南アルプス天然少年団

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通りすがりの傍観者の足跡。

ドリームモーニング娘。スペシャルLIVE2012日本武道館〜第一章終幕 「勇者タチ、集合セヨ」〜(3/10)・感想


このコンサートタイトルが発表されてから、ずっと気になっていたこと。
“勇者タチ”とは何か。
その定義は…?
その答えは意外なことに現役メンバーが教えてくれることとなった。
それは、人生を10割楽しんでいる人々のことであったのだ。
譜久村聖殿、ありがとう。


さて、第一章終幕となったわけであるが、ドリームモーニング娘。、何年かに一度でいいから現れてほしい。
奇しくも後藤真希殿が「完成形」という言葉を使っていたが、懐古趣味などではない、さらなる進化形を求めることも出来るはず。


このドリームモーニング娘。というもの、そもそもがメンバー発信であったことが特筆される。
結果的に、この2011-2012年という時期にやったことの意義は、震災後のエンターテイメントの役割、アイドル戦国時代と言われる中でと、いろんな意味で大きかったと思う。
後輩たちへの刺激だったり援護射撃になったのも確かだと思う。
あちこちのニュースでは石黒彩後藤真希辻希美、といった久しぶりに共演したOG勢ばかり取り上げられていたきらいがあるが、現役モーニング娘。と共演したことも大きい。
1期から10期まで、各期最低一人は居るという状態で揃って同じステージに上がったのは史上初。
中澤裕子38歳から工藤遥12歳まで…。
そのいびつなまとまりこそがハロプロの醍醐味だったじゃないか。
道重さゆみ「私たちが居るのも先輩たちのおかげ」→中澤裕子「現役が頑張ってるからこそ、私たちも頑張れる」の応酬。
現役もしっかりドリムスに援護射撃を行っていたのだ、ということを改めて思い知らされた。
現役『恋愛ハンター』のパフォーマンスは良かったし、9期10期のMCは「大先輩たちに失礼があってはならない…」という気持ちが強すぎたのか、ものの見事に…(笑)
いやいや、彼女たちはまだまだ完成なんてしなくていいんだぞ。進化形でいい。
あれで現役モーニング娘。に興味を持った人は少なくないはずだ。
このステージに共に立った現役のモーニング娘。はもとより、客席で観ていたメンバーが今後どういう進化を遂げていくかもまた見ものである。


だからまた何年か先でもいいから、第二章を是非とも観たい。
その時、現役のメンバーがどういう進化を遂げているかも観たいから。


まぁ、これだけ楽しいライブをやったんだから、どうせまたやりたくなるだろうとは思うけど。




――ドリームモーニング娘。スペシャルLIVE2012日本武道館〜第一章終幕 「勇者タチ、集合セヨ」〜、了――