへ。
ロビン「アプガを見てると、すっごい元気だなって思います。挨拶から、見習わなきゃなって思います。リハとか見てるとダンスとか全然ポッシ負けてるなって思うし、モニター越しに見てヤバいなって思って、今、リハ見て来たんですよ、一人で(笑) やっぱ小夏とかすごいし、なんかガツガツしてて…」


リスペクトーキョー』のリハ。
橋本「お互いにこうそれぞれの場所である程度経験をさせてもらって、登ってきての久々の対バンなので、お互いのいいところをどんどん見せ合って切磋琢磨出来たらいいなっていう風に思います。アップアップガールズ、キレが良くって、ポッシにないいいところすごい持ってるなって思うので、頑張んないとなって思いました。素直に(笑)」

続いて 壁の記念サインについて
インタビューしていると…

THE ポッシボーのサインについてインタビューを受けている橋本の前に、突然古川がヌッと顔を突き出す。
橋本「こなっちゃんっ…!(爆笑)」
古川「(カメラに)今日は泣かないっ!(笑)」
上々「(橋本に)でんぐり返ししますよ、ライブ終わったら」
橋本「ええーっ!?」
古川「全てが終わったらここで3回でんぐり返しする!」

前回の横浜BLITZ単独ライブ終了後

同じ場所でボイトレの杉浦良美先生と抱き合う関根。
「小夏は?」「まだ泣いてる?」
新井「古川さん、先生と抱きつきな!」
すると古川、廊下ででんぐり返ししてから杉浦先生に抱きつく。
杉浦「なんだそれ!(笑)」
古川「ちょっとでも横浜BLITZを体感したい!(笑)」


古川「全てが終わったらここで3回でんぐり返しする! 今日も目標だから!」
上々「(橋本に)付き合ってやってください(笑)」
橋本「マジですか?」
古川「一緒にやる?」
橋本「ちょっと痛そうだからなぁ、でも…。床だし…」
古川「ここででんぐり返し出来るのは今日が最後だからね!」
橋本「そうだね…。ちょっと考えておきます(笑) 即答は出来ないですけど、考えておきます(笑)」




――つづけ――
 
 

*1:2007年8月26日、『2007 ハロー!プロジェクト新人公演 8月 〜横浜で会いましょう〜』。関根梓欠席。